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若翁のブログ一覧

2016年12月08日 イイね!

“CLIO IV Phase2”、2016年7月にボルドーでメディアにお披露目

“CLIO IV Phase2”、2016年7月にボルドーでメディアにお披露目過日 MICRA Gen5” について、ワールドプレミアの時期に公開された動画を埋め込んだ記事をアップしました。いささか鮮度が落ちた情報にもかかわらずご覧いただいた皆さまには感謝申し上げます。

今回はさらに2か月以上前の情報ですが、“CLIO IV Phase2” について、モロッコのメディア(フランス語)によるYouTube動画とオーストリアのメディア(ドイツ語)による画像で構成した記事をアップすることにします。


TWINGO III” と “smart forfour” は異父兄弟車でスロベニアのノヴォ・メスト工場で製造、“CLIO IV Phase2” と “MICRA Gen5” は言うなればいとこ同士でフランスのフラン工場で製造されます。Aセグでのケースがうまくいっているからこそ、Bセグでもこの成功を狙ったということでしょうか。

欧州のBセグハッチバック市場において片やルノーはトップグループ、片や日産は遥か後方に続くフォロワーに過ぎません。日産がルノーのシェアを食うとは到底考えられませんが、2つのモデルにはどのような差別化がなされているのか。また、CLIO IV Phase1で不満に感じたインテリアの質感は変わったのか変わらないのか。これらを探るのが目的です。



【 モロッコのメディア(フランス語)によるYouTube動画 】



 Essai de la Renault Clio 4 facelift
 wandaloo.com
 3:44
 2016/07/29 に公開



【 オーストリアのメディアによる画像 】

▼パワーユニット+ギアボックスのバリエーション。ガソリンエンジンとの組み合わせが7種類。ディーゼルエンジンとの組み合わせが4種類。Phase 2 の注目ユニットは “ENERGY TCe 120 MT6” と “ENERGY dCi 110 MT6
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ オーストリアのメディア向けに用意された車輌(ENERGY TCe 120 MT6)
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ 用意された車輌のグレードは Intens と思われる。ボディカラーは左が Rouge Intense、右が Gris Titanium

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ Gris Titanium の車輌(ENERGY dCi 110 MT6)のエクステリア
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ Rouge Intense の車輌に組み合わされたインテリア
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ オプションと思われるシート表皮の素材は上質でデザインセンスの良いものになった
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ Gris Titanium の車輌に組み合わされたインテリア
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ センターパネル。エアコン送風口の周囲がクローム加飾となった
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ ロサンジュに組み合わされたリアカメラ
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ リアカメラの映像
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

▼ 以下6点の画像は全てR.S. 220 TROPHY
Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html

Source:
http://www.autofilou.at/2016/07/mit-renault-nach-bordeaux-das-clio.html



【 AUTOCAR DIGITAL(autocar.jp)からフェイスリフトについて引用 】
2016年6月14日に公開されたAUTOCAR DIGITAL(autocar.jp)の海外ニュースから Phase2 の変更点について引用させていただきます。

エクステリアでの変化は極く僅か。このクラスで最もスマートと称されるクリオであるから、そのイメージを変えるような変更はされないのは当然と思われる。新しいLEDヘッドランプと、その幅を強調するような新しいフロント・グリル、そしてリプロファイルされたリア・バンパーなどに留まる。そのフロント部分は、先月スパイショットでも紹介した最新のメガーヌに共通するようなデザイン処理がなされている。

また、インテリア・デザインも殆ど変わっていない。しかし、その材質は、メガーヌやタリスマンのキャビンに使用されるハイクラスな素材が使用されている。特に、新しいクロム・トリムと、よりソフト・タッチなプラスティックが使用されている。

インフォテインメント・システムは3種類。エントリー・モデルは、スマートフォンとの連携ができるR & Goだ。上位のR-リンク・エボリューションとメディア・ナビ・エボリューションは、センターにあるタッチ・スクリーン・ディスプレイを備えたナビゲーション・システムが標準となる。

また、フロントのパーキング・センサーとバック・カメラを備える他、最上級モデルはオートマチック・パーキング・ファンクションを備える。

エンジンはすべて持ち越しとなるが、1.5ℓのディーゼル・エンジンに109psバージョンが追加され、ガソリン・エンジンのTCe120には6速マニュアルが選べるようになった。




【 最後にちょっと 】
フェイスリフトにより “CLIO IV Phase2” のインテリアは確実に上質になりセンスも良くなりました。しかし、MICRA Gen5 のインテリアの方が私の好みには合っています。

次の注目点は ENERGY TCe 120 に6速マニュアルが搭載されたことです。これは MICRA Gen5 にはない優位性です。日本市場に “ENERGY TCe 120 MT6” が速やかに導入されることを期待します。

三番目の注目点は搭載技術です。CLIO IV Phase2 の最上級モデルで「オートマチック・パーキング・ファンクション」が選べるだけなのに対し、MICRA Gen5 では 「車線逸脱防止支援システム(LDP)」、「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」、「標識検知機能」、「ハイビームアシスト」、「ブラインドスポットワーニング」などを選択することができます。私にとってはあれば嬉しい機能に過ぎませんが、MICRA Gen5 の圧勝です。ここが最大の差別化ポイントということでしょう。


〆に英国(?)のメディアが載せた参考価格表をアップします。


※ 最後の項にパラグラフをひとつ追加しました(2016/12/09 8:25)。
2016年12月07日 イイね!

マークラインズ(自動車産業ポータル)で欧州6か国市場のブランド別シェア(TOP20)を調べてみた - 2016年11月編

マークラインズ(自動車産業ポータル)で欧州6か国市場のブランド別シェア(TOP20)を調べてみた - 2016年11月編2015年10月度からマークラインズ株式会社(MarkLines Co., Ltd.)がwebで公開している情報サービスをウォッチングしてきました。

英・独・仏・伊・西・白(ベルギー)の6つの市場について同社から得た情報を編集・加工し、シェアTOP20のブランドを統一フォーマットでリストアップします。さらに日本市場についてはおまけ扱い(参考程度というイミです)で、日系を除く輸入車ブランドについてリストアップします。

また、 表中の BMW、Nissan、Toyota、Renault、Mazda の5ブランドのデータには色をつけていることをお断りしておきます。

尚、全部のデータをご覧になりたい方は、自動車情報プラットフォームマークラインズ > 販売実績(国別)にアクセスしてください。 速報情報だけなら、わずらわしい会員登録は不要です。詳細情報まで見たい場合には会員登録が必要です。





BMW は5位(13,541台)から3位(15,330台)に順位を上げました。

Nissan は7位をキープしています。

Renault は15位(4,360台)から8位(6,572台)に上げました。

Toyota は13位をキープしています。

マークラインズの記事中に興味深いデータがありましたので以下引用します。

・モデル別では、1位がフォード「フィエスタ (Fiesta)」で8,382台、2位がボクソール「アストラ(Astra)」で4,829台、3位がVW「ゴルフ(Golf)」で4,663台、4位がボクソール「コルサ(Corsa)」で4,341台、5位がフォード「フォーカス (Focus)」で4,321台など。

・使用燃料別では、ディーゼル車が2.9%減の8万8,897台(シェア48.3%)、ガソリン車が7.9%増の8万8,541台(同48.1%)、代替燃料車(AFV)が25.1%増の6,663台(同3.6%)。

・販売先別では、個人が前年同月比1.2%減の7万8,067台(シェア42.4%)、フリートが5.1%増の9万9,299台(同53.9%)、ビジネスが24.3%増の6,735台(同3.7%)。

・SMMTのマイク・ホーズ(Mike Hawes)CEOは、最新技術や最先端のデザインが消費者の購買意欲を高め、売上増につながったとしている。また、市場規模はまだ小さいながらも代替燃料車の成長が好調な伸びを見せており、将来的に市場を拡大するためには長期的な政府の支援とインセンティブが必要不可欠であると述べた。






TOP2の順位は8月から変わらずです。

BMW は4位(20,608台)から3位(22,306台)に上げました。

Renault は8位をキープしています。

Toyota は11位をキープしています。

Nissan は12位をキープしています。

Mazda は16位をキープしています。





RENAULT は2位との差を大きく上回りトップの座をキープしています。

TOYOTA は6位をキープしています。

NISSAN は13位(4,103台)から11位(5,351台)に上げました。

BMW は12位(4,681台)から13位(5,017台)に下げました。





RENAULT は4位(8,145台)から3位(10,002台)に上げました。

TOYOTA は7位をキープしています。

BMW は9位(5,570台)から11位(5,044台)に下げました。

NISSAN は14位をキープしています。

SUZUKI が8月以来のランクインです。

マークラインズの記事中に興味深いデータがありましたので以下引用します。

・11月の新車販売台数をモデル別に見ると、1位がフィアッ ト「パンダ(Panda)」で1万2,939台、2位がランチア「イプシロン(Ypsilon)」で4,379台、 3位がルノー「クリオ(Clio)」で3,970台、4位がフィアット「ティーポ(Tipo)」で3,548台、5位がフィアット「500X」で3,475台など。

・また、外国車代理店協会(UNRAE)によると、11月の燃料別の乗用車販売台数は、ディーゼル車が12.5%増の8万8,842台(シェア59.7%)、ガソリン車が7.9%増の4万4,848台(同30.1%)、ハイブリッド車(HV)が36.3%増の3,459台(同2.3%)、電気自動車(EV)が16.1%増の108台(同0.1%)など。販売先別では、個人向けが前年同月比5.2%増の9万3,281台(シェア62.6%)、フリートが2.4%増の2万3,671台(同15.9%)、ビジネスが28.0%増の3万1,945台(同21.5%)となっている。






RENAULT はトップをキープしています。

NISSAN は7位(4,441台)から6位(4,939台)と上げました。

TOYOTA は9位をキープしています。

BMW は15位(3,216台)から10位(4,492台)と上げました。

MAZDA は6月以降18位をキープしています。

マークラインズの記事中に興味深いデータがありましたので以下引用します。

・モデル別では、首位がルノー「メガーヌ(Megane)」で3,071台、2位がセアト「レオン(Leon)」で2,529台、3位がセアト「イビサ(Ibiza)」で2,333台、4位が日産「キャシュカイ(Qashqai)」で2,286台、5位がVW「ゴルフ(Golf)」で2,047台などとなっている。

・販売先別では、11月は個人向けが前年同月比3.9%増の5万4,904台、ビジネス向けが28.6%増の3万733台、レンタカーも42.9%増の7,016台と好調だった。また、燃料別の比率は、ディーゼルが56.2%、ガソリンが39.8%、ハイブリッド車(HV)および電気自動車(EV)が4.0%。






Renault は2位をキープしています。

BMW は8月以降3位をキープしています。

Toyota は12位をキープしています。

Nissan は13位
をキープしています

Suzuki は6か月連続のランクインです。





Renault は 
シェア2.4%(10月)から1.6%(11月)と下げました。Peugeot に抜かれ、すぐ後ろにsmart が迫っています。どうしたことでしょう? 受注は好調でも肝心のタマが国内在庫にないというのが真相のようです。

VW は不調のままですが、Porche が10位(2.0%)から8位(2.1%)に順位を上げてきました。



【 最後にひとこと 】
表のタイトル(新車という語があるかないか)、表中のブランド名の表記法(オールキャップスであるかないか)は不統一ですが、オリジナルのデータを尊重した結果です。

2016年10月編(2016年11月09日の記事参照)に続くシリーズの第14弾です。
Posted at 2016/12/07 10:29:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートモビルズ ■ 総合 | 日記
2016年12月06日 イイね!

やったね Nissan !! 2017年3月欧州発売の “MICRA Gen5” に魅せられた。

やったね Nissan !! 2017年3月欧州発売の “MICRA Gen5” に魅せられた。9月29日に開催された “パリモーターショー2016” で “MICRA Gen5(日本名マーチ5代目)” がワールドプレミアされました。

新型 “MICRA(日本名マーチ)” は、2017年3月から欧州で販売が始まります。CEOのカルロス・ゴーン氏は「このクルマは、世界中のBセグメントの中で最も台数規模が大きく、最も競争が激しい欧州の同セグメントでトップになるという私たちの意志の表れです」と語っています。


Nissan France のサイトや YouTubeの動画をじっくり見て、「やったね Nissan !!」と心の中で叫んでしまいました。

今回はYouTube動画の埋め込みとプレローンチ・ブローシャーの一部から構成した記事をアップします。



【 “MICRA Gen5” を知るには必見の動画2本 】



 Nouvelle Nissan MICRA : la révolution est en marche.
 nissanfrance
 2:30
 2016/09/29 に公開




 Nouvelle Nissan MICRA : making of
 nissanfrance
 6:29
 2016/09/29 に公開



【 生産工場は? パワーユニットは? ギアボックスは? 】
欧州向け生産はルノーの Flins(フラン)工場です。ルノー好きの方ならよくご存知ですネ。CLIO IV を生産している工場です。



パワーユニットとギアボックスの組み合わせは以下の3種類のみです。バリエーションの少なさは CLIO IV との差別化からでしょうか。

■ dCi 90 + 5MT:排気量1.5Lの4気筒ディーゼルエンジン。型式はK9K。最高出力66kW(90ps)/最大トルク220Nm。

■ 1.0L 73 + 5MT:排気量1.0Lで3気筒の自然吸気(NA)エンジン。型式はBR10DE。最高出力54kW(73ps)/最大トルク95Nm。

■ IG-T 90 + 5MT:排気量0.9L(リットル)の3気筒ターボエンジ。型式はHR09DET。最高出力66kW(90ps)/最大トルク140Nm(+10オーバーブースト時)。

私が注目するのは3つめの “ IG-T 90” です。名称は違えど CLIO IV に搭載される “Energy TCe 90” と同一のエンジンと思われます。このパワーユニットと5MTの組み合わせは ルーテシア4 のテストドライブで満足しているので期待が持てます。



【 私が特に魅せられたのはインテリアとインフォティメント 】
▼ 私がインテリアで最も重視しているのは計器類です。オーソドックスな真円二眼ですネ。ダッシュボードはシンメトリーでケレン味のないオーソドックスなデザインです。大変好感が持てます。
Source:NetCarShow.com

▼ ボディカラーは10色。どちらかというとおとなしめのシック系カラーが中心です。イメージカラーに使われているのは “Orange Racing(エナジーオレンジ)” ですが、私のお気に入りは “Ivoire(アイボリー)” です。

▼ 標準仕様のインテリアとは別にインテリア・パックが3色用意されています。

▼ 画像の色味が茶色っぽくなってしまいましたが、“ORANGE Racing” と思われます。

▼ こちらは “BLEU Électrique”。実物を見てみたいものです。

▼ 7インチフルカラーディスプレイのインフォティメント。オーディオ、カーナビゲーションのみならず、携帯電話、Apple CarPlay と連携することができます。



【 搭載技術 】
「車線逸脱防止支援システム(LDP)」、「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」、「インテリジェントアラウンドビューモニター」、「標識検知機能」、「ハイビームアシスト」、「ブラインドスポットワーニング」などが搭載されているようです。



【 最後にちょっと 】
これだけ魅力あふれるクルマに仕上がっていますが、日本で販売されるかどうかは不明です。たとえ、販売されたとしてもCVTしか選択できなければ(NISMOのMTは除外)私にとっては魅力半減です。うーん無理だろうなぁ・・・残念です。

〆にもう1本動画を埋め込みます。



 Nouvelle Nissan MICRA : play it your way*
 nissanfrance
 1:33
 2016/09/29 に公開

おしまい。
2016年12月03日 イイね!

ルノー ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” を4日間にわたり276km運転しました

ルノー ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” を4日間にわたり276km運転しましたルノー厚木インターさんの所有するルノー ルーテシアZen 0.9L/5MT” をメガーヌ II 車検整備中の代車としてお借りしました。

本年3月には ルノー コレオスIntense” を3日間お借りし、ある程度の距離と時間を走行することができたので、初のインプレッション記事を書きました。

ルーテシア “Zen 0.9L/5MT” は別のディーラーさんで試乗したことがありますが、定まった試乗コースを短時間運転しただけでした。今回は4日間も運転可能な機会を得ることができました。


そこでこのクルマのインプレッションをアップすることにします。併せて、このグレードに関わらず現行ルーテシアの購入を検討中の方に参考になりそうな情報も意識して取り上げていきます。


▼ ボディカラーは “Blue de France(ブルー ドゥ フランス)”。所謂 “French Racing Blue” です。現行ルーテシアの中で私が最も好きなボディカラーです。残念ながらPhase 2(日本市場では未発売)では廃番となってしまいました。

16" アロイホイールPassion/ブラック” は標準装備です。ブリリアントブラックサイドプロテクションモールクロームメッキフィニッシャー(フロントグリル、サイドプロテクションモール、トランクリッド)は “Intens” と共通の装備です。タイヤとホイールは別として、外観上の目立つ差はほとんどありませんサイドウィンドウモールのクロームメッキフィニッシャーの有無らいです




【 借り出した時点での走行距離とオプション装備品 】
お借りしたのは2015年9月登録の試乗車で、走行距離は僅か2,225kmです。

嬉しいことに以下のオプションアクセサリーが装着されています(画像をクリックすると拡大します)。この恩恵にあやかって高速道路を使った日帰りドライブを楽しむことにします。



また、以下のオプションも装備されています(画像をクリックすると拡大します)。


オプションパーツ6点の合計価格は254,880円となります。



【 インテリアに対するインプレッション(視認性、操作性を含む) 】
現在の私のモノサシは愛車メガーヌ2です。どうしてもメガーヌ2との比較にならざるえないことを最初にお断りしておきます。

片やメガーヌ2はCセグで2002年に欧州デビュー、片やルーテシア4はBセグで2012年に欧州デビューしたクルマです。クラスの違い、設計・製造年度の違い、果ては2006年以降の業績悪化によるブランドの再構築の結果が私の好みにどこまでに影響してくるかというお話になります。


▼ ①計器類

▼ ②シフトノブ、③パーキング・ブレーキ、④シート・トリム

▼ ⑤ステアリング・ホイール、⑥センターパネル、⑦2DIN SDナビ(パイオニア製)

▼ ⑧ダッシュボード、⑨エアコン送風口フィニッシャー、⑩ドア・トリム、⑪オートウィンドーSWパネル


メガーヌ2には本国カタログモデルに6つのグレードがありました。価格の安い方から並べるとAuthentique” < “Expression” < “Dynamique” < “PrivilegeGT”(Phase 2から) < “R.S.”。

Privilege”  のインテリアは Phase 1 及び Phase 2 とも優しく明るい色調で、グレイッシュなベージュとカーボンが基調色でした。ルノー・ジャポンではこのグレード名を使わなかったものの、私の愛車 Phase 1 はこの色調で大変気に入っています。

すでに欧州では Phase 2 となったクリオ4(欧州でのモデル名)は本国カタログモデルに何と8つものグレード(本国ではバージョンと呼んでいる)があります。価格の安い方から並べるとLife” < “Zen” < “Business” < “Intens” < “Edition One” < “Initial Paris” < “R.S.” < “Trophy。Phase 1 にあった “GT” はなくなったようです。

仕向け地によってはグレード数も名称も違ってきます。ちなみに英国では Expression” < “Play” < “Dynamique Nav” < “Dynamique S Nav” < “R.S. 200” < “R.S. 220 Trophy の6つです。


それでは評価とまいります。

■ ⭕️ なところ
 ・計器類は見やすい。

 ・パーキングブレーキの形状と操作性。電子式や足踏み式ではなく、従来からあるハンド式であるところ。

 ・ステアリング・ホイールのグリップが革巻きで感触が良い。10年前の安価なグレードは樹脂むき出しのままだった。

 ・ステアリングの調整機構はチルトだけでなくテレスコピックも備わっているところ。ルーテシア3はチルト機構だけだった。

 ・シフトノブが革巻きでシフトパターンには凹凸があるプレートが使われているところ。

 ・オプション装着の2DIN SDナビはセンターパネルと一体感があってスッキリ見えるところ。


■ ✖️ なところ
 ・計器類のデザイン(メガーヌ2のような真円二眼のアナログが好み)。

 ・パーキングブレーキのグリップはカーボン風で、ここだけ見れば悪くはないが、他のパーツでは見られず統一感に欠ける(統一感を狙うなら革巻きにすべき)。

 ・ステアリング・ホイールの一部にピアノブラックのパネルを使ったデザイン(指紋の汚れが付きやすそう)。

 ・2DIN SDナビは画面が大きく視点に近い位置であるにもかかわらず、遠近両用メガネを使用している私とって運転中には見づらい(メガーヌ2ではオンダッシュの位置に5"という小さな画面のSDナビを使っているにもかかわらず、運転中はこちらの方が見やすい。ナビはパナソニックGorila)。リアカメラやドライブレコーダーを付けて連動させないのであれば、スマホのナビという選択もありかもしれない。スマホなら自分の見やすい位置を選んで設置できるかもしれない。

 ・ダッシュボード周りからドア・トリム及びシート・トリムに至るまで、黒っぽい色だらけなところ。

 ・ダッシュボードやドア・トリムが硬質なプラスチックだらけなところ。



【 R.S.との比較とインテリア用純正アクセサリー 】
▼ ❶R.S.のインテリア。ステアリング・ホイールは専用品でピアノブラックのパネルは使われていない。挿し色の赤が5箇所に見つかる(画像では見難いがエアコン送風口フィニッシャーやシフトレバーの根元にも赤が使われている)。

▼ ❷日本未発売の限定バージョン “Iconic(アイコニック)” のインテリア。ステアリング・ホイールはR.S.用のディフュージョン版(Phase 2 日本向けは2016年2月25日のマイナーチェンジ後からは “Intens” のみこのデザインに変わる模様変わった模様)。エアコン送風口フィニッシャーとドア・トリムフィニッシャーにホワイトカーボン風の柄が使われている。シフトノブはアルミ素材(日本向けは6速EDCのみで該当せず)ヒーター付き専用レザーシート。日本向け “Iconic(アイコニック)” は限定30台(2016年2月25日発売)。

▼ ❸Phase 1用のオプション “インテリア・パック・デザイン・コレクション<ルージュ>”。日本市場ではステアリング・ホイール、エアコン送風口フィニッシャー、ドア・トリムフィニッシャーの3点のみの設定(さらに残念なことにドア・トリムフィニッシャーは “Zen” グレードでは選べない)。

▼ ❹Phase 1用のオプション “インテリア・パック・デザイン・コレクション<フレンチ>”。日本市場ではステアリング・ホイール、エアコン送風口フィニッシャー、ドア・トリムフィニッシャーの3点のみの設定(さらに残念なことにドア・トリムフィニッシャーは “Zen” グレードでは選べない)。

▼ Phase 1 用 “インテリア・パック・デザイン・コレクション” の一例。左から<ドット><ブルー><フレンチ>。ボディカラーに “Blue de France(ブルー ドゥ フランス)”を選んだ場合はこの3つが似合いそうです。<ドット>は上の画像❷のエアコン送風口フィニッシャー及びドア・トリムフィニッシャーと共通の素材を使用している。
※ 画像はmusashiさんのブログ “ハイブリッドな生活(旧ルノーな生活)” から拝借し、編集加工したものです。musashiさん、快く許可をしてくださりありがとうございます。
出典:http://blog.goo.ne.jp/cbk34260/e/a101b578a6a9acb2017d1dbc0b6a6781


▼ インテリア・パック・デザイン・コレクション等のアクセサリー価格。

▼ パイオニア製の2DIN SDナビを選んだとしたら併せてドライブレコーダーとリアカメラも検討したい。



【 ロードインプレッション 】
▼ 新車装着タイヤは “ContiEcoContact 5” の195/55 R 16 87H。


■ ⭕️ なところ
 ・車両重量の軽さ(1,130kg)、さらには鼻先の軽さが効いて90PSで十分の動力性能(メガーヌ2は1,310kg、133PS)。

 ・3,000回転以上回せば十分な加速性能。ターボ過給のタイムラグもほとんど感じられない。

 ・エンジンの静かさはメガーヌ2のF4R(2,000cc DOHC 4気筒)より上。

 ・走りの楽しさはメガーヌ2(6MT)と互角。

 ・下り坂の走りが驚くほど速い(逆の見方をすればエンジンブレーキの効きは2速以下でないと期待できない)。

 ・ドアミラーの視認性(形状と縦方向の大きさによるところが大)は新しいクルマだけあってメガーヌ2より勝る。


■ ✖️ なところ
 ・乗り心地は11年経過したメガーヌ2の方が良い。タイヤの銘柄による差は無視できないものの高速道路の継ぎ目を乗り越える際にその差が顕著(メガーヌ2では “Michelin Primacy 3” 205/55 R 16 91V を使用)。

 ・シフトフィールは11年経過したメガーヌ2(6MT)の方が良い。ルーテシアの5速トランスミッションは引っかかる感じというかネチョッとした感じがする。

 ・クラッチがメガーヌ2と比較して異様に軽い(軽い方が好みの方にはむしろオススメ)。

 ・流れをリードして走るにはこまめなシフトチェンジが必須(メガーヌ2が許容してくれるズボラシフトは通用しない)。

 ・当たり前だが、運転を楽しむ回転数(3,000〜5,500rpm)で走ると省燃費は期待できない。

 ・後方視界はメガーヌ2より劣る。



【 最後にちょっと 】
4日間といっても1日乗らない日がありましたし、距離と時間を稼いだのは11月30日に約4時間半かけて走った日帰りドライブです。

自宅から保土ヶ谷バイパス → 東名横浜町田IC → 東名御殿場IC → R246号 → 富士スピードウェイ → 山梨県道730号・神奈川県道730号・静岡県道147号山中湖小山線 → 山中湖パノラマ台 → 道志みち → 宮ヶ瀬湖鳥居原駐車場 → R412号 → R246号 → 東名厚木IC → 東名横浜町田IC → 保土ヶ谷バイパス というルートを走りました。

山中湖パノラマ台付近では冠雪した富士山を眺めることができました。下の写真の撮影日時は11月30日 7:55です。



おしまい。


※ 画像❷のキャプションを訂正・追記しました(2016/12/04 17:53)。

※ 2枚目の画像のキャプションを
訂正・追記しました(2016/12/05 7:00)。

※ 【 インテリアに対するインプレッション... 】の項で、2か所の追記をしました(2016/12/05 7:28)。
2016年12月01日 イイね!

フランスにおけるモデル別登録台数 TOP 100 - 2016年11月累計

フランスにおけるモデル別登録台数 TOP 100 - 2016年11月累計2016年度の11月末時点でのフランスにおけるモデル別登録台数累計をアップします。

情報ソースは CCFA(仏自動車工業会)がweb で公開している pdfドキュメントです。数字は2016年初頭からの累計である点に注意してください。画像をクリックすると拡大します(1280 × 932)。



【 2016年11月 TOP 100 VP(プライベート・カー)】




【 仏系4ブランドのランクインしたモデル 】
■ Renault
 1位 Clio IV(5.5%)> 4位 Captur(3.5%)> 8位 Mégane IV(2.2%)> 10位 Twingo III(2.0%)> 12位 Kadjar(1.9%)> 15位 Scénic III(1.5%)> 31位 Talisman(0.8%)> 38位 Espace V(0.6%)> 46位 ZOE(0.5%)> 58位 Kangoo II(0.5%)> 65位 Mégane III(0.4%)> 77位 Trafic(0.3%)

■ Peugeot
 2位 208(4.9%)> 3位 308 II(3.9%)> 5位 2008(3.4%)> 17位 3008(1.4%)> 24位 508(0.9%)> 30位 108(0.8%)> 40位 5008(0.6%)> 55位 3008 II(0.5%)> 61位 Partner(0.4%)

■ Citroën
 7位 C3 II(2.7%)> 9位 C4 II Picasso(2.1%)> 18位 C4 II(1.2%)> 21位 C4 Cactus(1.0%)> 27位 C3 II Picasso(0.8%)> 35位 C1 II(0.7%)> 52位 Berlingo(0.5%)> 94位 C4 Aircross(0.2%)> 96位 C3 III(0.2%)

■ DS
 32位 DS3(0.7%)> 64位 DS4(0.4%)



【 伊系ブランドのランクインしたモデル 】
■ Fiat
 23位 500(1.0%)> 28位 500X(0.8%)> 67位 Panda III(0.4%)> 89位 Tipo(0.3%)



【 独系4ブランドのランクインしたモデル 】
■ VW
 11位 Polo(2.0%)> 14位 Golf VII(1.6%)> 29位 Touran(0.8%)> 39位 Tiguan II(0.6%)> 43位 Passat 8(0.5%)> 66位 Sportsvan(0.4%)> 84位 Tiguan(0.3%)> 92位 Up(0.2%)

■ Audi
 33位 A3(0.7%)> 42位 A1(0.6%)> 45位 A4(0.5%)> 59位 Q3(0.5%)> 100位 Q5(0.2%)

■ Mercedes
 41位 Classe A(0.6%)> 51位 Classe C(0.5%)> 73位 Classe B(0.4%)> 76位 GLA(0.3%)> 85位 GLC(0.3%)> 98位 CLA(0.2%)

■ BMW
 53位 Série 1(0.5%)> 56位 X1(0.5%)> 81位 Ac. Tourer(0.3%)> 83位 Série 3(0.3%)> 95位 Gd. Tourer(0.2%)



【 日系3ブランドのランクインしたモデル 】
■ Toyota
 16位 Yaris(1.5%)> 36位 Auris(0.7%)> 48位 Aygo II(0.5%)> 60位 RAV4(0.4%)> 87位 Verso(0.3%)

■ Nissan
 19位 Qashqai 2(1.2%)> 34位 Juke(0.7%)> 44位 X-Trail 3(0.5%)> 69位 Micra(0.4%)

■ Suzuki
72位 Swift(0.4%)> 78位 Vitara III(0.3%)



【 その他4ブランドのランクインしたモデル 】
■ Ford
 20位 Fiesta(1.2%)> 54位 Kuga(0.5%)> 62位 Focus(0.4%)> 74位 C-Max II(0.3%)> 80位 Ecosport(0.3%)> 91位 B-Max(0.3%)

■ Mini
 26位 Mini III(0.8%)

■ Land Rover
 86位 Range Rover Evoque(0.3%)

■ Volvo
 90位 XC60(0.3%)



【 最後にちょっと 】
Renault Twingo III が Top10 に返り咲きました(10月末時点では VW Polo が10位)。ルノー贔屓の私には喜ばしい限りです。

日本でのルノーの最大勢力 Kangoo II は58位(0.5%, 8,528台)というポジションです。フランスでは Citroën Berlingo の方が売れていて52位 (0.5%, 8,937台)です。
Posted at 2016/12/01 21:45:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートモビルズ ■ 総合 | 日記

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