
今年の夏休みは、昨年末に「復興道路」の
三陸沿岸道路(仙台~八戸) が全線開通し 沿岸地域間の交通アクセスが飛躍的に向上した「三陸」へ行ってきました。
8/11(木・祝)
日付が変わる少し前に 自宅を出発。
0時ちょうどに 最寄りのICから外環道に乗り、三郷JCTから常磐道に入って いわき勿来IC へ。
2時間ちょっとで 最初の目的地 ホテルルートインいわき泉駅前 さんに到着。
こちらで いつもの様に 充電&仮眠。
5時過ぎに起床し出発。
ここからは 高速代節約 で基本下道を走行。(いわき勿来ICまでも 深夜料金適用でお安く利用できました・・・)
少し走行したところにある 道の駅 よつくら港 で洗面。
早朝で空いている R6 を快適に走行。
3.11の被災地域 も走行しましたが、復興は進んでいる様でした。
途中、福島県双葉郡富岡町(当時のニュースで良く聞いた地名ですね)の富岡漁港に立ち寄り、真新しい堤防から見る朝陽が印象的でした。
JR常磐線の富岡駅を始め、周囲一帯が建て直した建物ばかりでした…。
道路には 放射能線量表示器 が一定間隔で設置されていました。
(数字はスマホカメラではうまく撮影できませんでしたが・・・)
また、まだまだ「帰還困難区域」の看板が表示され、沿道には放置されたまま廃墟化した(この表現が正しいのかは解りませんが、震災以来 全く人の手が入っていない状況の建物の意味です)商業施設等が多数ある地域もあり、いろいろ考えさせられました…。
道の駅なみえ でトイレ休憩。
浪江 という地名も当時は良く耳にしましたが、道の駅の施設も立派でしたし この地域は順調に(・・・何も知らない私ごときが むやみにこの言葉を使って良いのかは解りませんが)復興が進んでいる様子でした。
道の駅なみえ を過ぎてすぐに、Googlemapナビの指示で R6 を外れ 海沿いの 県道391~260~74等を走行。こちらも全くクルマが走っておらず快適に走行できました。
県境を超え 宮城県に入ってからも 海沿いの県道38~10等を走行。鳥の海公園 を超えたあたりから これまた震災を機に造られた(と思われる)大きな堤防の上を走る道(県道10や20)を快適に走行。(この辺りの道は本当に快適でした!)
仙台空港の脇を抜けたところから R4 側に戻り、9時前に 時間調整の為に ホテルルートイン名取 さんに立ち寄り 再度充電・・・。
この日の昼食は 「牛タンが大好物」の家内の要望で 仙台近郊の あるお店 に行く予定にしていましたが、早く到着しすぎてしまいそうでしたので、こちらで充電をさせてもらいつつ「日課のウォーキング」をする事に。
1時間ちょっとウォーキングをした後 出発。
県道129で海側へ向かい またまた震災後に造られたであろう堤防沿い 県道10「東部復興道路」(の堤防の内側にある信号の無い道の方)を走行。
ホント、震災後 いろいろ考えて作られているな~ と実感しました!
30分ほどでお目当ての牛タン屋さんに。
人気店で行列必至だそうでしたので、開店時間(=11時)の30分前にお店の前で家内を降ろし並んでいてもらい、私は 近くにある ホテルルートイン仙台港北インター さんにクルマを停めに。(もちろん、充電!)
↑ホテルルートインいわき泉駅前 さんからの通しデータです。
ここから牛タン屋さんまでは 徒歩15分弱 ですので、私も開店直後にお店に到着できました。
ちなみに、今回の旅行(を含め最近の旅行は殆どかな・・・)では、ドライブのルート上にある「充電スポット」を先にリストアップし、出来るだけ そのスポットの近くで「美味しそうなお店」を探して訪れる様にしました。(もちろん、どうしても行ってみたいお店の近くに「充電スポット」が無い場合は 仕方がないので 充電は諦めますが・・・)
とういう訳で 訪れたのは
炭火焼き牛たん たんや善治郎 多賀城店 さん です。
家内の牛タン好きは異常な程ですので・・・いつもの事ですが、これらの2/3は家内が たいらげました・・・。
このお店、さすが牛タン激戦区の仙台近郊でも行列が出来るだけのことはありますね!
超美味しかったです。その上 スタッフさんの手際もとても良いですし 愛想も抜群。更にお値段もリーズナブル!
実は この近くに 関東にも出店されている 利休 さん もあったのですが、こちらを選んで正解でした。味・接客・値段 全ての面において勝っていました(あくまで我々夫婦の個人的な意見ですが・・・)。
食後は R45 を挟んだ向かいにある イオンタウン の冷え冷えの店舗の中で 休憩&少しウォーキング。
満充電になった後、出発し R45 で北上。
途中、Googlemapナビの指示で渋滞気味の R45 松島周辺 は避け、県道8~27などを走行し 奥松島へ。(松島 は過去にも何度か訪問したことがあり、混雑している今回は避けました・・・)
奥松島 あおみな にて
里浦漁港 にて
松ヶ島漁港 にて
野蒜海岸 にて
綺麗ですね~!
奥松島を後にし 鳴瀬奥松島ICから いよいよ 三陸沿岸道路(=以降 三陸道)に乗りました。
因みに この三陸道、仙台港北IC~鳴瀬奥松島IC間を除いて 全て無料ですので、我々は無料になるICから乗ったわけです。
尚、途中の石巻女川 ICの少し先までは片側2車線ですが、そこから北側は基本 対面通行(片側1車線)で ところどころに2車線になる「追越車線」が設けられています。
制限速度も石巻女川 ICまでの片側2車線区間は100km/hですが、その先は 70~80km/hです。
この日は休日でしたが それほど交通量も多くありませんでしたし、逆に大型車が少なく順調に流れていました。70~80km/hの速度制限も「燃費重視」の我々には逆に好都合で、気持ち良く走行する事ができました。(まあ、たまに地元の方なのか ゆっくり走行している軽自動車が「プチ渋滞」を作っている事もありましたが 「追い越し車線」がある区画でパスすることが出来ましたし・・・)
奥松島から 1時間半弱(100km弱)走行し、16時半前に 気仙沼中央IC で三陸道を降り、すぐのところにある この日の宿の ホテルルートイン気仙沼中央インター さんに到着。
↑ホテルルートイン仙台港北インター さんからのデータです。
この日、自宅を出発してから約506km走行しました。
チェックインをし 少し休憩した後、歩いて夕飯を食べに出掛けました。
この ホテルルートイン気仙沼中央インター さんは、三陸道のインターには近いのですが、気仙沼港や市街地からは離れている為、お店を探すのに苦労しましたが、徒歩10分ちょっとの 丘の上に 1件だけお寿司屋さんがあったので、事前にそちらを予約していました。(ただ、港から離れた丘の上にあるお店でしたので、正直 あまり期待はしていませんでしたが…すみません!)
ゆう寿司 バイパス店 さん
建物の外観は良い感じです!
店内も良い雰囲気でした。御主人夫妻と息子さん夫妻の家族4人で切り盛りされている様で、この日は予約で満席だそうでした。
我々の席はカウンター! 回転しない寿司屋のカウンターって 緊張する感じですが、御主人と若旦那(=息子さん)の親しみやすい応対でそんな事もなく、和やかに食事が出来ました。
お通し 茄子の煮びたし と いわしの煮付
どちらも「良い仕事」をしていて美味しい!
御主人や若旦那の説明を聞きながら料理を注文しました。
気仙沼産のウニ!
この日の翌日までが地元でウニ漁が出来る期間だそうで、たまたま極上のモノが入っていたそう。(翌々日からは 他の地域から仕入れたもの(保存の為にミョウバンをつかったもの等)になってしまうそう・・・)
これ激ウマでした! こんなに身の大きなウニは初めて食べました。大きくても大味ではなく 逆に味が濃いので醤油をつけなくても充分に美味しかったです!
ちなみに、それほど高くもありません(むしろ、激安!)
もうかの星・・・モウカザメ(=ネズミザメ)の心臓の刺身
クセの無いレバ刺しの様で 食感サイコー! 酢味噌・ごま油に塩 で頂きました。
ほや刺し
新鮮なので甘い!もちろん臭みも全く無し!
地鶏の炙り(正式名称忘れました、きちんとしたブランド名の鶏でしたが・・・)
「海鮮では無いものも食べたい」という家内の好みで注文。これも丁寧な焼き方をしてあり 美味でした!
にぎりは お好みではなく「うんといいどこ(特上)」と「いいどこ(上)」を1人前ずつ注文しましたが、カウンター席なので お好みの様に 1貫ずつ 握りたてを出してくれました。
最初の方は撮影するのを忘れてしまったので、これ以外にも 白身 いくつか や ホタテ等 のネタもありました。
これら全てのネタがサイコーでした。
海苔を巻いていない ウニの握り なんて初めて食べました。
お椀もいいお味!
写真を観て戴ければお解りになると思いますが、ホント、良いお仕事をされています。
訪問前 あまり期待はしていなかった自分が 恥ずかしくなりました・・・。
食べながら カウンター越しに 御主人や若旦那から いろいろお話しを伺いましたが、こちらのお店も 以前は(震災前は)漁港近くにお店を構えていたそうですが、津波の被害に遭い 全て流されてしまったそう・・・。
津波はもう懲り懲り なので新しいお店は 丘の上に建てたそうです。
それでも御覧の通り 腕は確かなので、お店はどこにあっても 常連さんは変わらず訪れてくれるとの事。この日も予約で満席だそうでしたが、観光客は我々だけで 他は全て地元の方だそうです。
我々が 数日前に電話した際、たまたまキャンセルが出たので予約が取れたそうです。
いろいろ書きましたが、偶然にも とても良いお店に出会う事が出来、三陸・気仙沼のサイコーの海の幸を サイコーの仕事で味わう事が出来 とても良かった と言いたいのです・・・。
あまり宣伝をしていない事も「観光客目当て」ではないという事でしょう!
そうそう、これだけ良いネタにも関わらず とてもお安かった事も 忘れずにお伝えしておきます。 このお店、お薦めです!
お腹いっぱいになった後、歩いてホテルに戻り、大浴場で汗を流して 早めに就寝しました。 前夜は殆ど寝ていませんでしたので・・・。
以上、2022夏 三陸旅行① でした。 ②に続きます。