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2016年09月08日 イイね!

メガーヌ II の警告灯点灯はエンジン制御系センサーの一つ “水温センサー” の接触不良が原因だった。

メガーヌ II の警告灯点灯はエンジン制御系センサーの一つ “水温センサー” の接触不良が原因だった。昨日の記事の続編です。

警告灯点灯+他2件(他2件については後日別記事にアップします)でディーラーには7月11日、8月31日と都合2回入庫しました。いずれの入庫時も “ECU(エンジンコントロールユニット)” からエラーログを取ることができませんでした。






【 ディーラーによる診断の経緯と結果 】
1回目の入庫の際、不具合を招いた原因はプラグでもインジェクターでもないことがわかり一安心しました。ディーラーへのアクセスは普段であれば東名高速を利用するところですが、万が一高速道路走行中にこの現象が出ることを恐れてこの日はR246を利用していました。

店長のT氏からは『“水温センサー” の接触不良、あるいは “電動スロットルチャンバー” のカーボン汚れによる作動不良が考えられるが、しばらく様子見とさせてほしい』という申し出があり、これを了承しました。

2回目の入庫の際には不具合を招いた原因が “水温センサー” の接触不良と特定され、コネクター接点の清掃後不具合が解決しました。“ESP/ASP SYSTEM FAULT” には当たらないトラブルでした。

クルマ(特に中古車)を何台も乗り継いでいる方には、すでに経験済みのトラブル事例かもしれませんネ。しかし、“みんカラ ブログ” 内を『水温センサー + トラブル』で検索しても24件のヒットしかなく、ルノーの事例は皆無でした(後から “みんカラ 整備手帳” 内を再検索したところ100件ヒットしましたが、ルノーの事例は1件でした)。そこで、ちょっとしたメカ知識を以下に記述していきます。


【 “ECU” と “各種センサー” と “フェイルセーフ機能” 】
ネットのQ&A投稿サイトに “ECU” と “各種センサー” と “フェイルセーフ機能” について、プロ整備士の方による概略的な説明を見つけました。わかりやすいので引用させていただきます。

エンジンの警告灯が点灯しているのでエンジン制御系のセンサー類に不具合が発生していると思われます。エンジンの回転やエンジンに吸い込まれている空気の量を調べているセンサが壊れると始動不良や加速不良(場合によっては始動不良、不能)が発生しエンジンを保護するためエンジンの回転を抑える機能もあります(一般にフェイルセーフと呼ばれ回転数自体上がらなくしたり、壊れ方によっては特に異常がかんじられなかったりする)。プラグやプラグに火花を飛ばすための部品が壊れていてもそのような症状が起きます(車種によってはエンジンランプを点灯させる)。

いずれにせよ水温や空気の温度、排気ガス中の酸素濃度(完全燃焼しているか調べる)やアクセルの開度をしらべると言ったセンサが取り付けられているので詳しく調べる必要がありますので、具体的にどこが壊れているか?や修理の見積もりと言ったことは実際に点検等する必要があります。エンジンコンピューターには自己診断機能があるので系列のディーラーにて点検をすれば大体どこの系統で不具合が発生するかわかると思います。故障状況によっては排気ガスが異常高温となり排気ガスの浄化装置(触媒)か壊れたり、オーバーヒートといったエンジンに悪影響を与えるので可能な限り早く診てもらうなりしましょう。


ソース:
http://www.justanswer.jp/toyota/5epyl-.html

この説明を今回の事例に当てはめれば、

エンジン制御系センサーのうち “水温センサー” に問題があった。接触不良により内部抵抗が大きくなり、水温が97℃(100℃を超えない範囲が正常値)になっていても72℃という低い温度の信号をECUに送っていた。そのためECUは燃料噴射量を増やし濃い燃料を送っていた。

ということでしょう。

前日ガソリンを給油した際、満タン法で燃費を計算したところ、著しく燃費の悪化が見られたこともこれで説明がつきます。


【メガーヌ II の “水温センサー” 】
▼ 図中の[20]がメガーヌ II の水温センサーです。

▼ 実車ではどのあたりかというと・・・画像の中央あたり


▼ さらに近づくと・・・“水温センサー” がはっきりと見えてきました

▼ 角度を変えてみると・・・


▼ セニックの時に交換したパーツ(メガーヌ II と同等品と思われる)をたまたま保管していました


当然の事ですが、オスのカプラー(水温センサー側)のお相手にはメスのカプラー(ECUにつながるケーブル側)があります。接点不良が起きやすいのはメス側のようです。



【 最後にちょっと 】
メカ知識を得ることは有益だと思っていますが、私の場合はDIY で交換やメンテをするのはメカニカル以外(例えば内装など)と決めています。ご自身でメンテをしようとお考えの方はくれぐれも十分な知識を得た上、自己責任でお願いします。


※ 一つめの小項目内、4つめのパラグラフに文字色青で追記しました(2016/09/08 14:20)。
Posted at 2016/09/08 08:57:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | メガーヌ II ■ 愛車 | 日記

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