
12/1(水)
先週
Googlemapナビ等搭載を確認させて戴いた 際に予約した FL後の
VOLVO XC60 T-8(PHEVです)
を試乗してきました。
試乗時は快晴になってくれましたが 1時間前まで雨が降っていたので、ボディは濡れていました。
FLで グリルの縦ラインが二重になり、バンパー下部にメッキモールが付いたそうですが、パッと見の印象は変わりませんね(FL前モデルのオーナーさんしか解らないレベル?)。
リアもバンパーデザインが変わり
マフラーの穴が無くなりました が、その他の変更点は解り難いです。
給電口は左フロントフェンダーです(
VOLVOのPHEVは皆 この位置です)。
BMWのPHEVも同じ位置ですね。
この位置だと 我が家の駐車場で充電する際は あまり都合よくないのですが・・・。
ボディサイド下部にもメッキモールが入るのはアクセントにもなり カッコいいと思います。(メッキ好きですので・・・)
余談ですが、現行の
V60↓には サイド下部にモールが無くて寂しいと思っていますので、FL後は 装着される事を期待しています。現愛車の
Passat にもついていますし…。
ちなみに
V90↓ にもついています。
ラゲージの広さは充分ですが、前回のブログに記載した通り、リアシートを倒しても 長さが
170㎝ 程度で
車中泊は出来そうもない のが残念です。
サブトランクはジャッキや工具が入る程度です。
内装は
チャコール という薄いブラウン?濃いベージュ?の様なカラ―でした。
運転席・助手席共に
シートヒーター・ベンチレーション・(本格的な)マッサージ機能付きです。
リアシートも
ヒーター付きです。
フロントシートは快適でしたが、
リアは背中に少し違和感がありましたし、着座姿勢も
V60 の方が自然な感じで 背中の違和感もありませんでした。
膝前の空間はそれなりに余裕はありましたが
Passat と同程度でしょうか。驚いたのは
フロントシート下部の高さに かなりの余裕があった事です。
靴を履いたまま足の甲を90度回転させても
靴がスッポリと入ってしまう程です。(私の靴は28.5㎝で幅もあります・・・)
ちなみに、
V60 でも試してみましたが、こちらも同様でした。写真では窮屈そうに見えますがこちらもスッポリ入ります。
VOLVOのフロントシートの装着方法は凄いですね。(五味さん・川口さんの 各クルマ紹介動画では 必ずこの部分のレポートがありますね・・・笑)
そうそう
VOLVOのPHEV の デメリットをもう1つ発見していました・・・。
試乗した
XC60 T-8(PHEV)のリアコンソールです。
対して
V-60 B-5(非PHEV)のリアコンソールです。
非PHEV車には
リアエアコンスイッチがあるのに
PHEV車にはありません。
カタログで確認したところ、
非PHEV車は4ゾーン、
PHEV車は2ゾーン になっていました。
まあ、コンソール下部にバッテリーが設置されているので 仕方が無いですが・・・。
PHEV車にも 左右のセンターピラーに
リアエアコン吹き出し口 は装着されていますので、快適性は確保されているでしょう。
今回 Androidベースの新しいインフォテイメント・システムを搭載した全車(
V90/V90CC/S90/XC60の全グレード)で
コンソールのダイヤル式ドライブモードスイッチが無くなりました。(コストダウンの為?)
代わりに モニター内に移設されましたが、これは
改悪と感じました。
このモード切り替え画面を表示するまで
2アクションも必要 です・・・。
Googlemapナビ搭載の便利さ は前回のブログに記載した通りですが
「
改悪」と思われる点も。
メーターの表示切り替えが3種(地図/走行データ/真っ黒!)のみになりましたが
この「真っ黒」って、どうなんでしょう? このままで良く世に出しましたよね!
以前のモデルで表示可能だった「ミュージックやラジオの再生情報」「電話の情報」等は表示不可能に。メーターのデザイン変更も出来ません。
その他、センターモニターでのエアコン操作は改善されたそうですが、
その他は、まだまだ煩雑で 操作し難い と感じる部分も多い様です。
営業さん曰く、「
この点はユーザーさんの声により 今後 オンラインアップデート で改善されていくと思います・・・」との事でしたが。
肝心の試乗した感想ですが、
PHEVらしく 発進加速はスムーズですし、遮音性能が優れている事もあって 静かでしたが、特段「速い」という感じはしませんでした(速い事は速いのですが、なぜかそうは感じませんでした)。
乗り心地は、
XC60 T-8 は ワゴンよりも車高がある
SUV で(=重心が高い)エアサスも標準装備されているので かなり ふんわりした(ふわふわした?)ものと感じました。(尚、エアサスの高さ調整等はオートのみで
マニュアル操作は出来ません・・・)
VOLVOは、「北欧デザインのインテリアに包まれ ゆったり と走る というクルマを作っている」様ですの(営業さん談)、これはこれで「あり」だとは思いますが、個人的には 「(
BMW の
330e や
530e 程では無くても良いので)
もう少しとんがった部分があっても良いのでは」とは思ってしまいました。
車高が低く エアサスも付かない ステーションワゴンの
V60 T-6(PHEV) は 少しとんがった部分も あってくれるとよいのですが。
尚、
VOLVOのPHEV って
Pureモード(=電気のみの走行)にしていても、アクセルを踏み込んで急加速をすると エンジンが始動してしまうのには驚きました。(
Pure の意味が無いのでは?)
愛車GTEと同様に シフトをDからBに変更する事により、回生ブレーキが効く様に調整できるのですが、
「ワンペダル走行」とは程遠い 感じの効きでした。(=現愛車よりも ブレーキペダルを踏む頻度が増える)
更にシフトレバーをBにしたまま、左右(-+)に倒すことでマニュアル操作もできますが、慣れるまで時間が掛かりそうですね。(パドルシフトはありません・・・)
という感じで、
VOLVOのPHEV初体験 を終えました。
私自身が
愛車GTEを基準にしか 考えられていないので、正直 驚きや違和感も感じてしまいましたが、PHEVに求められる「
静かでスムーズでそれなりに速い」という点は 全て備えていると思いました。
VOLVOの中での本命である
V60 T-6(PHEV) のFL後モデルでは、上記のいくつかが「私好み」になってくれていることを期待します。
(
V60 T-6(PHEV)まだ乗れていないので、次は そちらの試乗を と お願いしました!)
但し、
V60 には Androidベースの新しいインフォテイメント・システムを搭載 等、FLの予定は 当分先になる様ですので その後のお話しですが。
(=私が
VOLVO車に乗り換える としたら その後です・・・)
最後に 驚く(?)情報が。
前回のブログに記載した
>>>欧州では、従来のXC60のPHEV版が搭載していたバッテリー容量が
11.6kWh が
18.8kWh へと
50%以上も大きくなり、
EVモードでの航続距離も最長75kmになる>>>
という件ですが、日本仕様も
年明け生産分から このバッテリーに変わるそうです。(EV走行距離は申請方式により異なるので、距離は明言できないが、バッテリー容量は
18.8kWh になるそうです)
現状、
XC60 T-8(PHEV) を商談している方には この情報をお知らせしているそうです。
・・・ということは、今日試乗させて戴いたクルマは 出たばかりですが、たった数ヶ月で バッテリーについてだけは旧仕様になってしまう(なぜFLと合わせないのでしょうか?)・・・ので、バッテリー容量UP仕様は多少の価格UPになるか、今日試乗した仕様のクルマは 大幅値引きをして販売するか のどちらかですね。
更に!
V60 T-6(PHEV) も 年明けから
バッテリー容量UP仕様に変わるそうです! (同じく、EV走行距離は明言できないが、バッテリー容量は
18.8kWh にUP!)
但し、内外装変更 や Androidベースの新しいインフォテイメント・システム搭載 は無く、
バッテリー容量のみ変わる そうです(FLではない、Googlemapナビにもならない!)
ああ、もう1つありました。
今まで知らなかったのですが、
VOLVOのPHEV車って、Androidベースの新しいインフォテイメント・システム搭載になったモデル以前のものは、
スマホ操作による 充電ON/OFF や 車輌情報確認 等はできない そうです。
ですので、今日試乗した
XC60 T-8(PHEV) は (やっと!)スマホ操作が可能になりましたが、FL前の
XC60 T-8(PHEV) は
スマホからの操作不可能。
もっというと、年明けからバッテリー容量がUPする
V60 T-6(PHEV) も、依然として
スマホからの操作も不可能のまま だそうです。
中途半端ですね・・・(少なくとも私にとっては)。
以上、またまた長くなり、解り難い文章になってしましましたが(すみません!)、
VOLVO XC60 T-8 試乗 でした。
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Posted at
2021/12/02 00:02:50