
北部九州旅の三日目報告、
これまでと異なり、
訪問先も堪能したグルメも初めから(タイトルで)公開です。
アガサ・クリスティ ではなく、コロンボ や 古畑任三郎 方式とでも言いましょか?(笑)
ですが、
内容は旅行程に従って報告です。
最後の佐賀県訪問先は 武雄神社 でした。
武雄神社
武雄五社大明神ともいわれ、創建1200年以上になる市内で最も古い神社。
神社としては珍しい真っ白な社殿が特徴。
日本一長寿の神様・武内宿禰(たけうちのすくね)を祀ることから、健康長寿のご利益があるといわれているそうです。
また、寄り添って立つ2本のご神木 「夫婦檜(むずびの檜)」 もパワーをもらえる木として有名です。
2本の木の根が結びつき、さらに上の枝がつなぎ合ったといわれています。
2本の木は手をつないでいるように見え、恋愛・良縁・商売・金運など、様々なご縁を結ぶとして
多くの参拝者が訪れているそうです。
が、
武雄神社(社殿) や ご神木「夫婦檜(むずびの檜)」 以上に有名と言うか、参拝者がこぞって向かう先が、もう一本のご神木 「武雄の大楠」 でしょうか?
専用の鳥居を抜けて向かいます。
「武雄の大楠(たけおのおおくす)」
鳥居を通り竹林を抜けた先、荘厳な空気が広がる空間に、推定樹齢3000年とも言われる巨大な大楠があります。
このご神木は、根元まわり26m、高さ27m、根元の空洞(中に天神が祀られている)の広さは12畳ほどもあり、全国第7位(2016年8月現在・環境庁調査)の大きさと言われています。
仕切られているのですぐ近くまでは立ち入れませんが、大楠の傍まで近寄るだけで、心が洗われていくような感覚になる不思議な空間が広がると言われています。
さて、武雄神社へ来た参拝客用の駐車場が道を挟んだ向かい側にありますが、武雄市図書館の駐車場でもあります。
武雄市図書館 って聞き覚えがありませんか?
関東人 (自分だけかもしれませんが) からすると、遠い地の西日本エリアどころか、九州、そして、佐賀県、更には武雄市なんて、どんどん日常生活には縁もゆかりもない街になっていき、そこの図書館ですから、普通は知識なんて無いはずですよね?
既に12年ほど経っている出来事ですから、一昔前、それでも記憶に残っているのですから、認知症の心配とかはまだ大丈夫ですかね?
あれっ、認知症、最近のことを忘れて、昔のことは覚えているんだっけ?
12年前、 こんなニュースが流れました。
2013年4月1日、佐賀県武雄市でレンタルソフト店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による市図書館の運営が始まったと・・・・・
いわゆる「ツタヤ図書館」の第一号ですね!?
その後、神奈川県の海老名市立中央図書館が続いたようです。
設計は隈研吾氏で、山奥だけど、「雲の上の図書館」
木材は地元産の杉や桧を存分に使い、隈氏ならではの工夫された木組み構造が、森林に囲まれた梼原の自然と一体となって、他にはない魅力的な図書館となっています。
市の図書館ですが、TUTAYA書店やスターバックスコーヒーが併設されています。
図書館横には、2017年に増設された別館 武雄市こども図書館 もあります。
さて、佐賀県観光連盟の助成金が適用された旅のため、連日のように佐賀県に入ったり出たりを繰り返してきましたが、これで佐賀県観光は終了です。
福岡県に戻り、最後の観光、そして、最後のグルメを味わいたいと思います。
いきなり話が飛びますが、
ベネチア と ベニス ?
どちらの方が、馴染があるのだろう?
ベネチアの方かなと思うが、シェイクスピアの ベニスの商人 もあるし・・・・・
いずれにしても、イタリア北西部の潟に形成された海上商業都市のことを指します。
水の都として知られ、運河とゴンドラが織りなす独特の風景が魅力。
サンマルコ広場やリアルト橋、ドゥカーレ宮殿などの歴史的建築が見どころ。
カーニバルやガラス細工など、豊かな文化と伝統が息づく観光都市である・
ちなみに、ベネチアはイタリア語での呼称、ベニスは英語での呼称とのことだが、
ややこしい事に、上記の二択ではなく、ヴェネツィア と ヴェニス と表記・発音するほうが正解らしい!?
と、長く触れてきましたが、単に次の一文に繋ぎたいだけの関わりなのですが・・・・・
さて、「日本のベニス」で検索すると、(笑)
第一位として、富山県射水市の内川 が上がる。
ノスタルジックな雰囲気を楽しめるし、射水市には、富山湾と富山新港に架かる巨大な橋「新湊大橋」や、大型帆船「海王丸」など、見どころも沢山ある。
第二位として、京都府伊根町の 伊根の舟屋 が上がる。
京都府丹後半島の東端の“伊根湾”に沿って建ち並ぶのは、約230軒の民家。
伊根町では、こうした海に迫り出すように建つ民家のことを「舟屋」と呼んでいます。
そして、その次辺りに出てくるのが、柳川 のようです。
内川 や 伊根 は、本家同様運河と言うか海に繋がっているが、柳川 の場合は、お堀 である。
「運河巡り」 を改め 「川下り」 と称しているが、実は 「川下り」 でもない 「お掘り巡り」 である。
しかし、お掘りと侮るなかれ、柳川の水路「掘割」の長さはなんと 930 ㎞ に及ぶという。
直線距離にすると、柳川 - 横浜 間に相当するらしい。
戦国時代、柳川城の防衛を目的に掘割が張り巡らされたとのことです。
さて、水郷・柳川の町にめぐらされた掘割を、「どんこ舟」でゆったりと巡る 川下り こと お掘り巡り、
一言でいうと、
大人のジャングルクルーズ
でしょうか?
ジャングルクルーズ一番の醍醐味は、ゾウやワニ、ライオンなど野生動物との出会いではなく、本物のジャングル探検のようなハラハラ・ドキドキ感でもなく、
ひとえに、面白船長の話術やパフォーマンスによるものですから・・・・・
まぁ、幼い子供の感情を無視した、冷めた爺の思い込みですが!?(笑)
そんな爺の偏見的な意味では、柳川の船頭さん 船長に全く負けてはいません!?
序盤、船頭さんが、竿ひとつで、水門や橋をくぐりながら、ゆつら~っと舟を進めていきます。
城下町の風情を見せる街並み、明治後期築の赤い倉庫や白いなまこ壁など、地上で見るのとは一味違った風景を舟の上から見るは魅力的です。
そこに加え、更に旅情を盛り上げるのが、船頭の唄やパフォーマンスになります。
柳川は詩聖 北原白秋の故郷でもありますから 船頭さんが歌う「待ちぼうけ」などの童謡や昔の歌謡曲、地元の歌に耳を傾けたり、盛り上げ上手な船頭さんの面白話に聞き入ったりして、乗船時間も短く感じます。
ちなみに、川下り(お堀めぐり)を行っている船会社は多数あり、コースや乗り場、乗船時間も色々あるそうですが、中には外国人客をメインターゲットにした会社もあるそうで、そんな会社の船に乗ってしまうと、地元絡みの話や歌は出来ないので、ひたすら「ドラゴンボール」や「スラムダンク」等のアニメソングを聞く羽目になるそうですからご注意下さい!?
実際、後に付いてきた船から「ドラえもん」が・・・・・(笑)
どんこ舟
スタートです。
白いなまこ壁
余裕がある橋の下です
船頭さんも余裕があるので屈むだけです
しかし、この低さの橋だと、どうでしょうかね?
見えているのは、低くく伏せている乗船客の背中だけ・・・・・
結果、知りたいですよね?
でも、暫しお預けです!?(笑)
ただ、橋に縄梯子が掛けてあったことは覚えておいて下さいね!?
さて、そんな外個人客の増加、割と最近で、SNSの広がりが、その要因の一つになったようです。
そのSNSで紹介されたのが、 「橋越え」 というパフォーマンスのようです。
お掘り巡りでは、幾つかの橋の下をくぐり抜けます。
橋の高さはいろいろで、船頭さんが立ったままでも大丈夫な高い橋もありますし、
船頭は元より、普通座って乗船している客が更に低くするために低くうつ伏せたり寝転ばないとぶつかってしまうようなもの凄く低い橋もあります。
そして、船の位置(高さ)は、お掘りの水の量、水嵩で変化します。
水嵩が増えた時の船の位置は更に高くなり、低い橋底の隙間は更に更に狭まります。
乗船客は寝転べますから船縁より低くなれますが、船頭が居る一番後方は高くなっているので屈んでも船縁よりも高くなってしまいますから、そのままでは橋にぶつかってしまいます。
そこでパフォーマンスが始まります。
低い橋の下に、舳先(へさき)から入っていきます。
続いて、乗船客が居るデッキ?と進み、
そして、船頭が立っている艫先(ともさき)に来た時、船頭は屈むのではなく、
先程の下がっていた縄梯子を使って、橋に駆け登ります!?
「どんこ舟」は惰性で進み、船頭無人のまま橋下を抜けます。
一方船頭は、橋を駆け登ったあと、何事も無かったように、橋を歩いて横に渡ります。
実際は体力使って登りますからキツイと思いますが、パフォーマンスですから平静を装います。
準備が整うと、合図も兼ねてポーズを決めます。
「どんこ舟」が完全に橋下を抜け艫先(ともさき)が出てくると、船頭は橋の欄干から元居た艫先へ飛び降ります。
これが、「橋越え」 というパフォーマンスです。
実際の撮影画像を使って、大まかな説明をもう一度書きます。
が、船頭がよじ登る時は、撮影者の自分もギリギリの橋の下で低く伏せていますので、撮影する隙間も時間もありませんから画像はありません。
縄梯子を使って橋によじ登り、橋を渡ります。
パフォーマンスですから、ポーズを決めます。
が、
残念ながら、乗船客の半分以上が気付いていません!?(悲)
もしかしたら、動いている船に船頭さんが乗っていないことも気付いていないかも?(笑)
しっかり見届けたのは、自分達を含めほんの少しの方だけ!?
乗船客は同じツアー客、新しい知識も情報も持たない多くの柳川初見参日本人、お掘り巡りをしているだけで十分満足のようで、そんなことが行われたことも知らず、橋を抜けて頭の上が開くと起き上がって前方を見つめたままで・・・・・
その後、下記のような「橋越え」説明があり、「えっ? そんなことしてたの?」の状況で・・・・・・
ちょっと勿体無いですよね!?
さて、ここからが、本当の見せ場になります。
橋の欄干を超え、飛び降りるための足場(ガス管)へ移ります。
ジャンプ台に立ち、タイミングを測ります。
残念ながら、決定的瞬間、空中浮遊画像はありませんが、無事 どんこ舟 に 帰還です。
乗船した船頭さん、それほど若くないし、体格もガッチリしていて身軽そうには見えませんでしたが、
ちゃんとやってくれました!?
良かったですよ!?
パフォーマンスが無事終了しホッとしている船頭さん
を、写したのではなく、自分の撮影対象は後ろ・・・・・(笑)
後続船頭パフォーマンスも遠目ながらしっかり見届け、一粒で二度美味しい経験を・・・・・
「橋越え」の話に戻しますが、
船頭が若かったり、運動神経が良かったりすると、ただ飛び降りて戻るのではなく、子供の頃に川などでやった方も多いと思いますが棒幅跳びの要領で、出来る限り船を前方まで進ませ、中間に竿をさして弧を描くように遠くまで空を切って飛び降りるパフォーマンスで更に盛り上げている方も居るようです。
また、若さと体力自慢でしょうか、高飛び込みのようなウルトラマンジャンプを披露する者まで・・・・・
トップ画像は、まさにその瞬間です!?
しかし、乗船の船頭さんが愚痴る「橋越え」の実態はこちらのようです。
「橋越え」は、結構重労働のようです。
実際は水嵩が増えた時の必要に駆られての行いだったが、SNSで紹介されパフォーマンスと思われてしまったので、やらないと苦情が入る。
しかし、水嵩が低い時はよじ登るのは大変だし、場合によっては失敗することもある・・・・・
更には、年配者の船頭、体力の劣った船頭も居て、誰でも出来るものではないらしいが、SNSの広がり&それ目当てでの訪問が急増していて、それが許されないらしい・・・・・
船頭さんも、話が上手くて歌も上手いだけじゃなく、若さや体力も必要なようで大変です。
さて、「橋越え」に興味の出た方、拙い自分の説明より、ユーチューブなどで 柳川 橋越え で探して貰った方が分かり易いと思います。
確か、柳川市のホームページにも有ったような気がします。
ちなみに、惰性で動く船は真っ直ぐ進むばかりではなく斜めになることも、上手い方は飛び降りる前に竿で船の向きを上手く調整して着地する場所を確保するようですが、調整が叶わず船が斜めに進んでしまい降りることが出来ず船頭不在の船が・・・・・
なんて動画もありましたから、興味の有る方は合わせてどうぞ!?
到着前、最後の歌唱パフォーマンス中の船頭さんです。(笑)
お世話になったので、お礼のPR画像です。
赤字のロゴは一社だけだそうなので、覚えておいて訪問機会があった時は是非ご指名を!?(笑)
あっ、後ろに写っている どんこ舟 から聞こえませんか?
「頭テカテカ 冴えてピカピカ それがどうした 僕ドラえもん ♪♫♬」 って!?(笑)
乗下船場のすぐ横に観光名所が!?
御花
江戸時代、柳川藩主立花家の別邸として建てられたのが「御花(おはな)」です。
明治になって迎賓館として建てられた西洋館と、元の和風別邸の建物とが繋がっています。
西洋館から100畳の大広間へ抜けると、その前には見事な松だけの庭園が広がっています。
画像上は奥で見えませんが、特別に拝借画像で紹介しておきます。
庭の先(右側)はお掘りで、乗船中、立ち上がって観てみろと言われて写したお堀側からの 御花 庭園 です。
よく分からないと思いますが・・・・
今も末裔が受け継いでいる文化財は、日本で唯一泊まれる国指定名勝の料亭旅館という特徴と魅力を存分に活かした空間として生まれ変わっているそうです。
柳川の川下り(お掘り巡り)とセットとなった名物が、
「鰻の蒸籠蒸し(うなぎのせいろむし)」 です。
説明しようとすると、
たれのついたごはんの上にうなぎが乗っています
と、普通の鰻重と同じになってしまいますが・・・・・(笑)
ネットの助けを借りると、
福岡県柳川市で誕生した調理法で、蒸さずに炭火を使い丁寧に香ばしく焼き上げて地焼きにした鰻を蒸籠に盛ったご飯の上にのせ、それを蒸すという、関東の蒸し焼きと、関西でいう「まむし」が融合したような食べ方ということです。
関東では背開きの鰻を串打ちし白焼き、いったん蒸してからたれ焼きにするのが一般的です。
そして、鰻重のように一部にタレが染み込んだご飯ではなく、完全にタレを絡めてタレ色に染まった黒っぽいご飯になります。
かといって、つゆだくのようにタレが余ってお米がベチョベチョしているわけでもありません。
しかも、黒い色から想像するほど濃い味にはなっていません。
そして、蒸されていますから、普通のご飯というより、おこわに近い感触でしょうか?
更には、錦糸卵が添えられているのも特徴になりますかね?
うなぎはパリッとしてて、美味しかったです!?
土用の丑の日前ですが、今年3回目のうなぎを堪能しました。
ということで、ご当地グルメ4品を味わい、佐賀県・福岡県、そして山口県の名所をさらっと巡った九州北部旅が終了しました。
帰りは福岡空港から、日が伸びてまだまだ明るいうち、今回も窓側席ということで車窓 いや、機窓からの眺望を楽しもうと思っていたら主翼の真上で!?(哀)
折角、新しい機体で傷一つ無い綺麗で大きな窓だったのに・・・・・
しかも、物理的なシェードではなく、ボタン操作で完全な透明から真暗まで5段階で透過光量が調整できる電気的にコントロールするシェードが装備された新しい機種、眺望の未練を捨てる意味で、窓は真っ暗にしてフライト時間を過ごしました。(笑) (参考画像を探してみました)
さて、出発時は余分にタクシーに乗る羽目になったりしましたが、帰りは預けた荷物はすぐ出てきたし、葛西までのリムジンバスはギリギリの7分前に手続き出来て待ち時間ほぼ無し(確か5分前を切ると不可)で乗車でき、平日夕方なのに首都高湾岸線はほぼ渋滞無しでスムーズに帰宅、葛西駅はホームに上がったら快速待ち電車が停まっていて、とスムーズ中のスムーズ帰宅!?
細かいことですが、これが重要なんですよね!?
漠然と旅の始まりと終わりと言うと、東京駅や羽田空港のような行程表に示された場所と考えたくなりますが、本当の起点終点は自宅なんですよね!?
東京駅や羽田空港からの移動が手間取ったり問題が発生すると、幾ら旅先では楽しく快適だったとしても、旅の印象が少し変わってしまって、その後の余韻も楽しめないんですよね!?
よく帰り際に、バスガイドさんや添乗員さんが
「自宅に着くまでが旅です。自宅までの道中お気を付けてお帰り下さい。」
と、
「まだ終わってないから気を抜くなよ!?」
と声掛けをしてくれますが、まさにその通りなんですよね!?
最後までスムーズに行くと、同じように疲れているはずなのに、気持ちが全然違いますから!?
稀には帰ったばかりだと 「疲れた!? しばらく旅は良いか?」 と思うこともありますが、
今回は旅先だけでなく、帰って来たあとの余韻まで上手く繋げられたようで、
一週間も経たずに次の旅予約を入れてしまうほどで・・・・・(笑)
昨年末から 南、北、南 と遠方への移動(旅)をして来ましたが、ご想像通りと言うか、順番通りというか、次はまた 北旅 です。
まぁ、それまでにお手軽な 中旅 もありそうですが・・・・・
あっ、忘れていました。
トップ画像のウルトラマンジャンプ!?
着地がちょっと心配なくらい離れているし、ポーズも決め過ぎていて、堀だけに、
落ち がありそうですよね?(笑)
結果、紹介しておきますね!?
シュワッチ!?
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