えちごトキめき鉄道に乗ってきました。
と、その前にまた散財してしまったので紹介、、、
私は単焦点レンズで写真を撮ることにこだわりを持ってきました。
しかし、出先でのレンズ交換は面倒だし、荷物が増えるし、何より画角に制限があるため、万能に使えるズームレンズが一つ欲しいなと思っていました。(18-200mmは売らなければ良かったと後悔...)
で、理想の一本を見つけたので買ってみたわけですが、先に言ってしまうと
失敗でした。。。
「DX NIKKOR 17-55mmF2.8」です。
アマゾンでほぼ新品の中古を購入しました。
このレンズ、とにかくデザインが美しいんです。。。
(写りは知りません)
ニッコールのカタログで見て以来、ずっと憧れていたレンズでした。
(憧れ多すぎですね笑)
で、何が失敗だったかというと、この個体は”絞り不良”でした。
絞り羽の動きが渋くて、常に絞り開放でシャッターが切れてしまいます。
まあこのレンズは発売から17年経っていて、内部の機構が固着してしまっていても仕方ないと思います。
しかし不良品であることは確かなので、修理か返品かどちらかになると思います。
アマゾンは不良品は確実に返品ができるのでオークションと違って安心ですね。
(好きなレンズなのでできれば修理して使いたいのですが、、、)
しかしこの故障に気づいたのは旅の最後でして、今回のほとんどの写真は故障に気づかずに使いながら撮っていました。
なので絞ったつもりが開放で撮れていて露出オーバー、という写真がいくつかあるのでご承知ください。
ということで前置きが長くなってしまいましたが、もう少し前置きを。
今回の目当ては「観光急行」という列車に乗ることです。
3月まで七尾線で使われていた413系+455系をトキ鉄が買い取り、昔ながらの急行列車として7月から運行を開始したのです。
この七尾線の413系+455系というのは2年前に乗りに行きました。
455系は最後の急行型電車とあって当時から人気があったのですが、トキ鉄に移った455系は登場時の国鉄色に戻され、さらに人気が出ています。
さてようやくスタートですが、まずはトキ鉄 妙高はねうまラインの妙高高原駅にやってきました。
この駅にはしなの鉄道に乗りに何度か来たことがあります。
しかしトキ鉄は今までに一度しか乗ったことがなくて、今回は二度目の乗車です。
ホームに行くと、しな鉄のSR1系がいました。
なんだかやたらと露出オーバーだな??
と思っていたのですが、この時はまだレンズの絞りが壊れていることに気づいていませんでした。
露出補正を-1.7EVとかにして再度撮影。
今回はD5とDX17-55mmの組み合わせですが、D5がこんなに露出を外すわけもないし、おっかしいなぁ~~と思いながら一日中使っておりました。
結果的には絞りが壊れていたので、そのことにもっと早く気づけばよかったのですが、、、
目的の観光急行は、朝だけ快速の運用があるので、そこも乗ります。
直江津方から入線してきます。
この画角ではちょっと迫力に欠けますね。
なので180mmF2.8に変えて撮りました。
やってきました!
先頭には急行「オリンピア」の愛称マークがついていますね。
発車までしばらく時間があるので、じっくり見てまわりました。
1号車は455系で、2,3号車は413系です。
扉の位置が違いますね。
この国鉄色がいいですね~
小学生の時に北陸本線でみたあの455系の色です。なつかしいなぁ~
1号車の455系-701です。
↓ちょっと遊びで、昔風に加工してみました。
2年前に七尾線で乗った455-701に再会出来ました。
いや~この車両がトキ鉄に譲渡されてまた走ることになるなんて考えてもみなかったです。
すばらしい!
横一線に並んだ9枚の窓がいいですね~
私はモーターの音を聞きたいのでモハに乗ります。
車内が一段高くなっているところが雪国の車両という感じがしますね。
車内も七尾線の頃とまったく同じです。
車内に広告があるなと思ったのですが、
よく見たら内容がおかしいです。
どうやら国鉄時代の本物の広告を使っているようです。
凝ってるなぁ~
妙高市内は緩い丘に田園がどこまでもつづく美しい風景が広がっています。
そして美しい妙高山が高くそびえ立っていて、これまた美しいです。
今回は乗り鉄ですが、撮る方もやりたいですね~
そして1時間弱で直江津に到着しました。
直江津はJR信越線、ほくほく線、妙高はねうまライン、日本海ひすいラインの3社4線が交わるターミナル駅です。
到着直後には幕回しをしていました。「糸魚川」「富山」「金沢」「福井」「米原」などの幕が表示されると、この車両が北陸で活躍していたことを感じることができますね。
直江津でも455系を撮影。
終着駅で休憩している姿を撮るのって好きなんですよね。
ところで七尾線時代は正面の幕はありませんでしたが、ここはちゃんと復元して「急行」の幕を入れたんですね。(と思ったらリアルなシールを貼っているそうです)
冬でもないのに連結器カバーを装着しているし、本当に鉄道好きの心をよく掴む演出がされてるなぁ~と思いますね。
さて、本番はここからで直江津発、市振行の「急行1号」に乗ります。
本来は急行料金500円かかるのですが、フリーきっぷなら追加料金なしで乗れます。
目玉の455系にも乗りたいところですが、やはりモーター音を聞きたいのでクモハ413-6に乗ることにしました。
ホームでお弁当売ってたんですが、争奪戦ですぐに売り切れちゃいました。
そして「この列車は急行、急がないで行く列車です」という粋な放送とともに列車は発車しました。
日本海に沿って、海と山に挟まれた元北陸線を高速で駆け抜けます。
長いトンネルが非常に多くて、駅の周辺以外はトンネルばかりです。
中には、
長いトンネルの中にある駅も!
こういうスポットや景色の良いところではスピードを落として走るのですが、トンネル内は長い直線なので最高速度100km/hで走り抜けます。
MT54の素晴らしいモーター音が車内に鳴り響きます。もうこれは至福の時でしたね~
さらにこの車両は窓が開きます。
その開けた窓からも轟音が入ってくるんですが、それも堪りません。
列車は途中の糸魚川で停車。
貨物の退避をしたら次の終点市振へ向け出発。
そして終点の市振に着きました。
とはいっても折り返しの「急行2号」に乗って帰るので、改札の外には出ずにすぐに折り返しで帰りました。
次はモハ412-6に乗りました。
モーターの音が一番よく聞こえるロングシート部分に座ります。
同じ車両でもモーターには個体差があるみたいで、若干音色が違うようにも感じました。
また糸魚川で長時間停車。
大糸線ホームまで行って撮ってきました。
ちょっと離れてみるとまたカッコいいですね~
そして直江津まで帰ってきました。
往復で3時間ほどMT54の爆音を堪能できました。
ここまでの速い速度で走り続けるMT54は「踊り子」無き今となっては貴重な存在です。
その後は妙高はねうまラインに乗り継いで帰還。
なんですが、特急列車にも追加料金なしで乗れるそうなので、次の「しらゆき」に乗ることに。
北陸新幹線と上越新幹線をリレーする特急列車です。
これで新井まで行き、そこから普通に乗り継いで妙高高原まで帰ってきました。
この電車は名鉄3700と同じようなモーター音でした。
長野方面乗り場にはしなの鉄道の快速リゾート軽井沢行きが停まっていました。
さて、駅を出て帰還しました。
トゥインゴを走らせていると、途中の信越大橋の上から線路が見えたので停車。
せっかくなのでしなの鉄道を撮っていくことにしました。
長野色の115系が来ました。
下を流れるのは長野と新潟の県境の関川です。
反対方面の列車はSR1系はちょっとアングルを変更。
関川を入れる方が画になるかな。
という感じでトキ鉄乗りを楽しんできました。
で、この場所から妙高山が見れたので撮ってみました。
う~ん、この妙高山は本当に美しい山ですね。
次回はこの妙高山と455+413系を絡めた風景写真を撮りたいなと思います。
でも撮るだけじゃなくて、北陸本線を爆音響かせながら走る観光急行にもまた乗りたいですね。
レンズの方はちょっと残念でしたが、、、
できれば修理して使いたいんですよね、、、
この件は一段落したら書きたいと思います。