さて、北海道9日目のつづきです。
北見から苫小牧までの帰りのルートはどうしようか迷いました。
遠軽まで行って旭川紋別道で旭川から高速で行くか、十勝オホーツク道で足寄から帯広経由で帰るか、、、
でもどちらにせよ、道中に線路があって、また列車を撮りたくなってしまいそうなので、なるべく鉄路のない石北峠、三国峠を通っていくルートで帯広辺りから高速に乗っていくことにしました。
なのでR39を西へ。
でもとりあえず飯を食べたかったので道の駅おんねゆ温泉に。
漢字で書くと「温根湯温泉」ですが、お湯にまつわる漢字ばかりですね。
そば処に豚丼があったのでいただきました。
ひと切れがめちゃデカくておいしかったです。
そういえば留辺蘂駅に行ったときにこんなポスターがありました。
北見市はデカいので見どころがたくさんありそう。
水族館?これどうやらこの道の駅にあるようです。
それから、
これ何なんだろう?と気になっていたのですが、どうやらこの鳩時計もこの道の駅にあるようです(笑)
そしてその姿とは、、、!?
こ、これ!?
なんでこんな大きな鳩時計を作ったのかはわかりませんが、すごいです。
せっかく鳩時計なら動いているところを見てみたい気もしますが。
そしてその横にある「北の大地の水族館」というのにも入ってみました。
でこの水族館が思ったよりも面白くて、地元に生息する魚や水辺の昆虫などを細かく展示してありました。
ドジョウがかわいい。
このガラスなんかは歪曲しているので、まるで目の前に魚がいるかのような見え方でした。
こんなのが川に生息しているのか?と疑うくらい大きな魚。
1メートル以上の大きさになるそうです。
なんか説明文もちょっとおかしいような?
展示も説明も遊び心ある面白い水族館でした。
なかなか楽しめました。
そして外に出ると、さっきの鳩時計が動いていました。
5分間に及ぶ長い前奏の後、
ようやくハトが出てきました。
いやもう5分経ってるけど、、、
しかし機械仕掛けの人形の動きがなかなか凝っていて面白かったです。
道の駅でかなり時間費やしてしまったのですが、ここからは石北峠を上っていきました。
そして峠に到着。
針葉樹林がどこまでも広がっていました。
もっと高いところの展望台に上れるのですが、、、
クマが出ないか恐る恐る上ってみます。
しかし手前の木が邪魔であんまり見えない、、、
しかも雨が降ってきたので慌ててクルマに戻りました。
その後は雨の中、大雪湖の方を通っていきます。
ここまでいろいろな道を走って、砂や泥で汚れまくっていたトゥインゴですが、雨で綺麗に洗い流されました。
そして三国峠に到着。
晴れていればすばらしい展望のようなのですがあいにくの天気で見えず、、、
大雪山の旭岳というのがどれなのかもわかりませんでした。
しかしこの辺りはなかなか素晴らしいワインディングロードなのでバイクで走りたいくらいですね。
さて山を下って帯広方面へ向かっていきますが、途中に旧士幌線の遺構がたくさん残っていて、それもちょくちょく見て回りました。
旧三の沢橋だったかな?
今は遊歩道となっているようです。
しかしクマがよく出没するみたいなので、ここを歩くのはかなり勇気がいりますね。
糠平湖が広がります。
そして少し戻ったところにも橋があるということで、ちょっと戻ってみました。
駐車場から少しだけ森の中を歩いていきます。
遊歩道はこんな感じ。廃線跡らしく、まっすぐに伸びた道です。
地面は落ち葉が土に帰っているのが良くわかりますね。
で、湖畔のところに来ました。
湖の対岸に、タイシュベツ川橋梁という橋が見えるはずなのですが、、、
どこ??
説明文をよく観てみると、どうやら今の時期は水かさが増えて湖の底に沈んでしまっているようですね。
ちょうど今は見れない時期でした。
何か視線を感じたので見てみると、シカがいました。
リスもいましたが、動きが速すぎて一瞬しか見えませんでした。
でクルマに戻りました。
この雨の樹海も雰囲気良かったのでトゥインゴを撮影。
なんだかんだで愛車を撮った写真が一番思い入れが湧くかもしれませんね。
で、時刻は16時を過ぎたところでした。
ん?夜までに苫小牧まで行かないといけないんだよな?
ちょっとのんびりしすぎている気がしました、、、
道を再度確認してみると、どうやら道東道は一部で事故通行止めが発生しているとか。
何!?それはちょっと考えてなかったな。
なのでここからはペースを上げて一気に移動。
道の駅 ピア21しほろでは軽くコーヒー休憩。
夜景が見えそうな展望台があったのでそこはさすがに停車。
雲がいい感じ。
右の方はよく見ると高速が渋滞している光かな?
と思いましたが、実際に十勝清水ICから高速に乗っても渋滞はしておらず、むしろ千歳方面はガラガラでスイスイ進んで行けました。
苫小牧まで高速で行かなくても十分に間に合うことがわかったので、追分町ICで降りてしまって、そこからは下道で行きました。
しかし途中にあった道の駅 あびらD51ステーション。
なんか聞き覚えがある気が。
寄ってみると、やっぱりそうでした。ここは来たいと思っていたキハ183が展示してある道の駅でした。
ほぼ誰もいないので撮りまくりました。
45mmで遊びも入れて、、、
トゥインゴと並べて記念撮影。
これを見れるとは思っていなかったので、偶然この道の駅に来ることが出来て良かったです。
そしてその後は21時半にフェリーターミナルに到着。
出航まであと2時間もあって、ちょっと早くついてしまいましたが、遅れるよりはましですかね。
そしてフェリーに乗船。
乗船も結構慣れました。
そして風呂に入って就寝。
しかしこの日の海は波が高かったらしく、船体が常に動揺していました。
すると私の乗り物酔いが発動!
なんとか酔わないように頑張りながら、外を眺めたり、また大浴場に入りに行ったり、自分の寝床で寝たりして過ごしました。
いつもなら時刻表を眺めたり、食事の時間にはレストランで食べたり、電波のない船旅でも満喫できるのですが、常に船が揺れた状態だとすぐ気持ち悪くなてしまいそうなのであまり楽しめず、、、
波が高い時の船旅は苦痛でしかないですね、、、(汗)
まあなんとか乗り切り、翌日の2030に敦賀港に到着。
前は高速で帰りましたが、敦賀から愛知って意外と料金高いので、今回は下道で帰ってみました。
なんとか0時くらいには地元に帰ってきましたが、汚れたトゥインゴはこの日のうちに洗っておきたかったのでそのままの足で近所のコイン洗車場へ。
きれいさっぱりになりました。
ということで、北海道に9日間滞在、フェリーも合わせると11日間に及ぶ長い旅から無事に帰ってこれました。
その中で、乗りたいと思っていた列車たちに乗ることができ、その車窓は忘れることはないと思います。
また今回は鉄道撮影がメインでしたが、撮影の方も思ったよりたくさんの場所を回ることが出来て、いい写真が撮れたので良かったです。
もし次回行く機会があったら、今回巡った場所の中から選りすぐって回っていくことで、もっと短い日数でも撮影旅ができるのではないかと思いました。
また、それでも今回行けなかった場所もあって、その一つが花咲線の落石海岸、あそこはいつかは行ってみたいと思っています。
それと美唄鉄道などの廃線跡地、小樽の鉄道博物館など、鉄道関連で行ってみたいところはまだまだあります。
今回は苫小牧から千歳ー帯広ー釧路ー網走ー北見ー帯広ー苫小牧とかなり長い距離を走りました。
今回の走行距離は1800kmほどになりました(笑)
トゥインゴもトラブルなく走り切ってくれて、また車中泊では宿としても活躍してくれました。ありがとう!
ということで、長いブログにお付き合いいただきありがとうございました~~