前回の続きです。
前回はGN45mmを使っていきましたが、もう一つのトキナー28mmを使っていきました。
このレンズはかなり前にヤフオクで買ったのですが、ほとんど使っていませんでした。
古いレンズなので、このレンズについて調べてもほとんど情報が出てこず、、、
AIタイプの新しめの28mmはけっこう流通しているのですが、非AIのモノはなかなかでてきません。
このレンズの良いところが、リングが3つあるところです。
上からピントリング、固定リング、絞りリング、となっています。
真ん中のリングは実は動かないリングです。しかしこの部分がないとレンズの脱着の際に回しにくいのです。他のレンズも見習ってほしいくらいに便利です。
トキナーのMFレンズはピントリングが大きいものが多いのが特徴です。
このレンズもピントリングは大きめです。さらに回転のトルクも絶妙で、操作面ではかなり好印象なレンズです。
銘板の文字も細くて、かなりクラシックな感じのデザインです。
今回は見た目重視です。
Dfに着けてみました。
ボディの塗装とレンズの塗装が似ていて、それもあってなかなか似合います。
ということで東山で撮影のつづき、、、
1/200 f2.8 ISO100
合掌造りの家の中に来ました。
このレンズは開放だとふんわりした感じの写りなんですが(若干カビあるし)それが逆にいい雰囲気を映し出している感じです。
1/100 f2.8 ISO1600
和室に大型テレビが、、、
ここまで感度100にこだわって撮っていたのですが、室内は暗くて撮れなかったので感度で調整。
1/320 f2.8 ISO400
これも外に向かって撮っただけなんですが、周辺減光と色滲みのおかげで雰囲気の良い感じに。
1/40 f2.8 ISO400
鶴の飾り。
28mmという画角はスナップにちょうどいいです。
1/30 f2.8 ISO400
本物の床。
さすが飛騨から移築しただけあってこういうところは本物ですね。
家の匂いもよくて、昔ばあちゃんの家に行った時のことを思い出しました。
1/60 f2.8 ISO400
のれん、こういうのもばあちゃん家にあったなぁ~
1/400 f2.8 ISO100
外に出て一枚。
よく見るとボケボケというか緩い描写です。
これはDXフォーマットだと、「なんか締まりがないぁ」で終わってしまいそうです。FXのレンズはやはりFXで使ってあげたいです。
1/30 f2.8 ISO100
石積みの階段を上っていきます。
1/13 f5.6 ISO100
通路にトンネルがあります。
F5.6まで絞ると十分にシャープな写りです。四隅はちょっと弱いですが、、、
1/40 f2.8 ISO100
窓から外を見てみます。
ボケがランダム的で面白いです。
3/5 f2.8 ISO100
この石積みのトンネルも結構凝った作りですね。
1/50 f5.6 ISO100
すぐ横がアジサイ園。
華やかなイメージでしたが、東山のアジサイは原種のヤマアジサイ系が多かったです。
昔の私だったら「これがアジサイ?」と首をかしげたと思います。
1/160 f4 ISO100
これもアジサイ、花が葉っぱと同じ色なのでかなり地味です。
1/125 f4 ISO100
原種のアジサイはあまり見れないので、貴重な場所ですね。
1/15 f8 ISO100
山の上につづく道をF8まで絞って撮りました。
やはりオールドレンズでも絞るとシャープな写りになりますね。
1/200 f8 ISO100
噴水のある池を撮りました。
28mmの画角は適度な広さで写せるのでいいですね~
思ったより歪曲が少ないです。
1/400 f2.8 ISO100
今の時期のススキ。
秋に向けてぐんぐん穂を伸ばしていますね。
1/80 f2.8 ISO100
ひとつだけ咲いたアジサイ。
ガクが大きくて可愛らしい姿です。
1/80 f5.6 ISO100
日本庭園のところ。
曇りの日の空は撮るのが難しいです。空一面が白飛びして真っ白です。
1/40 f11 ISO100
最後は池側から。
池の周囲と遠くのスカイタワーまできっちり写したかったのでF11まで絞っています。
こんだけ絞ると四隅まで画質が均一です。
ということでトキナーの古い28mmを使ってきました。
非AI方式のころなので、カメラで言ったらニコンF2の頃のレンズになります。
広角のスタンダードが35mmで、28mmは”超広角”に分類されていた頃ではないでしょうか?
そんな時代のレンズなので、開放では緩く、四隅は流れがちです。
しかし、F2.8の明るさを実現していたこと、絞れば一気にシャープになることを考えると、当時のトキナーレンズの素晴らしさが良くわかりました。
GN45mm、Tokina28mmの非AIレンズを使いましたが、これら非AIレンズはF5以降のカメラでは絞り環連動爪が干渉してしまうため、使えないレンズです。
D5でも使えないのですが、Dfは連動爪を倒すことができるためこれらのレンズを使うことができます。
また、昨今主力のミラーレスにマウントアダプターを介すことでも使うことがでます。
これもニコンがFマウントを不変のものとしてきたおかげです。
そのことが素晴らしいですね~
こういう遊びができるDfはいいですね。
ニコンからZ fcは出ますが、、、
個人的にはキヤノンがF-1のオマージュを出してくれないかなぁと思っております。
Posted at 2021/07/07 13:59:49 | |
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