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若翁のブログ一覧

2017年01月21日 イイね!

“アンチエイジング・ドック” の受診を検討していたが・・・選んだのは “動脈硬化ドック”

“アンチエイジング・ドック” の受診を検討していたが・・・選んだのは “動脈硬化ドック”2017年1月15日の記事では、「近いうちに “アンチエイジング・ドック” を受診し、“筋肉年齢”、“血管年齢”、“神経年齢”、“ホルモン年齢”、“骨年齢” を把握したいと考えています。」と書きました。

あの時点で候補に挙げていたのは日本抗加齢医学会が認定する医療施設のうち神奈川県内にある3施設でした。

※ タイトル画像は多くの “動脈硬化ドック” で採用されている “頸動脈エコー検査” を表したイラストです。



【 神奈川県内にある3つの医療施設の行うアンチエイジングとは 】
日本鋼管病院 ドック・健診センター 人間ドックオプション検査
http://www.koukankai.or.jp/humans_dock/course_list.html

鶴見大学歯学部附属病院 アンチエイジング外来で行うこと
http://ccs.tsurumi-u.ac.jp/aag4/03.html

相模原中央病院 アンチエイジング
http://sagamihara-chuo-hospital.jp/index.php?id=22


しかし、公式webの情報を見ながら電話で問い合わせをしたところ、私がイメージしていたものとはかなり異なるものであることが判明しました。

▼ 私がイメージしていた5つの判定項目。この五角形上に判定された機能年齢がプロットされる。

まず、受診の目的や想定するターゲットが全く異なる印象を受けました。

❸ の医療機関は人間ドックのように自由に申し込みができる検査ではなく、脳外科の “キレーション治療” を受けるための前提検査であることが大きな特徴です。“キレーション治療” とは特別な点滴を行うことによってカラダの老廃物や有害金属を排出させる治療で、半年間を目安に約100万円かかります。

動脈硬化だと診断されたら試してみる価値はありそうですが、脳外科を受診するような自覚症状もなく、そもそも「動脈硬化の恐れがある」とされただけなので私には向きません。


❶ の医療機関は人間ドックオプションとして設定されているもので、1日ドックと併せて受けることが条件となり、単独では受けられません。

また、私が求めている5つの判定項目のうち、“② 血管年齢”、“⑤ 骨年齢” は機能年齢が何歳と判定されそうですが、“③ 神経年齢”、“④ ホルモン年齢” についてはどういう判定なのかわかりません。“① 筋年齢” はそもそも検査項目には見つかりません。


❷ の医療機関は非常に多くの生化学検査が用意されていることに驚きます。しかし、メインターゲットは富裕層の女性であるという印象は拭えません。

とあるメディアが体験取材をした記事を見つけたのでリンクします。
アンチエイジングドック体験記 口腔と全身の老化度はこうやって調べる!
アンチエイジングドック体験記。筋肉、骨、ホルモン年齢はいかに!?

電話で問い合わせた際に “① 筋年齢” について質問したところ、「握力測定で判定する」という拍子抜けする回答でした。しかし、このアンチエイジング・ドックを否定するものではありません。むしろその価値は認めるものの私には向かないという判断をしたにすぎません。



やはり、まだまだ日本の抗加齢医学及びアンチエイジング・ドックは一般的ではないようです。アンチエイジングを謳う多くの医療施設が富裕層の女性をメインターゲットにしているような気がします。

同志社大学 生命医科学部/アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一教授が目指す健康長寿への寄与は道半ばといったところのようです。

日本鋼管病院の人間ドックコース一覧 を眺めているうちに、私の探しているドックは、“動脈硬化ドック” をキーワードにした方が良さそうだという気がしてきました。



【 次に比較検討した3つの動脈硬化ドック 】
そこで、“動脈硬化ドック” をキーワードに検索して新たに見つけた2つの医療機関を加え、比較検討してみました。一覧表を作成するにあたりソースとしたのは各医療施設の公式webページです。

■ 日本鋼管病院 ドック・健診センター 人間ドックコース一覧
http://www.koukankai.or.jp/humans_dock/course_list.html

■ 独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 動脈硬化ドック
http://www.ntmc.go.jp/p_pati/contents/300.html

■ 虎の門病院 付属健康管理センター・画像診断センター 動脈硬化ドック
http://www.toranomon-dock.jp/dock/course.html

▼ 動脈硬化ドックを3つの医療施設で比較

こうして一覧表で比較すると、その差は歴然です。料金は全て予算内に収まるので、東京医療センターと虎の門病院の二択です。

虎の門病院の料金が高いのは検査項目の⑧と⑦のためと思われますが、私にとって必要な項目なのでしょうか? そもそも虎の門病院はエグゼクティブに人気の高い病院で、リッチ層がメインターゲットのような気がします。

迷っていたところ ⑦ について医師の解説記事が見つかりましたので、引用します。

みなさんは動脈硬化の検査というとどのような検査を思い浮かべますか?

頸動脈エコーや脈波伝搬速度検査(血管年齢検査)などでしょうか?

インターネットなどで検索してみると、たいていこのような検査がヒットすると思います。

それぞれ、頸動脈の壁の厚みを見ることで動脈硬化を評価したり、脈波をみることにより動脈の硬さを評価したりすることで、全身の動脈硬化の程度を推定しようとする検査で、その有効性も確立されています。

それでは、冠動脈カルシウムスコアという検査をご存知でしょうか?

心臓を栄養する動脈である冠動脈の石灰化を測定するCT検査です。

血管の石灰化は動脈硬化の現れで、冠動脈に起きた動脈硬化を画像のもつCT値というもので評価しようというものです。

冠動脈カルシウムスコアは冠動脈の動脈硬化評価として有効であることが、数多くの論文で示されています。例としては、冠動脈カルシウムスコアが高いほど将来の心血管事故が高い1)ことや、無症状の人でかつ冠動脈カルシウム0ということは、動脈硬化疾患発症のリスクが低い2)ことなどがあげられます。


(以下略)

出典:NPO法人 性差医療情報ネットワーク 冠動脈カルシウムスコア(2016.10.25)

この記事から学んだのは、『④と③は有効性が確立されている』、『⑦が有効であることが多くの論文にある』で、どうやら⑧はそれ以上を望む人向けであるということです。

そうとなれば、国立病院機構 東京医療センターの他では見られない⑨と、他よりも手厚いと思われる⑤と⑥の優位性が際立ってきます。



【 InBody S20 とは 】
国立病院機構 東京医療センターが導入している InBody は S20 という医療機関向けのモデルのようです。






【 InBody S20 でわかること 】
InBody S20で測定できる項目は以下のとおりです。

■体成分分析
1. 細胞内水分量(ℓ)
2. 細胞外水分量(ℓ)
3. タンパク質量(kg)
4. ミネラル量(kg)
5. 体脂肪量(kg)

■骨格筋・脂肪
1. 体  重(kg)
2. 骨格筋量(kg)
3. 体脂肪量(kg)

■肥満診断
1. BMI
2. 体脂肪率(%)
3. ウエストヒップ比(WHR)

■体水分
1. 右腕(ℓ)
2. 左腕(ℓ)
3. 体幹(ℓ)
4. 右脚(ℓ)
5. 左脚(ℓ)

■体脂肪量バランス

■栄養評価

■体重管理

■肥満診断

■身体バランス

■身体強度

■健康評価

■体重調節
1. 適正体重
2. 体重調節量
3. 脂肪調節量
4. 筋肉調節量
5. フィットネススコア



【 最後にちょっと 】
決めました。電話で予約を取り3月24日に国立病院機構 東京医療センターで動脈硬化ドックを受けることにしました(電話予約をしたのは記事を書いている今日ではなく、2日前の木曜日です)。

2016年7月29日から始めたほぼ毎日のウォーキング(5 km 〜 7 km)、本日(1月21日)から始めた3種のミネラルサプリ(Ca, Mg, Zn)の摂取が3月24日の検査結果にどう反映されるか楽しみです。

逆に “血管年齢” と “骨年齢” が改善されていなければショックですが・・・どうなることでしょう。

さて、どちらかといえば体力測定のような感覚で気軽に受けられそうな “からだ年齢チェック” を実施している整形外科クリニックを見つけました(料金も2万円とお手頃)。ここでも InBody を導入しているようです。

水戸プライマリ整形外科クリニック からだ年齢チェック
2017年01月20日 イイね!

“カルシウム・パラドックス”? “骨年齢” の老化は “血管年齢” にも悪影響!!

“カルシウム・パラドックス”? “骨年齢” の老化は “血管年齢” にも悪影響!!前回の記事で、私の “血管年齢” は “CAVI検査” を受け、実年齢より老化が進んでいるという判定結果が出たことを書きました。

さらには医師から「右足と大動脈に動脈硬化の疑い」という所見をもらいました。メタボ体型でもないし、血圧も高くはないので、この所見には納得がいかないまま5か月の月日が経ちました。

本日、ネットの信頼できそうな医療・健康情報サイトから「私の “血管年齢” が老化した原因はこれらしい」と合点がいく情報を見つけました。

まずは、その情報を引用します。



【 カルシウム・パラドックスが血圧を上昇させる 】
カルシウム・パラドックス(逆説)という言葉を聞いたことがありますか。カルシウムが不足すると、血液中のカルシウムが増えるという不思議な現象のことです。

なぜ、そんなことが起こるのでしょうか。

体内のカルシウムの大半は、骨に貯蔵されています。残りのわずか約1%程度が、血管などの細胞で使われます。

骨以外の細胞で使われるカルシウムは微量ですが、心臓の筋肉や脳の神経細胞の働きをコントロールするなど、生命にかかわる非常に重要な役割をしています。そのためカルシウム摂取量が不足すると、体が危機感をおぼえ、副甲状腺ホルモンを分泌させて骨からカルシウムを取り出し、体内(細胞)に補給します。カルシウム不足が続くと骨からの補給量がどんどん増加し、その結果、血液中のカルシウム濃度が高くなってしまうのです。

つまりカルシウム・パラドックスは生命維持に欠かせない現象なのですが、注目されるのはそのあとで生じるマイナス要因です。

血液中のカルシウム濃度が高くなると、カルシウムは血管壁に取り込まれ、壁を収縮させます。すると血液の流れが悪くなるので、心臓はより強い力で血液を送り出そうとします。その結果、血圧が上昇し、高血圧になりやすいのです。


出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)

さらには、


【 カルシウム不足は血管系疾患の引き金 】
(中略)

カルシウム不足はさらに、動脈硬化を招く原因ともなります。血液中のカルシウムが増えると血管壁が硬くなり、血管の内側が傷つきやすくなります。傷ができると、そこにコレステロールなどが付着するため血液の流れが悪化し、また血管そのものももろくなってしまう(動脈硬化の状態)からです。

カルシウム不足は、高血圧や動脈硬化といった血管系疾患の引きがねともいえるでしょう。


出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.15(2004.09.10)

とあります。検査結果をもう一度振り返り比較します。



【 骨密度及び血圧の検査結果を比較してわかったこと 】
これまでに骨密度の検査を受けたのは2回だけです。測定部位が異なったためあまり気にせずにいましたが、改めて比較してみると・・・

■ 2010年9月24日の検査結果(於:横浜市スポーツ医学センター)
  年  齢:53歳
  身  長:164 cm
  体  重:53.5 kg
  B M I :19.92 kg/㎡
  骨量評価:成人若年者平均の79%(同年齢の平均の83%)
  血  圧:104/68 mmHg

■ 2016年7月29日の検査結果(於:某整形外科クリニック)
  年  齢:58歳
  身  長:164 cm
  体  重:57.0 kg
  B M I :21.02 kg/㎡
  骨量評価:成人若年者平均の70%(同年齢の平均の76%)
  血  圧:未測定


5年間の経過とともに骨量は確実に減っている(“骨年齢” の老化が進んでいる)ことがわかります。さらには昨日家電量販店で血圧を測ったところ『120/70 mmHg』の計測値でした。正常血圧の範囲であるものの5年前に比べると明らかに高い数値を示しています。

このことから次のことが推定できます。

必要なカルシウムが不足していた。➡︎カラダが持っている自己防衛機能にスイッチが入り、骨に蓄えているカルシウムが血液中に溶け出した。➡︎その一部が酸化して血管内に沈着した。➡︎この繰り返しにより徐々に血管が硬くなり血流が阻害されるようになった。

ということなのでしょう。



【 カラダに必要なカルシウム補給と骨密度を維持するための対策 -- 3種のミネラル摂取 】
運動により骨に適度な衝撃を与えることも対策となりますが、最も手っ取り早いのは不足したカルシウムをサプリメントで補うことです。ただし、効果的に摂取するには知っておくべきことがあります。

骨を健康に保つために必要な栄養素は?
骨を丈夫に保つために、カルシウムが必要だとよく言われます。先に述べたとおり、カルシウムはリン酸と結びつくことによってコンクリートのようなものをつくります。また、鉄筋にあたる骨基質たんぱく質は、コラーゲンに加えてオステオカルシンというたんぱく質で構成されています。つまり、カルシウムはもちろん必要ですが、ほかにもいろいろな栄養素が欠かせないのです。

例えばマグネシウムやリンは、骨の形成に欠かせない成分です。カルシウムとマグネシウムは2:1の摂取比率が理想とされ、カルシウムとリンに関しては2:1から1:2の摂取比率が適切であるとされています。亜鉛はたんぱく質の生成に関わるほか、破骨細胞と骨芽細胞の働きを助けて骨の成長をサポートしています。

また、ビタミンDも骨の健康に欠かせない成分です。ビタミンDは小腸でカルシウムの吸収をサポートし、血中カルシウムが低下した時には骨からカルシウムを溶かし、肝臓からカルシウムの再吸収を促進することで、私たちの体がカルシウム不足にならないようにしてくれます。


(以下略)

出典:オムロンヘルスケア はじめよう!ヘルシーライフvol.153(2016.03.10)

市販のサプリメントを当たってみると、まず目をひくのは3種類のミネラルが配合されている製品です。

▼ NatureMadeは1日3錠でCa(500 mg) / Mg(250 mg) / Zn(7 mg)。LIFE STYLEは1日1錠でCa(333 mg) / Mg(133 mg) / Zn(5 mg)。


カルシウムとマグネシウムの比率は2対1が理想的とされているはずなので、その基準からすれば NatureMade を選ぶべきですが・・・どうなんでしょう? この他にもたくさんのメーカーから発売されており、選ぶのに迷ってしまいます。


次にマグネシウム単体製品を探しましたが、LIFE STYLE の一択でした。


さらに亜鉛のみの製品を探して目にとまったのは、

▼ NatureMade 10 mg、LIFE STYLE 30 mg の2製品。
とある医師の情報によれば、亜鉛は特に「カラダに吸収されにくいミネラルなので、効果的に取り入れようとするなら1日複数回に分けた方が良い」というお話でした。



そこで最終的に選んだのは次の3つの製品です。

▼ NatureMade “Super Calcium with Vitamin D”。LIFE STYLE “NATURAL MAGNESIUM”。NatureMade “亜鉛”。

選択の決め手となった理由は次のとおりです。

・複合製品はコストパフォーマンスが良さそうだが、亜鉛を増やしたい時に増量が難しい。

・NatureMade のカルシウムは微量だがビタミンDが配合されている。

・LIFE STYLE の “NATURAL MAGNESIUM” は一錠あたりの価格が最も高価だが、吸収率を高める技術 “キレート加工” は他社製品にはみられないポイント。アマゾン等カスタマーレビューの評価も高い。またそもそも日本で手に入るマグネシウム単体の製品はこれしか見当たらない。

・亜鉛は1日30mg くらい摂取したいが複数回に分けようとすると LIFE STYLE では錠剤を粉砕するしかなく面倒。



【 最後にちょっと 】
記事で紹介しているミネラル製品はこれから摂取する予定なので、効果がどの程度あるのかはまだわかりません。私は自己責任で実施です。

できることなら医師に相談の上摂取されることをオススメします。
2017年01月15日 イイね!

Body Fat Percentage(体脂肪率)が低いからといって安心してもよいのか?

Body Fat Percentage(体脂肪率)が低いからといって安心してもよいのか?2017年01月13日の記事では、大阪・梅田の事故で亡くなった会社経営者に対して『社会的にも責任の重い立場でありながら、自己の健康についてリスク管理ができていない・・・』という批判的な見解を述べました。

「そういうお前はリスク管理ができているんだろうな!?」と詰め寄られたら、恥ずかしながら今の私には返す言葉がありません。

あの記事を書いたのは運転中の脳・心血管疾患の発症による事故』は自分自身にも起こりうることという危機意識をもつこと、そしてその予防について考える契機にしたいからに他なりません。

健康かどうかを計るヘルス・レコードには様々なものがあります。

最も基礎となるデータは年齢、性別、身長、体重であることは言うまでもありませんネ。

今回は例として私のパーソナル・データの一部を使います。リスク(危険因子)があるのかないのか? どこかに隠されたリスク(危険因子)はないのか? みていくことにします。



【 パーソナル・データ その1:年齢、性別、身長、体重 】
2017年1月15日現在の私のデータです(身長は過去に計測したもの)。

  年齢:59歳
  性別:男
  身長:164 cm
  体重:53.5 kg


多くの方が「標準より少し痩せ気味だが、肥満よりはずっといい」と思われるのではないでしょうか。

▼ <参考> Body Fat Percentage Pictures of Men #1

Source:
http://www.builtlean.com/2012/09/24/body-fat-percentage-men-women/



【 パーソナル・データ その2:BMI、体脂肪率 】
2010年9月24日の測定値(於:横浜市スポーツ医学センター)ですが、当時(53歳)と体重が変わらないので今も同じ値だと推定しています。

  BMI:19.92 kg/㎡
  体脂肪率:8.8%


一部の方は「体脂肪率が8.8%!! 羨ましい」と思われるかもしれません。


▼ <参考> Body Fat Percentage Pictures of Men #2
Source:
http://www.builtlean.com/2012/09/24/body-fat-percentage-men-women/


上の写真の数字に当てはめれば2枚めと3枚めの中間です。(これは米国人の基準です。インパクトが強いのであえて引き合いにしていますが、日本人に当てはめるのは無理があるかもしれません。)


▼ <参考> Body Fat Percentage Chart
Source:
http://www.builtlean.com/2012/09/24/body-fat-percentage-men-women/


上の表に当てはめると Athletes の体脂肪率です。(これは米国人の基準です。インパクトが強いのであえて引き合いにしていますが、日本人に当てはめるのは無理があるかもしれません。)

ところが、私のボディはというと・・・

▼ 2017年1月15日撮影

先の写真とは似ても似つかない、恥ずかしいくらい貧弱な筋肉のカラダつきです(汗)。ウエスト周りに贅肉がないことぐらいしか取り柄がありません(苦笑)。


次にもっとカラダ内部の測定値(血圧等)をみていきます。


【 パーソナル・データ その3:血圧、脈拍数 】
家庭用血圧計を購入すべく比較検討中ですが、購入はこれからです。そこで2010年9月24日の測定値(於:横浜市スポーツ医学センター)を引き合いにします。

  最高血圧(収縮期血圧):104 mmHg
  最低血圧(拡張期血圧): 68 mmHg
  脈拍数:79拍/分


心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返します。心臓が収縮すると大量の血液が送り出され、血管に大きな圧力がかかります。反対に心臓が拡張すると、血液の流れはゆるやかになり、血管にかかる圧力も低下します。


日本においても世界においても高血圧とする診断数値は共通で  140/90 mm/Hg 以上とされています。日本の “高血圧治療ガイドライン2014” の分類に当てはめると私の数値は “至適血圧” という分類に当てはまります。

出典:高血圧治療ガイドライン2014

“高血圧治療ガイドライン” は医家向けに作られているものなので、専門用語が多く難しい内容です。そこで一般向けの解説を引用します。引用文中の『(2009よりも古いガイドライン)』という記述は私が追記したものです。
高血圧にも段階がある
新しいガイドラインでは、高血圧をⅠ度・Ⅱ度・Ⅲ度の3段階に分けています。従来(2009よりも古いガイドライン)は、軽症・中等症・重症としていましたが、軽症というと誤解を与えやすいので、治療を必要とするレベルであることを明確にしたものです。

正常高値というのは、「高血圧の一歩手前で、注意が必要なレベル」という意味で、高血圧予備軍の段階です。また、(孤立性)収縮期高血圧とは、収縮期血圧だけが特に高いもので、動脈硬化の進んだ高齢者に多くみられます。

血圧は低めがいい
自分の血圧が正常値の範囲だと、つい安心しがちです。しかし、実際には、正常高値や正常値のレベルでも、脳卒中や心筋梗塞などを起こす例は少なくありません。

病気の発症率との関係をみても、例えば脳卒中の発症率がもっとも低いのは、ガイドラインでいうと至適血圧(収縮期血圧<120かつ拡張期血圧<80)のレベルです。

そのため最近は、「血圧はできるだけ低めにコントロールするほうがいい」とされています。


出典:オムロンヘルスケア 高血圧の新基準とは

ここまでのところは、理想的とは言えなくとも“脳・心血管疾患” の危険因子はみつかりません。これで安心して良いのでしょうか? 落とし穴がありました。それは・・・


【 パーソナル・データ その4:血管年齢 】
2016年6月、運動不足の解消にジョギングを始めました。距離は長くはありませんが選んだコースはアップダウンがあるコースです(標高差100 m)。無理な設定をしたつもりはなかったものの、左膝に軽度の故障が生じました。

2016年7月29日整形外科医を受診しました。診断によれば、「左膝に水が溜まっている」というものでした。この時併せて以前から受けたかった検査を受けました。血管年齢を調べる “CAVI検査”(身長、体重等も併せて測定)です。

  身長:164 cm
  体重:57.0 kg
  BMI:21.2 kg/㎡
  HR:74 拍/分

  CAVI検査 右:9.3(血管の硬さは60代前半に相当します)
  CAVI検査 左:8.7(血管の硬さは60代前半に相当します)

  右上腕血圧:121/86 mm/Hg
  左上腕血圧:124/85 mm/Hg
  右足首血圧:152/80 mm/Hg
  左足首血圧:152/80 mm/Hg


医師の所見を読むと、「右足と大動脈に動脈硬化の疑い」とあるではありませんか!! これには少なからずショックを受けました。実は併せて骨密度検査も受けており、こちらも「同年齢の平均値の76%に相当します」という悪い結果であったため二重のショックを受けました。

この「大動脈に動脈硬化の疑い」は私に「このままではマズイぞ! 何らかの予防策を打たねば!」という気にさせるに十分すぎる診断結果でした。



【 最もお手軽な予防対策 -- 60分ていどのウォーキング 】
この時以来1日 5 km 〜 7 kmていどのウォーキングをほぼ毎日続けています。ランニングではないので雨の日は傘をさして行います。標高差100 m 50〜60 m のアップダウンのあるコースで、所要時間にすると50分〜70分くらいです。

▼ ランニング用に導入したアプリ “Runtastic Pro”ですが、ウォーキングに使って悪いわけではありません。ログ収集用にしか使っていませんが、モチベーションを維持するのに役立っています。

5か月前と比べて体重は3.5 kg減少し、ウエスト周りの贅肉は見た目でもわかるくらい落ちました。血流も良くなったような気がしており、少しは血管が柔らかくなったのではと期待をしています。


さて、もう少し踏み込んだお話に移ります。日本では女性の美容分野で語られることの多い “アンチエイジング” ですが、実際にはもっと幅の広い概念です。


【 アンチエイジングとは 】
アンチエイジングとは、加齢による身体の機能的な衰え(老化)を可能な限り小さくすること、言い換えると、「いつまでも若々しく」ありたいとの願いを叶えることです。特に中年期以降に認知症、骨粗鬆症、皮膚老化、更年期障害、老眼、難聴、歯消失などの老年病のリスクが高まります。詳しい老化メカニズムは未解明ですが、遺伝子の変異、細胞機能の低下、酸化ストレスの増加、免疫力の低下、ホルモンレベルの低下、炎症の慢性化などが共通要因として考えられています。ホルモン作用・抗酸化作用・免疫調節作用を持つ機能性食品を用いた栄養指導や、筋力・有酸素トレーニングなどの運動指導、意欲向上や心身ストレスからの解放を目指した精神療法、ホルモン補充といった薬物療法がアンチエイジングには有効といわれていますが、その実証は今後の課題です。

出典:ヤクルト中央研究所 健康用語の基礎知識

近いうちに “アンチエイジング・ドック” を受診し、“筋肉年齢”、“血管年齢”、“神経年齢”、“ホルモン年齢”、“骨年齢” を把握したいと考えています。

▼ 神奈川県内にある日本抗加齢医学会 認定医療施設
出典:日本抗加齢医学会 認定医療施設



【 最後にちょっと 】
米国人の基準による女性のビジュアルデータも添えて記事を〆ることにします。

▼ <参考> Body Fat Percentage Pictures of Women #1

Source:
http://www.builtlean.com/2012/09/24/body-fat-percentage-men-women/


▼ <参考> Body Fat Percentage Pictures of Women #2
Source:
http://www.builtlean.com/2012/09/24/body-fat-percentage-men-women/
2017年01月13日 イイね!

加齢による認知機能に問題がない人でも要注意!! その2

加齢による認知機能に問題がない人でも要注意!! その22016年に起きた暴走事故は福岡(原三信病院のタクシー事故)だけではありませんでした。

2月25日、大阪・梅田(北区芝田)でも衝撃的な暴走事故がありました。男性(65)、女性(28)の2名が亡くなり、さらには重軽傷8名という悲惨な人身事故でした(女性(28)が亡くなったのは3月16日です)。

事故当日、奈良市の会社経営の男性(当時51)は大阪市北区芝田の路上で乗用車を運転中に心疾患を発症し、ハザードランプをつけて一旦は停止したものの約70秒後に急発進し、繁華街を140メートルほど(そのうち40メートルは歩道)暴走、歩行者を次々とはね飛ばすという異常な事故でした。被疑者がどの時点で突然死したのかは定かではありませんが、花壇に衝突して止まった時にはすでに亡くなられていたようです。

12月26日には『大阪地検、不起訴処分』というニュースが流れました。不起訴の理由は被疑者はすでに死亡している(『訴訟条件を欠く』)ためであり、『被疑者に嫌疑がない』と判断されたわけではないと思われますが・・・どうなんでしょう?

さて、男性(当時51)の心疾患とは “大動脈解離” からの出血が心臓を圧迫しておきた “心タンポナーデ” でした。

半ば想像の域ですが、運転中に激痛が起こりクルマを一時停車させた。➡︎ブレーキペダルを踏んでいたものの、脳に十分な血液が届かなくなるため意識が朦朧としてしてしまい、無意識のうちに足が離れアクセルペダルに動いてしまった。➡︎出血のショックで筋肉が伸展しアクセルペダルに乗った足に力が加わりクルマを発進させ、暴走してしまった。、これが事故の原因ということなのでしょう。

私が狙う主旨でこの事故を記事として取り上げるにはある程度踏み込んだ医療・健康情報が不可欠です。昨年12月には DeNA の運営する “WELQ” が問題視されたこともあり、どこまで踏み込んで書くか迷いました。結果、私の生半可な知識でリライトするより、信頼のおけそうな情報を適切に引用することを選びました。情報源は出版メディアや医療機器メーカーのwebページが中心です。引用元の外部サイトの記事も是非ともご覧下さい。



【 大動脈はからだのどの部分にあるの? 】
大動脈は、心臓から出て胸部、腹部にいたる、からだの中心を走る最も太い血管のことです。太さは胸部で直径約3cm、腹部でも約2cmもあります。

また、外膜、中膜、内膜の3層構造となっており、高い圧力がかかっても簡単には破れない強さと弾力を持っています。

▼ 大動脈の模式図

図の出典:突然発生する急性大動脈解離、救命は時間との闘い(2015/6/4)



【 大動脈瘤とは? その症状は? 】
大動脈瘤は、できる場所によって胸部大動脈瘤と腹部大動脈瘤に分けられます。瘤という字はコブを意味しますが、実際には大動脈の一部とは限らず、胸部から腹部にかけて長くふくらむケースもあります。

一般的には、血管の直径が通常の1.5倍程度になると大動脈瘤と診断され、2倍程度になると手術が必要とされます。人によっては、健康時には直径2~3cmの大動脈が、7~8cmにもふくれることもあります。

発症年齢は70歳代がピークですが、50歳代から増え始めます。大動脈瘤は急に大きくなるわけでなく、少しずつ拡大していくので、中年期から動脈硬化には注意が必要です。

ただ、大動脈瘤ができても、破裂するまでは血液がふつうに流れています。そのため、痛みなどの前兆はありません。

しかし、大動脈瘤が破裂して出血を起こすと、胸部の場合には胸や背中に強い痛みを感じ、呼吸困難に陥ることもあります。腹部の場合には、お腹や腰の付近にやはり強烈な痛みを感じます。一般に大動脈瘤の破裂による痛みはかなり激しいものですが、高齢者のなかには知覚神経の機能が低下していて、我慢できる程度の痛みしか感じない場合もあります。

出典:はじめよう!ヘルシーライフvol.75 大動脈瘤と大動脈解離...高血圧の人は要注意(2009.09.10)


【 大動脈解離とは? その症状は? 】
大動脈解離は、血管のいちばん内側にある内膜に亀裂が入り、そこから血液が一気に流れ込み、次の中膜が裂けて剥離を起こす病気です。中膜の剥離が進んで外膜まで破れると、大出血を起こすこともあります。

大動脈解離の場合、ほとんどの人が経験したことがないほどの激痛を感じます。引き裂かれるような痛みとか、バットで殴られたような痛みと表現する人もいるほどです。

しかも、痛みはしばしば胸から背中や肩、そして腹部というように移動します。それは患部が次第に広がっていくからで、人によっては胸から腹部にかけて、長い解離が生じることもあります。したがって痛みをこらえていたりすると、どんどん解離が大きくなり、それだけ死亡率も高くなるので、すぐに病院へ行く必要があります。

発症年齢は70歳代がピークですが、30歳代、40歳代にも少なくありません。とくに高血圧の方は解離を起こしやすいので、早くから注意したほうがいいでしょう。

出典:はじめよう!ヘルシーライフvol.75 大動脈瘤と大動脈解離...高血圧の人は要注意(2009.09.10)


【 発生率と死亡率 】
大動脈瘤も大動脈解離も自覚症状がないまま突然に破裂や解離による大出血を引き起こします。破裂や解離後の手術の救命率は10〜20%でしかないといわれています。正にサイレントキラーと呼ぶべき恐ろしい病気です。
日本国内のいくつかの地域で調査が行われ、年間発生率は10万人あたり3人前後であることが示されています。動脈解離の発症のピークは70代で、発症者の男女比は、中年期には男性が女性の2~3倍ですが、高齢になるほど差は縮まります。発症者は冬場に多く、夏場には少ない傾向があります。時間的には日中、特に6~12時に多いと報告されています。

日本で行われた調査では、急性大動脈解離を発症した患者の61%が病院到着前に死亡していました。また、急性大動脈解離によって死亡した患者の87%は、心臓に近い上行大動脈からの出血によって心臓の動きが妨げられた(心タンポナーデ)ために亡くなっていました。

なお、国内で大動脈解離患者に対して行われた手術の件数は、2004年は約4000件弱でしたが、2008年は約5000件で、徐々に増加しています。

出典:突然発生する急性大動脈解離、救命は時間との闘い(2015/6/4)


【 運動中や自動車の運転中に発症することがある 】
大動脈の病気は「運動中に起こりやすい」と指摘するのは自治医科大学付属さいたま医療センターの安達秀雄副センター長だ。運動時は血圧の変動が平常時よりも大きくなる。こうした点が引き金となっているとみられる。

中高年が親しむスポーツの代表例であるゴルフのプレー中に起きるケースなどが目立つという。「明確な根拠はないが、クラブを振るときの体をひねる動きによって血圧が上がるためではないか」と安達副センター長は推測している。


(中略)

自治医科大学付属さいたま医療センターでは1990~2014年に実施した約600例の急性の大動脈解離の手術のうち、8例が車の運転中に起きていた。6例は意識があり自分で車を止めて大事故に至らなかった。残りの2例では同乗者が車を止めて大事に至らなかった場合と交通事故を起こした場合があった。

出典:日本経済新聞朝刊2015年12月20日付



【 梅田で起きた暴走事故の教訓 】
当記事で最も書きたいのはこの項です。

メディアで報じられた男性(当時51)の属性から振り返ってみます。

❶ 元高校の体育教師で体力には自信を持っていた。年齢51歳。身長186cm、体重100kg。
❷ 食生活は本人のツイッターを見る限りでは偏っていた。
❸ 事故の1か月前から複数の医療機関を受診していた。
❹ 会社経営者であるため社会的にも責任が重い立場にある。

❶ について
体力に自信ありというのですが、適正体重(76kg程度)を明らかに超えています。Facebook の投稿写真(10kmランニング大会でのポートレート)を見てもウエスト周りは明らかに肥満体型です。

❷ について
体力に自信ありというのは裏返せば過信につながります。健康を維持するための栄養バランスには配慮していない食生活だったようです。また、定かではありませんが喫煙習慣もあったようです。

❸ について
家族や会社関係者からは「持病はない」とされています。しかし、「1か月前から複数の医療機関を受診」とはどういうことでしょうか? 本人に不調の自覚があったからこそ受診しているのではないでしょうか。高血圧かどうかは不明ですが、可能性は否定できません。隠れ高血圧ということもありえます。

❹ について
会社経営者という立場上、サラリーマンにはない仕事上のストレスがあったはずです。また、社会的にも責任の重い立場でありながら、自己の健康についてリスク管理ができていないことは❶と❷を見る限り明白です。

ここまでは男性(当時51)について批判的な見解を述べました。ここから先は視点を変えたお話になります。医療機関を受診していたのにこの病気の兆候は診断されなかったのでしょうか?

まずは血圧からみていきます。
「高血圧」というと、よく耳にする病気なので、日頃から気をつけている人も多いと思いますが、“隠れ”高血圧と呼ばれるものがあり注意が必要です。「健康診断で血圧の値が正常だったので問題ない」、「私は昔から低血圧タイプだから・・・」と安心している人、実は、高血圧のリスクを抱えているけれども、気がついていないだけの“隠れ”高血圧かもしれません。

10月、茨城県の保険会社に勤める40代の働き盛りの男性3人に、1日のうちに血圧がどう変化するのか、24時間の血圧を30分ごとに測定できる「24時間血圧計」をつけてもらいました。

3人とも直近の健康診断の血圧の値は問題なく、これまでも高血圧と診断されたことはありませんでした。

ところが、2日後、測定結果を見てもらうと、問題のある人が1人、見つかりました。


(中略)

測定は、朝の9時半から次の日の朝9時半まで行われ、血圧の数値は食事をとると上がるなど、1日の間、変動するものですが、川井さんの血圧はまず、職場に向かう間にぐんぐん上昇し、仕事中は、危険を示す上のラインをほとんど超えていました。

測定結果を見て、川井さんは、「事務所にいる時の血圧が高いですね。事務所での仕事がストレスなのかもしれない。実際に、仕事中ずっと血圧が高いということが分かると心配になってきます」と話していました。しかし、自分では高血圧の自覚は全くなかったということでした。これが、“隠れ”高血圧です。

出典:"隠れ"高血圧に注意(2012年11月12日)

上記の事例と同じで、男性(当時51)は医療機関では高血圧とは診断されなかったのかもしれません。


次に、もし高血圧と診断され、さらには胸部X線検査を受けていたとしたら・・・。
大動脈解離ではときに他の病気とよく似た種々の症状がみられますが、通常は特徴的な症状から診断できます。大動脈解離がみられる人の約3分の2では、腕と脚の脈が弱くなったり感じられなくなったりします。心臓へ向かって解離が進んでいる場合は、雑音が生じるため聴診器で聞くことができます。

大動脈解離を発見するには、まず胸部X線検査を行います。この検査では、症状がみられる人の90%で大動脈の拡張を確認できます。しかし、大動脈の拡張は他の病気によって起こることもあります。X線を通さない造影剤を注射して行うCT検査は、素早く確実に大動脈解離を描出できるため、緊急時に役立ちます。心エコー検査や経食道心エコー検査(心血管系の病気の診断: 心臓超音波検査(心エコー)とその他の超音波検査を参照)も、大動脈解離を非常に小さいものまで確実に描出できます。

出典:メルクマル医学百科 家庭版 大動脈解離

残念ながら、受診した医療機関では胸部X線検査を受けていなかったのかもしれません。もし受けていたら、男性(当時51)は自身の健康状態が高リスクであることを自覚できたのではないでしょうか。

“たられば” の話になってしまいますが、胸部X線検査を受け、大動脈の病気の知識をきちんと持っていれば、この日のクルマの運転を控える判断ができていたかもしれません。大動脈の病気の発症が冬場の6時〜12時に多いという統計どおりの事故日時でした(2月25日午後0時半すぎ)。



【 最後にちょっと 】
日をあらため『心血管疾患を防ぐために普段から心がけたいこと』として別記事にまとめるつもりですが、50歳を過ぎて家族や社会に責任のある立場の方には『自宅での血圧測定を習慣とする』ようオススメします。
2017年01月12日 イイね!

2016年、欧州8か国市場におけるブランド別シェア(TOP20)を調べてみました

2016年、欧州8か国市場におけるブランド別シェア(TOP20)を調べてみました2015年10月度からマークラインズ株式会社(MarkLines Co., Ltd.)がwebで公開している情報サービスをウォッチングしてきました。

同社から得た月次のデータを統一フォーマットに編集し、2015年12月度までは英・独・仏の3か国、2016年1月度からは英・独・仏・伊・西・白(ベルギー)の6か国の市場について書いてきました。

今回は2016年度の総集編として年次データでお届けします。かつ、これまでの6か国のみならずスウェーデンとポーランドを加えた8か国とします。

また、おまけ扱いで日本市場における輸入車ブランド(日系を除く)のシェアをリストアップしています。

表中の BMW、Nissan、Toyota、Renault、Mazda の5ブランドのデータには色をつけていることをお断りしておきます。

尚、全部のデータをご覧になりたい方は、自動車情報プラットフォームマークラインズ > 販売実績(国別)にアクセスしてください。 速報情報だけなら、わずらわしい会員登録は不要です。詳細情報まで見たい場合には会員登録が必要です。





・1位(Ford)と2位(Vauxhall)が第一グループ、3位(VW)から7位(Nissan)までが第二グループ、8位(Peugeot)から14位(Land Rover)までが第三グループ、15位(Mini)以下は第四グループといったところでしょうか。





・VWが独走です。ドイツではディーゼルゲート問題はあまり影響しなかったようです。

・2位(Mercedes)から6位(Ford)までが第二グループ、7位(Skoda)から13位(Toyota)までが第三グループ、14位(Mazda)以下が第四グループといったところでしょうか。

・2015年と順位が入れ替わったのは Dacia(⬆︎)と Citroen(⬇︎)です。
見落としや間違いがあるかもしれません。)





・1位(RENAULT)と2位(PEUGEOT)が第一グループ、3位(CITROEN)から5位(DACIA)までが第二グループ、6位(FORD)から13位(BMW)までが第三グループ、14位(KIA)以下は第四グループといったところでしょうか。

・2015年と順位が入れ替わったのは TOYOTA(⬆︎) と NISSAN(⬇︎)、FIAT(⬆︎)と MERCEDES(⬇︎)、KIA(⬆︎)と DS(⬇︎)です。
見落としや間違いがあるかもしれません。)





・FIAT が独走です。

・2位(VOLKSWAGEN)から6位(PEUGEOT)が第二グループ、7位(TOYOTA)から14位(NISSAN)が第三グループ、15位(DACIA)から18位(ALFA ROMEO)が第四グループ、19位(SMART)以下が第五グループといったところでしょうか。

・2015年と順位が入れ替わったのは MERCEDES(⬆︎)と CITROEN(⬇︎)、HYUNDAI(⬆︎)と NISSAN(⬇︎)です。(
見落としや間違いがあるかもしれません。)





・スペインは他国に比べ独走といえるブランドが見当たりません。1位(RENAULT)から4位(PEUGEOT)までが拮抗しています。外国資本であれスペインに工場のあるメーカーのブランドが強いので
RENAULTがトップであることは驚くには値しません。

・5位(SEAT)から7位(FORD)までが第二グループ、8位(NISSAN)から12位(HYUNDAI)までが第三グループ、13位(FIAT)から16位(BMW)までが第四グループ、17位(SKODA)以下が第五グループといったところでしょうか。





・Renault が独走です。2番手は VW です。

・3位(Opel)から6位(Dacia)までが第三グループ、7位(Peugeot)から10位(Citroen)までが第四グループ、11位(Skoda)と12位(Volvo)が第五グループ、13位(Fiat)以下が第六グループといったところでしょうか。

他国ではありえないほど大幅な順位の入れ替わりがあります。Dacia(7ランク⬆︎)、Audi(2ランク⬆︎)、Mercedes(2ランク⬆︎)、BMW(5ランク⬇︎)、Peugeot(3ランク⬇︎)、Hyundai(3ランク⬇︎)といったところです。見落としや間違いがあるかもしれません。)

・5ブランドが前年同期比を20%以上上げたのに対し、12ブランドが前年同期比を13%以上下げています。最も上げたのは Dacia の74.6%、最も下げたのは Hyundai の -47.9%でした。





・Volvo が独走です。2番手は VW です。

・3位(Audi)から6位(Kia)までが第三グループ、7位
(Mercedes)と8位(Skoda)が第四グループ、9位(Renault)から13位(Nissan)までが第五グループ、14位(Opel)以下が第六グループといったところでしょうか。

・ベルギーほど大幅ではないものの順位の入れ替わりが多数あります。Mercedes(1ランク⬆︎)、Skoda(1ランク⬇︎)、Renault(1ランク⬆︎)、Ford(1ランク⬇︎)、Peugeot(1ランク⬆︎)、Hyundai(1ランク⬆︎)、Nissan(2ランク⬇︎)、SEAT(3ランク⬆︎)、Dacia(2ランク⬆︎)、Subaru(2ランク⬇︎)、Cutroen(2ランク⬇︎)といったところです。見落としや間違いがあるかもしれません。)





・1位(Skoda)と2位(Volkswagen)が第一グループ、3位(Toyota)から6位(Renault)までが第二グループ、7位(Fiat)から12位(Peugeot)までが第三グループ、13位(Nissan)から17位(Audi)までが第四グループ、18位(SEAT)以下が第五グループといったところでしょうか。

・順位の入れ変わりは、Dacia(2
ランク⬆︎)、Hyundai(1ランク⬇︎)、Mercedes(2ランク⬆︎)、Peugeot(1ランク⬇︎)、Nissan(1ランク⬇︎)、Citroen(2ランク⬇︎)といったところです。見落としや間違いがあるかもしれません。)







【 最後にひとこと 】
表のタイトル(新車という語があるかないか)、表中のブランド名の表記法(オールキャップスであるかないか)は不統一ですが、オリジナルのデータを尊重した結果です。

尚、タイトル画像を過去分も含め識別しやすいものに変更しました。

次回以降も『・・・欧州8か国市場における・・・』を続けていく予定ですが、月次ではなく四半期ごとの累計でアップすることを検討しています。
Posted at 2017/01/12 21:42:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートモビルズ ■ 総合 | 日記

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