
旅行4日目。
予定は全く決めていなかった。
天気が良ければ、松島や蔵王にでも行こうとも考えていたが、朝の時点で辛うじて雨は降っていなかったものの、天気予報は「曇時々雨」・・・。
雨の中、観光地に行ってもつまらないし、この地域の観光地は過去に訪れたことがあるところが多いので、潔く(?!)まっすぐ帰路に就くことにした。
但し、せかっく仙台まで来たのだから、普通に帰るのでは面白くない。
そこで
全て下道を通る ことにした。
朝食は コンビニで サンドイッチとコーヒーを買い、走行しながら車内で食べた。
温泉旅館などに泊まる時以外、我が家では 原則 素泊まりでビジネスホテルを予約する。
1日に3回しかとることができない食事のうちの貴重な1回を、ホテルのバイキング等にするより、各地の名産品を食べたい という意図。
しかし、今日はなぜかコンビニ。 意味も無く、そんな気分だった・・・。
仙台市内のコンビニで買い物中。
9時半頃 出発。
仙台市内から 基本は R4、 岩沼の分岐点からは R6 を通るルート。
但し、例によって、国道のみ通っても面白くないので、脇道に逸れ、興味のあるところを見て廻りながら走行。
まずは、仙台空港を見ようと思ったのだが、なぜかクルマの量が多く(空港職員の通勤ラッシュ?)、空港方面の道路が混んでいたので断念。
空港に分岐する道を過ぎ、R6に分岐する前に、左折し、太平洋側に向って走行。
すると、「復興住宅」と思える建物がいくつか見えてきた。
また、この辺一帯の住宅が全て新しい。
(私は住宅設計が仕事なので、建物をみればすぐ判る)
恥ずかしながら、その光景を見るまで、この辺りも 東日本大震災の被災地 である事を忘れていた・・・。
そのことを思いだした瞬間、家内との会話が途切れ しばしの間 沈黙が続く。
小雨も降り出して来た。
この後の文章は、書くべきか 書かないべきが 悩んだ。
実際に被害に遭われた方が読まれたら、我々の様な者が簡単に文章にする事を不快に思われるかもしれない。 みんカラをされている方の中にも、御家族やお知り合いに 被害に遭われた方がいらっしゃる人も多いと思う。 そんな皆さんの心中も考慮すると。。。
しかし、楽しい、面白い事だけ 書くのが ブログ では無いと思い、敢えて、書かせて戴くことにした。
海岸沿いは、「海水浴場」などという光景は全く無く(地域柄かもしれないが・・・)、堤防工事が続く。
正確には、盆休みの休工中の様で、人はほとんどおらず、し~んとした工事現場だけが見える。
途中、川に橋が掛かっていなかったりで、何度か R4やR6に戻らざるを得なかったが、出来るだけ海沿いの道を進んだ。
崖地などで標高が高い海岸沿いは、被災は免れた様で、工事現場や壊れた家屋、新築されたばかりの家など は無かったが、盆休みなのに、全く活気は感じられない。
仙台を 出てから2時間近く走って、相馬市に入った。
ニュースで何度も耳にした地名。
そこで、この看板。
益々、車内で 何を話して良いか解らなくなってきた。
この辺から、海沿いの土地に 新しい墓地も見られるようになった。
慰霊碑の様なものもある。
何度も R6に戻っては海沿いへ、戻っては海沿いへ を繰り返していると、
今度は この看板。 通行制限。
知らぬ間に その地域まで来ていた。
そこで、R6に戻って南下を続けた。
暫くすると、R6の交差点全てに同様の看板が立っているようになった。
この辺りの家屋は全く人気が無い。
更にその後は、R6に面する全ての道路(信号がある交差点のみではなく、クルマ1台 やっと通れるかどうかの道にも!)にはゲートが設置され、ガードマンが1人づつ配置されている。
許可書を持った、一時帰宅される被災された方 や 工事関係者のみ が通行できるらしい。
また、更に進むと、R6に面する商店・個人住宅の門にまで、全て バリケードが作られ、立ち入り禁止になっている。 店舗も会社も事務所も 全て人の気配は無く、朽ちかけており、雑草がすごい。
これはホント 異様な光景。
コンビニ、ファミレスなど店舗の看板だけは 妙に新しい(朽ちていない)ものもあり、建物や雑草の生えた駐車場のアスファルトとの対比が、不気味さ(表現が失礼でしたらお詫び致します・・・)を際立たせていた。
この状態が数キロ続く。
クルマの通りもそれなりにあったが、皆、「早くこの辺りを通過したい」と言う感じに見えていたのは、私の邪心のせいだろうか・・・。
さすがに、この光景を撮影する気にはならなかった。
代わりにナビ画面を撮影したので、これで御勘弁ください。
(!)マークは 通行止め(通行制限)。
また、R6のある地点では この看板が。
この先100mくらいのところに検問があり、クルマ以外は通行できなくなっていた。
100%正しいか解らないが、放射線量 シーベルト(?)量が高い為、この区間はクルマ以外(=箱に囲われていない人)は通行できないと いうことらしい。(迂回ルートはあるみたい)
書き忘れたが、道路には一定間隔で、放射線量が表示される電光掲示板が設置されていた。
(GWに常磐自動車道を走行した際も、その電光掲示板があったことを覚えている)
私が見た光景についての説明は この辺で終わりにする。
皆さんに 何を どう 伝えれば良いか、まだ解ってはいないが、私が感じたことは、私を含めて、既にあの災害・事故について 忘れてつつある人も多いのでは?ということ。
(何度も言うが、恥ずかながら、私自身、仙台を出発するまで、この地域の事はあまり頭になかった。GWに三陸方面に行こうかと思った際、復興が進んでいる と良くTVで見るなあ と思い出すことはあったのだが・・・。)
そんな私が 何を言っても説得力は無いと思うが、
まだまだ 大変な思いをされている方は沢山いらっしゃる。
我々は 決してこの事を忘れては いけない、 と感じた。
重い雰囲気が続いたが、この地域を過ぎると、R6も海が見えるところを通るようになり、
気分も変わってきた。(急な転換で 申し訳ないが・・・)
天気も晴れに変わってきたし、お腹もすいた(こんな状況でも 人間はお腹がすく・・・)。
ナビに いわき という地名が見えてきて、最初に浮かんだのが
メヒコ 。
都内にもあるし(ビックサイト近く)、大洗・守谷・水戸などにもあり、30年くらい前から良く通っている。
沖縄にもあるね。
カニピラフが美味しい店。 勿論、他の料理も美味しい。
いわき店には 学生時代に一度、サラリーマンになり立ての23歳頃にゴルフコンペの帰りに一度、来た事があるが、それ以来だ。
店内にフラミンゴが多数いて、それをガラス越しに眺めながら食事が出来る。(まあ、あまり見ても楽しいものではないが、家内は初めてなので、話題づくりには良いかと思った)
早速 ナビで調べ、目的地入力。
人気店とはいうものの、既に14時近かったので、並ばずに入れるだろう と思ったが、残念。
やはり、長蛇の列。1時間待ち。
すぐに諦め、R6に戻る。
どこで食事をしようか と思案しながら走行していると、勿来あたりの道路際に良さそうな看板が。
ここに行こう! と決め、クルマを停め、奥さんに「混んでるか見てきて!」と 走らせた!
するとOKサイン。
ランチ営業終了時間ギリギリで滑り込めた。
ランチのお客が引けた時の様で、ガラガラ。
ラッキー!
メニューを見て さらにラッキー!
カニ単品はそこそこの値段だが、今日は これは食べない。
目的は かに飯! メヒコのカニピラフにふられた直後なので、喜びが2倍!
セットメニューは とてもリーズナブル!
一品料理も魅力的。
奥さんは フライせいろ膳 (¥1782 税込)
コスパ 凄いでしょう?
私は、 新かにめし (¥1674 同) と うに貝焼き (¥864 同) 、 かに茶碗蒸し (¥432 同)
もちろん、全てを2人でシェア。
メヒコより かなりお安く、美味しい。 たまには こういう事もあるんだ。
うには 単品で食べても 勿論 美味しいが、かに飯に混ぜて食べると 2度美味しい!
お腹いっぱい、気分も良くなり、再出発。
この後、日立から 海沿いのR245に入った。
途中、何度か、海岸沿いの小路に入ったり、休憩所で休んだり、仮眠したりした。
雨が強くなってきたので、撮影はしていない。
那珂湊魚市場の前も通ったが、既に営業終了・・・。
17時過ぎに大洗に到着。このころは 雨は上がっていた。
めんたいパークはまだ営業中だった。
先日 kame1000pさんが 「めんたいソフトが美味」と投稿されていたので、味見をしようと立ち寄った。
大洗ポートタワーをバックに。
しかし・・・、売店は 営業終了!
今回も 「めんたいソフト」を食すことが出来ず。 前回 ここを訪れた際も、団体客で売店は大行列で、食せなかった。
再リベンジを誓って 退散。
大洗を出てから、家内と相談し、このまま自宅には戻らず、九十九里の母の家へ直接 行こう!
とうことに。
帰宅後、日を改めて行くより、効率が良いし、母へのお土産も早く渡した方が良いので・・・。
大洗から 九十九里(一宮町)までは、約150km。
途中、東金市の丸亀製麺で 夕食のうどんを食べ、母の家に着いたのは 21時半。
今日1日 仙台から 約12時間の ロングドライブ。
全て 下道で 約413km。
エアコンON で 走行。 燃費は 18.4km/L。
充電無しでの走行では 最高記録!
今日も渋滞無し で、地方の一般道を ほぼ50~60km/hで走行出来たからだろう。
やはり GTEは、高速道より、空いている一般道を走る方が 燃費が良いらしい。
母の家は Wi-Fi が無いので、昨夜はブログ作成できず・・・。
今日も 最後まで ありがとうございました。
被災地についての記載は、もし御気分を害された方がいらっしゃいましたら、お詫び致します。