
2015年7月、自動車保険を損保ジャパン日本興亜に乗り換えました(
2015年08月06日の記事参照)。
だからといって、これまでのソニー損保に対してとりたてて不満があったからではありません(
2015年08月04日の記事参照)。
事故で保険を使わない限りは、満足/不満足という実感は沸きようがありません。私はこれまで自動車保険を使ったことが一度もないのです。
それでは、実際のところ、ユーザーが満足と感じている自動車保険は一体どこの会社のものなのでしょうか? また、満足と感じた理由は? 調べてみると・・・ありました。 “日本自動車保険事故対応満足度調査”(J.D.パワー アジア・パシフィック)。
こうして直近3年の調査結果を見てみると、2013年、2014年の2年連続No.1のAIUを除いて、目まぐるしく順位が入れ替わっていることには驚きを隠せません。以下、数社だけピックアップして順位の推移を見ていきます。
【ダイレクト系保険会社】
ソニー損保は 2013年に9位、2014年に5位、2015年には1位と大幅に順位をあげてきました。理想的なパターンですね。「
事故受付体制」と「
調査/認定結果」に対する評価が2015年の業界トップということでした。
セゾン自動車火災は 2013年に12位、2014年に9位、2015年には7位と、こちらは小幅ながら順位をあげてきました。
イーデザイン損保は 2013年に2位、2014年に7位、2015年には10位と順位がさがってきました。これはどうしたことでしょう。
【代理店系保険会社】
AIUは 2013年に1位、2014年に1位、2015年には3位(三井住友海上と同率)となりました。AIUといえば海外旅行保険の印象は強いものの、自動車保険の印象は薄いと感じるのは私だけでしょうか。「
事故対応担当者」に対する評価では2015年の業界トップということでした。
三井住友海上は 2013年に8位、2014年に10位、2015年には3位(AIUと同率)となりました。
東京海上日動は 2013年に7位、2014年に6位、2015年には8位となりました。
日本興亜損保は 2013年に5位、2014年に11位、2015年には損保ジャパンとの合併により9位となりました。
損保ジャパンは 2013年に11位、2014年に4位、2015年には日本興亜損保との合併により9位となりました。
【評価項目(満足度を構成するファクター)】
以下 J.D.パワー プレスリリース:July 23, 2015 からの引用です。
事故対応についての総合満足度を構成するファクターは、総合満足度に与える影響度の大きい順に、「保険金支払」(44%)、「事故受付体制」(20%)、事故連絡時から保険金支払までの顧客対応担当者を測る「事故対応担当者」(18%)、「調査/認定結果」(14%)、「修理サービス」(2%)、「代車/レンタカーサービス」(2%)と続く(括弧内は影響度)。「修理サービス」「代車/レンタカーサービス」については、契約代理店もしくは契約先からの紹介や提携/指定施設にて受けるサービスに対する満足度を測っている。顧客満足度スコアは、各ファクターに関する複数の詳細項目への顧客の評価を基に算出されている。(1,000ポイント満点)。
いかがでしたでしょうか。
この調査結果で特に注目したいのは、満足度を構成するファクターです。総合ランキングを鵜呑みにするのではなく、この点に注目して掘り下げてみるとよいかもしれません。
本調査は例年5月に調査を実施し、調査結果は7月中旬に公表されるようです。
尚、J.D.パワー アジア・パシフィック社はこのほかに “日本自動車保険契約者満足度調査” という調査も実施しています。こちらはダイレクト系と代理店系に分かれたランキングとなっています。
Posted at 2015/08/14 04:27:46 | |
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