
日産自動車追浜工場に隣接した敷地には約45万㎡の試験場がありました。
この試験場が2007年、実験や評価の実施にとどまらず、販売会社や一般の普通免許所有者(要・参加申込)も利用出来る施設 “GRANDRIVE” として生まれ変わりました。
コース内には40度のバンク角コーナーもあります。昨日(2月4日)、 “GRANDRIVE” にてGT-R(2007モデル) の助手席に同乗し、バンク走行を体験しました。
【 “GRANDRIVE 体験試乗会” とは 】
まずは、このイベントの概要と応募方法から書いていきます。
■場所
追浜グランドライブ(横須賀市夏島町1)
■所要時間
約3時間20分(午前の部は9:00〜、午後の部は12:45〜。入替制)
■体験試乗会の目的
日産自動車の先進技術を一般ユーザーに紹介すること
■対象
日産グローバル本社ギャラリー来場者
■車両
開催日決定と併せて試乗車両が告知される。
※当日車種やメニューが変更になる場合がある。
■応募方法
・日産グローバル本社ギャラリーへ来場し、参加申込をする。受付時間は10時~17時。
・ギャラリー内にあるテストドライブカウンターにて、「参加チケット」を発行。
■応募要件
・普通免許所有者(未成年の場合は申し込み時に保護者の承諾(署名)が必要)
・過去に同イベントに参加経験の無いこと
・追浜グランドライブに来場できること(交通費等は自己負担。無料駐車場あり)
・2名まで参加可
・同伴者は高校生以上。
※イベント開催日時・内容は天候、天災や予期せぬ事故などにより、予告無く変更・中止となる場合がある。
■注意事項
写真撮影は可能だが、制限あり(車両の撮影は可能だが、コースの撮影は禁止)。
【 2月4日、2月5日開催の “GRANDRIVE 体験試乗会” 】
▼ ポスターと参加当日に配られたコース案内(三つ折り)。
▼ “GRANDRIVE 体験試乗会” 参加チケット。1月2日、日産本社ギャラリーで参加申込をしました。2月4日の午前の部です。『A-1』は申込受付の1番めのことのようです。
▼ 試乗したクルマ4台。右手前からアクア、ノート・e-POWER、GT-R 2017、セレナ・プロパイロット搭載車。アクアは比較対象として持ち込まれたレンタカーでした。
▼ ノート・e-POWER。普段MT車両を運転している私にとっては
クリープ現象が皆無なのは “Sモード” のクリープなしは(“NORMALモード” はクリープあり)ごく普通のことですが、回生ブレーキには新感覚を覚えました。ブレーキペダルを一度たりとも踏まずに試乗を終えました。
▼ セレナ・プロパイロット搭載車。他の3台は単独乗車でしたが、セレナは係員が助手席に同乗し、プロパイロットの説明をしてくれます。同一車線自動運転という機能を頭だけではなく体で感じることができました。オートパイロットをオンにし、ステータスモニターにステアリングホイールの絵が表示されたら自動制御が始まります。だからといって手離しはNGです。軽くで良いので5本指を添えている必要があります。軽く添えた手にステアリングホイールが自動で動く様子が伝わってきます。これは面白い体験でした。ブレーキペダルを踏むとオートパイロットは解除され、ドライバーによる制御に戻ります。
▼ GT-R 2017。このスーパーなクルマにも試乗することができました。初試乗なのでパドルシフトは試さずにAT任せの変速で運転しました。他のモードも全てノーマルモードです。“直線路コース” では一瞬のうちに時速130kmまで加速できました。
▼ “GRANDRIVE” には大別して2種類のコースが設置されています。その一つが “直線路コース”(画像はその一部分です)。直線路の長さは円内の写真から想像してください。右後方に映るゲストハウス(イベントホール)の辺りから加速すると時速100 km 以上での走行が可能です。
▼ もう一つが “郊外路コース”(画像はその一部分です)。
▼ 上記2つのコースの範疇には含まれない特別な路面。アイスバーンを再現したような “低ミュー路”です。車両の写真はありませんが、ここでフーガ・ハイブリッドのVDC(ビークルダイナミクスコントロール)の作動体験をしました。まずは係員がVDCオフとVDCオンでお手本走行をしてくれます(この時は助手席に同乗)。VDCオフでは車が滑って180度以上回転してしまいます。その後、運転を替わってVDCオンの効果を体感することができました。滅多に遭遇しない貴重な体験でした。
【 YouTube の参考動画2本 】
▼ YouTube への公開は最近ですが、ビデオ撮影されたのは2008年当時のようです。
日産追浜試験場を訪ねる / NISSAN GRANDRIVE
StartYourEnginesX
8:35
2016/11/04 に公開
▼ こちらもビデオ撮影されたのは最近ではありません(2012年に撮影)。GT-Rは2013年モデルです。
NISSAN GT-R 2013 year model (Japan) at GRANDRIVE, Oppama Kanagawa
野間恒毅
4:43
2012/11/10 に公開
【 最後にちょっと 】
40度のバンク角走行は想像以上の横Gでした(汗)。もちろん、私の運転ではありません。
2017モデルは乗り心地、操作性が以前よりマイルドになったという話です。確かに車内では普通に会話ができるくらい静かです。
しかしながら、GT-R の真価はサーキット走行でこそ発揮できるのだとつくづく感じました。もし私がこのクルマを所有して公道しか走らないとしたらストレスが溜まってしまうと思います。
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クローズドコース体験試乗 | 日記
Posted at
2017/02/05 10:34:27