
“第5回 横浜ヒストリック・カー・デイ” で私がカメラに収めたクルマのうち、特に心惹かれた10数台をブランド別に記事にしています。Jaguar、MG、Austin Healey(Austin と Healey の合弁ブランド)と続けてきました。
今回は英国の大衆車ブランド Austin 編を2回に分けてアップします。
【 Austin 7 1937 】
【 Austin A30 1956 】
【 Austin A35 1956 】
【 Austin A35 Van 1960 】
【 日産 オースチン A50 ケンブリッジ 1959 】
※ プレートの固有情報(2箇所)にはモザイクをかけています。
【 最後にちょっと 】
今回の参加車輌のうち最も車齢の高いクルマが1937年製の Austin 7(1枚めと2枚めの画像)でした。
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ところで、クルマのデザインは必然的にクルマの機能によるところが最も大きいわけですが、時代により、製造技術により、あるいは他の理由により、デザインは影響を受けます。大衆車である A30 や A35 を眺めていて他車と比較してみたくなりました。ここでは高級車と比較してみます。
上の画像は1952年製の Jaguar Mk VII という高級車です。ヘッドライトとラジエーターグリルのカタチ、さらにはボンネットの先端にマスコットを配するなどパーツ単位で見ると共通点の多いデザインですが、全体で見るとずいぶん印象が異なります。
Jaguar Mk VII のエレガントな造形デザインには感銘を受けます。また、逆に Austin A30 や A35 の造形デザインが大変親しみやすく可愛らしく感じます。
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さて、かつての英国の自動車ブランドは数が多く歴史的な変遷も複雑です。私は不案内なので把握しきれていませんが、ちょっと調べた範囲で補足します。
日産自動車がノックダウン生産の契約(オースチン A50 ケンブリッジ)をしたのは1952年に設立された BMC(British Motor Corporation)になった後のことです。BMC は Austin、Morris、MG、Wolseley、Riley のブランドを有する英国最大の自動車メーカーでした。
BMC はその後さらなる合併を繰り返し、1968年には BLMC(Blitish Leyland Motor Company)が設立され、Austin、Morris、MG、Triumph、Rover、Jaguar、Daimler をはじめ、Vanden Plas、Land Rover といったブランドを保有するに至りました。
BMC も BLMC も政府主導で設立された政策会社ですが、現在は消滅しており、保有ブランドの全てが海外資本の所有するものとなってしまいました。
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その2に続きます。
Posted at 2016/11/14 11:06:15 | |
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