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2016年12月03日 イイね!

ルノー ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” を4日間にわたり276km運転しました

ルノー ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” を4日間にわたり276km運転しましたルノー厚木インターさんの所有するルノー ルーテシアZen 0.9L/5MT” をメガーヌ II 車検整備中の代車としてお借りしました。

本年3月には ルノー コレオスIntense” を3日間お借りし、ある程度の距離と時間を走行することができたので、初のインプレッション記事を書きました。

ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” は別のディーラーさんで試乗したことがありますが、定まった試乗コースを短時間運転しただけでした。今回は4日間も運転可能な機会を得ることができました。


そこでこのクルマのインプレッションをアップすることにします。併せて、このグレードに関わらず現行ルーテシアの購入を検討中の方に参考になりそうな情報も意識して取り上げていきます。


▼ ボディカラーは “Blue de France(ブルー ドゥ フランス)”。所謂 “French Racing Blue” です。現行ルーテシアの中で私が最も好きなボディカラーです。残念ながらPhase 2(日本市場では未発売)では廃番となってしまいました。

16" アロイホイールPassion/ブラック” は標準装備です。ブリリアントブラックサイドプロテクションモールクロームメッキフィニッシャー(フロントグリル、サイドプロテクションモール、トランクリッド)は “Intens” と共通の装備です。タイヤとホイールは別として、外観上の目立つ差はほとんどありませんサイドウィンドウモールのクロームメッキフィニッシャーの有無らいです




【 借り出した時点での走行距離とオプション装備品 】
お借りしたのは2015年9月登録の試乗車で、走行距離は僅か2,225kmです。

嬉しいことに以下のオプションアクセサリーが装着されています(画像をクリックすると拡大します)。この恩恵にあやかって高速道路を使った日帰りドライブを楽しむことにします。



また、以下のオプションも装備されています(画像をクリックすると拡大します)。


オプションパーツ6点の合計価格は254,880円となります。



【 インテリアに対するインプレッション(視認性、操作性を含む) 】
現在の私のモノサシは愛車メガーヌ2です。どうしてもメガーヌ2との比較にならざるえないことを最初にお断りしておきます。

片やメガーヌ2はCセグで2002年に欧州デビュー、片やルーテシア4はBセグで2012年に欧州デビューしたクルマです。クラスの違い、設計・製造年度の違い、果ては2006年以降の業績悪化によるブランドの再構築の結果が私の好みにどこまでに影響してくるかというお話になります。


▼ ①計器類

▼ ②シフトノブ、③パーキング・ブレーキ、④シート・トリム

▼ ⑤ステアリング・ホイール、⑥センターパネル、⑦2DIN SDナビ(パイオニア製)

▼ ⑧ダッシュボード、⑨エアコン送風口フィニッシャー、⑩ドア・トリム、⑪オートウィンドーSWパネル


メガーヌ2には本国カタログモデルに6つのグレードがありました。価格の安い方から並べるとAuthentique” < “Expression” < “Dynamique” < “PrivilegeGT”(Phase 2から) < “R.S.”。

Privilege”  のインテリアは Phase 1 及び Phase 2 とも優しく明るい色調で、グレイッシュなベージュとカーボンが基調色でした。ルノー・ジャポンではこのグレード名を使わなかったものの、私の愛車 Phase 1 はこの色調で大変気に入っています。

すでに欧州では Phase 2 となったクリオ4(欧州でのモデル名)は本国カタログモデルに何と8つものグレード(本国ではバージョンと呼んでいる)があります。価格の安い方から並べるとLife” < “Zen” < “Business” < “Intens” < “Edition One” < “Initial Paris” < “R.S.” < “Trophy。Phase 1 にあった “GT” はなくなったようです。

仕向け地によってはグレード数も名称も違ってきます。ちなみに英国では Expression” < “Play” < “Dynamique Nav” < “Dynamique S Nav” < “R.S. 200” < “R.S. 220 Trophy の6つです。


それでは評価とまいります。

■ ⭕️ なところ
 ・計器類は見やすい。

 ・パーキングブレーキの形状と操作性。電子式や足踏み式ではなく、従来からあるハンド式であるところ。

 ・ステアリング・ホイールのグリップが革巻きで感触が良い。10年前の安価なグレードは樹脂むき出しのままだった。

 ・ステアリングの調整機構はチルトだけでなくテレスコピックも備わっているところ。ルーテシア3はチルト機構だけだった。

 ・シフトノブが革巻きでシフトパターンには凹凸があるプレートが使われているところ。

 ・オプション装着の2DIN SDナビはセンターパネルと一体感があってスッキリ見えるところ。


■ ✖️ なところ
 ・計器類のデザイン(メガーヌ2のような真円二眼のアナログが好み)。

 ・パーキングブレーキのグリップはカーボン風で、ここだけ見れば悪くはないが、他のパーツでは見られず統一感に欠ける(統一感を狙うなら革巻きにすべき)。

 ・ステアリング・ホイールの一部にピアノブラックのパネルを使ったデザイン(指紋の汚れが付きやすそう)。

 ・2DIN SDナビは画面が大きく視点に近い位置であるにもかかわらず、遠近両用メガネを使用している私とって運転中には見づらい(メガーヌ2ではオンダッシュの位置に5"という小さな画面のSDナビを使っているにもかかわらず、運転中はこちらの方が見やすい。ナビはパナソニックGorila)。リアカメラやドライブレコーダーを付けて連動させないのであれば、スマホのナビという選択もありかもしれない。スマホなら自分の見やすい位置を選んで設置できるかもしれない。

 ・ダッシュボード周りからドア・トリム及びシート・トリムに至るまで、黒っぽい色だらけなところ。

 ・ダッシュボードやドア・トリムが硬質なプラスチックだらけなところ。



【 R.S.との比較とインテリア用純正アクセサリー 】
▼ ❶R.S.のインテリア。ステアリング・ホイールは専用品でピアノブラックのパネルは使われていない。挿し色の赤が5箇所に見つかる(画像では見難いがエアコン送風口フィニッシャーやシフトレバーの根元にも赤が使われている)。

▼ ❷日本未発売の限定バージョン “Iconic(アイコニック)” のインテリア。ステアリング・ホイールはR.S.用のディフュージョン版(Phase 2 日本向けは2016年2月25日のマイナーチェンジ後からは “Intens” のみこのデザインに変わる模様変わった模様)。エアコン送風口フィニッシャーとドア・トリムフィニッシャーにホワイトカーボン風の柄が使われている。シフトノブはアルミ素材(日本向けは6速EDCのみで該当せず)ヒーター付き専用レザーシート。日本向け “Iconic(アイコニック)” は限定30台(2016年2月25日発売)。

▼ ❸Phase 1用のオプション “インテリア・パック・デザイン・コレクション<ルージュ>”。日本市場ではステアリング・ホイール、エアコン送風口フィニッシャー、ドア・トリムフィニッシャーの3点のみの設定(さらに残念なことにドア・トリムフィニッシャーは “Zen” グレードでは選べない)。

▼ ❹Phase 1用のオプション “インテリア・パック・デザイン・コレクション<フレンチ>”。日本市場ではステアリング・ホイール、エアコン送風口フィニッシャー、ドア・トリムフィニッシャーの3点のみの設定(さらに残念なことにドア・トリムフィニッシャーは “Zen” グレードでは選べない)。

▼ Phase 1 用 “インテリア・パック・デザイン・コレクション” の一例。左から<ドット><ブルー><フレンチ>。ボディカラーに “Blue de France(ブルー ドゥ フランス)”を選んだ場合はこの3つが似合いそうです。<ドット>は上の画像❷のエアコン送風口フィニッシャー及びドア・トリムフィニッシャーと共通の素材を使用している。
※ 画像はmusashiさんのブログ “ハイブリッドな生活(旧ルノーな生活)” から拝借し、編集加工したものです。musashiさん、快く許可をしてくださりありがとうございます。
出典:http://blog.goo.ne.jp/cbk34260/e/a101b578a6a9acb2017d1dbc0b6a6781


▼ インテリア・パック・デザイン・コレクション等のアクセサリー価格。

▼ パイオニア製の2DIN SDナビを選んだとしたら併せてドライブレコーダーとリアカメラも検討したい。



【 ロードインプレッション 】
▼ 新車装着タイヤは “ContiEcoContact 5” の195/55 R 16 87H。


■ ⭕️ なところ
 ・車両重量の軽さ(1,130kg)、さらには鼻先の軽さが効いて90PSで十分の動力性能(メガーヌ2は1,310kg、133PS)。

 ・3,000回転以上回せば十分な加速性能。ターボ過給のタイムラグもほとんど感じられない。

 ・エンジンの静かさはメガーヌ2のF4R(2,000cc DOHC 4気筒)より上。

 ・走りの楽しさはメガーヌ2(6MT)と互角。

 ・下り坂の走りが驚くほど速い(逆の見方をすればエンジンブレーキの効きは2速以下でないと期待できない)。

 ・ドアミラーの視認性(形状と縦方向の大きさによるところが大)は新しいクルマだけあってメガーヌ2より勝る。


■ ✖️ なところ
 ・乗り心地は11年経過したメガーヌ2の方が良い。タイヤの銘柄による差は無視できないものの高速道路の継ぎ目を乗り越える際にその差が顕著(メガーヌ2では “Michelin Primacy 3” 205/55 R 16 91V を使用)。

 ・シフトフィールは11年経過したメガーヌ2(6MT)の方が良い。ルーテシアの5速トランスミッションは引っかかる感じというかネチョッとした感じがする。

 ・クラッチがメガーヌ2と比較して異様に軽い(軽い方が好みの方にはむしろオススメ)。

 ・流れをリードして走るにはこまめなシフトチェンジが必須(メガーヌ2が許容してくれるズボラシフトは通用しない)。

 ・当たり前だが、運転を楽しむ回転数(3,000〜5,500rpm)で走ると省燃費は期待できない。

 ・後方視界はメガーヌ2より劣る。



【 最後にちょっと 】
4日間といっても1日乗らない日がありましたし、距離と時間を稼いだのは11月30日に約4時間半かけて走った日帰りドライブです。

自宅から保土ヶ谷バイパス → 東名横浜町田IC → 東名御殿場IC → R246号 → 富士スピードウェイ → 山梨県道730号・神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線 → 山中湖パノラマ台 → 道志みち → 宮ヶ瀬湖鳥居原駐車場 → R412号 → R246号 → 東名厚木IC → 東名横浜町田IC → 保土ヶ谷バイパス というルートを走りました。

山中湖パノラマ台付近では冠雪した富士山を眺めることができました。下の写真の撮影日時は11月30日 7:55です。



おしまい。


※ 画像❷のキャプションを訂正・追記しました(2016/12/04 17:53)。

※ 2枚目の画像のキャプションを
訂正・追記しました(2016/12/05 7:00)。

※ 【 インテリアに対するインプレッション... 】の項で、2か所の追記をしました(2016/12/05 7:28)。

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何シテル?   06/18 07:17
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