フィルムで撮った写真がいくつかあるので小出しにしていきたいと思います。
前回はF5がちゃんと動くのかをテストしただけでしたが、次はF5の性能がいかほどかを見てみました。
今回はニコンF5+フジカラー100を使って夜景などを撮ったときのネガから、
↓これは昨年末に四日市の工場夜景撮影MTGのときに撮った写真です。
デジタルカメラで夜景を撮るとこのような感じですが、ではネガフィルムで撮るとどんな風に写るのか?
それが気になって、F5を持って四日市に行きました(もう何か月も前の話ですが)
そして撮れた写真がこちら、
現像から上がってきたこの写真を見て驚きました!
色味は違いますが、デジタルと同じように鮮明に光景を残せています!
ただしデジタルと違ってピントの追い込みをファインダーで行わなければならないので、ピント合わせが大変でした。
上の写真は手前のボートにピンが来ている感じです。
その結果、背景の工場の光が拡散されていい感じになっている気もします。
ちなみに今回撮った夜景写真は
絞り優先オートで撮りました。
これ凄いことだと思うのですが、F5はフィルムカメラですが、光の少ない夜景撮影でも正確な測光ができていたのです。
正確な数値は忘れてしまいましたが、1秒~10秒といった長時間露光でも失敗写真を一枚も出していなかったのです。
F5の性能、信頼性の高さを思い知らされました。
MTGのときはDfで撮っていましたが、フィルムで撮るとまた違った画になって面白いですね。
フィルムの特徴なのか、黒くなるべき部分や、LEDの白い光が青緑っぽく被っていますね。
これは赤色のフィルターを付ければ補正できるのでしょうか?
次はそういうところも試したいところです。
上の写真は50mmで撮っていますが、次はニーニーで撮った写真です。
200mmだと切り取った感じの撮り方になります。
元データをPCのモニターで見てみると、なかなか精密に描写されているのがわかります。
フィルムにおいても、ニーニーの画質をF5が引き出しているように感じました。
ちなみにピント合わせはほぼAFです。
F5は前モデルのF~F4、F6に比べるとファインダーがあまりよくないようですが(他が良すぎる)
しかし、F5には正確なAF性能があるので、もうそこはF5を信じてAFでピントを合わせました。
その結果、この低照度でも驚きの合焦率でした。
最後にトキナーの魚眼レンズでも撮りました。
これまた面白い写真です。
長時間露光らくし、煙突の煙や雲の流れがしっかり表現できています。
この撮影をやってみて、デジタルもフィルムも同じなんだなぁ~と感じさせれらました。
うって変わって今度は3月の大井川鐵道。
家山のサクラとSLを撮りに行きましたが、その時に次いで程度にF5も使っていました。
桜並木をニーニーで撮った一枚です。
ネガフィルムでもカメラ&レンズの性能がよければシャープな写真が撮れますね。
田野口駅の花壇に咲いたチューリップ。
ネガフィルムは赤色が特徴的に写りますね。
Df+200mmでSLを狙った後に、F5に持ち変えて撮ったSL。
「さくら」のマークを掲げていながらチューリップとコラボするという、、、
しかしここのチューリップがとても綺麗だったのです。
とっさに撮った割にはよく撮れたと思います。
その後、別の場所へ移動してトキナーサンヨンで撮った近鉄。
ちょっと流し撮りしてみた写真です。
4枚連写して、いちばんピントが合っていたものを選びました。
車内の様子まで見えますね。
しかしフィルムで4枚連写というのはかなり勇気のいる行為であります(笑)
昔の人はおいそれとトライ&エラーできなかったでしょうから、流し撮りをマスターするのはかなり大変だったのでしょうね(しかもマニュアルフォーカスで)
どんな感じに撮ったかなんて現像のときには忘れているでしょうから、、、
その後、、、
近所の公園で終わりかけの桜を撮りました。
これはケンコーのミラーレンズ(400mmF8)で撮りました。
フィルムでミラーレンズを使うとどう写るのだろう?と思ったのですが、しっかりリング状のボケが出ていますね。
ただ難しいのが、ファインダーで見ただけではボケの形がどんな風かはわからないのです。
デジタルなら撮って確認できますが、フィルムはその場で確認ということができないので、イマジネーションを働かせながら撮る必要があります。
新緑のモミジに、サクラの花びらが乗っかっています。
何だか可愛らしい光景だったので撮りました。
ということで、フジカラー100 36枚撮りフィルムの中から何枚か上げてみました。
夜景、走っている列車、リングボケ、 成功しているかは撮り終わって現像から帰ってきたネガを見て初めて分かります。
これがデジタルとは違ったフィルムの醍醐味ですね。
今回はどれもうまいこと撮れていました。
これもひとえに”F5”の性能あってのことだと思います。
F5はこれといった故障点もないみたいなので、これからもバシバシ使っていきたいと思います。
ただ大きいので小さいバッグに入りません(笑)