桜の盛りは越えたようですが、
当ブログではあと2週間は桜ネタで引っ張るつもりです!?
お付き合い下さい!?(笑)
さて、今年の首都圏、桜と天気の相性は良く無かったですね!?
雨の日が続き、曇り予測でも急変の雨に見舞われ・・・・・
まぁ、そのお陰で長持ちもしたらしいのですが?
更には、貴重な合間の好天日はWBC決勝戦に重なるという巡り合わせもありました。
まぁ、見送っただけの価値ある試合を堪能できたので良かったのですが!?(笑)
先月28日も天気が荒れた一日でした。
首都圏の予報は、雨のち曇り、それも午前中の早いうちに雨は上がり、気温も上昇して暖かくなるだったような・・・・・
途中聞いたラジオからは、天気予報を信じ薄着で来てしまい苦労しているとか、早めに雨が上がると信じ野外での予定を入れてしまった との恨み節的コメントがいっぱい流れていました!?(笑)
結果、夕方まで雨は上がらず、最高気温も10℃に届かずのようでした!?
確定した言い方が出来ないのは、現地に居なかったためです。
当日朝6時、小雨が舞っているおとぎの国を出発して甲斐の国に向かっていました。
相模湖辺りでは雨量も増加、大月を過ぎた辺りでは土砂降り・・・・・
まだ早い時間帯で天気予報が当たることを願うだけの車中、先に進むにつれて徐々に「外れる可能性が大きくなって来たかな?」の思いが広がり始めました。
ちなみに、訪問先である山梨県北杜市の天気予想は一日中曇りでしたが、「小雨混じりなら良し!?」としなければならないかとの覚悟も・・・・・
が、
雪国の冒頭をもじるなら、
4784 mと長い(笹子)トンネルを抜けると晴天であった。
結果、甲斐の国の天気に関しても首都圏同様予報は外れたが、その外れ方は全く逆で、傘はもちろん用意した上着も邪魔になるような暖かな一日となりました。
これもひとえに日頃の行いのお陰かと・・・・・(笑)
さて、訪問先の紹介前にこちらの説明が必要になりますかね?
日本三大桜って、どちらの桜かご存知ですか?
三大桜と呼ばれる桜は、いずれも国から天然記念物の指定を受けています。
①
三春滝桜 (みはる たきざくら)
福島県三春町 樹齢1000年 ベニシダレザクラ
枝の広がりは大きく東西25m、南北20mもあり、周囲に遊歩道が整備され、
美しい桜を見ながら散策が楽しめる。
②
根尾谷淡墨桜 (ねおだに うすずみざくら)
岐阜県本巣市 樹齢1500年 エドヒガンザクラ
散りぎわに淡い墨を引いたような色になることから名付けられた
そして、もう一つが今回訪れた
③
山高神代桜 (やまたか じんだいざくら)
山梨県北杜市 樹齢2000年 エドヒガンザクラ
樹高10.3m、根元・幹周り11.8mもあり、日本で最古・最大級の巨木として、
大正時代に国指定天然記念物第1号に認定。
また、平成2年には「新日本名木百選」にも選定。
になります。
ちなみに、上記の三大桜に
④
石戸蒲桜 (いしとかばざくら) 埼玉県北本市
⑤
狩り宿の下馬桜 (かりやどのげばざくら)静岡県富士宮市
を加えると日本五大桜になります。
須玉ICで降り約15分、9時前に目的地の
「実相寺」に到着しました。
駐車場にはまだ余裕があり直ぐに駐められましたが、既に出る車もチラホラ・・・・・
途中、バスツアーの団体観光客がどんどん入ってきました。
散策・観賞が終わって次の場所に向かう頃には、駐車場前には長蛇の列が・・・・・
観光バスも5台停まっていました。
ちなみに、入れたのは公認駐車場なのですぐ脇にあり1分も掛かりません。
さて、事前に入手した案内図を元に散策順路を回ります。
最初の撮影ポイントは、山門を通る前の外周で遭遇です。
サイドから
同じ頃に咲く黄色や白色の水仙、薄紅色の桜、そして青空とのコントラストがとても綺麗です。
天気予報の外れに感謝です!?(笑)
頭上に雲が無く陽射しを浴びられただけで十分なんですが、低い雲が無ければ雪を纏った白い南アルプス甲斐駒ヶ岳の雄姿がバックに収まって更に映えたのですが・・・・・
まぁ、贅沢を言ったらキリがありません。適度な所で終わりましょう!?
と、言いつつも、桜に関しては十分贅沢が出来るんですよね!?
先程の画像、単に桜の木が連なっているだけでは無いんですよね!?
こちらだけで
日本三大桜 +α 巡り
が、出来ちゃったんですよね!? (笑)
子桜(子孫)ですが・・・・
ちなみに
臥龍桜(がりゅうざくら) 岐阜県高山市のエドヒガンザクラ 推定樹齢1100年 国の天然記念物
久保桜(くぼざくら) 山形県長井市のエドヒガンザクラ 推定樹齢1200年 国の天然記念物
と、銘木揃いで、いずれも本家(親桜)から譲渡されているようです。
身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)
のしだれ桜は、樹齢こそ400年と少ないですが銘木と知られています。
植栽されて50年弱の子桜も大きく成長して華麗な桜のトンネルとなって見る者を
魅了しています。
親は
こちらでどうぞ。
さて、こちらは
地涌(じゆ)
の桜 というちょっと変わった桜です。
何処が変わっているか、分かりますか?
花びらが6枚ありますね!?
地涌の桜は、別名
宇宙桜 と呼ばれている宇宙を旅した桜です。
2008年11月にスペースシャトル「エンデバー」で宇宙ステーションに向かい、8ヶ月間無重力の中で過ごした神代桜の種子118粒中発芽した2粒の一つが成長した桜だそうです。
詳細はこちらでご確認下さい。
換算200mmの望遠レンズで探しましたが、柵があって近寄れず、花が小さく下を向いているので見つけることは出来ませんでした。
まぁ、全ての花では無いので難しいですが、見つけられれば宇宙規模の幸運に巡り合うかも?(笑)
ちなみに、載せた画像は案内板の画像を撮影したものです。
順路に従い境内を進むと、先程の子桜を近くから鑑賞できます。
滝桜は赤みが強い花びら、淡墨桜は白みが強いなど、それぞれの特徴が良く分かります。
これ位の特徴なら先程の遠目でもわかりますが、鑑賞レポのボキャブラリーが乏しく・・・・・(笑)
そこを通り過ぎると目的の
神代桜 の裏側に着きました。
桜の木に裏表があるとは思いませんのでこちらもしっかり撮影です。
観光客が多いので、撮影しているところを平気で後ろから前に入り込み身勝手に撮影するマナー知らずを避けながら・・・・・(笑)
正面から
日本一巨大な桜として自慢の11.8mもある幹周りがこちら!?
20年ほど前から始めた樹勢回復事業の効果か、衰えがみられた樹の根や枝が新たに伸びていることが確認でき、ここ数年の花付も良くなっているそうです。
土壌改良や定期的な肥料の入れ替えというレベル対処だけでなく、根や幹の保護のために周囲に柵を設けて立ち入り不可としたり、木の近くを通っていた車道を迂回させたりと、官民共同の対応が功を奏して、毎年訪れる花見客は10万人を超える名所となっているようです。
まぁ、樹齢の長い古木の名所は何処も大差なく同じような対処が欠かせないと思いますが・・・・・
さて、こちらは実相寺の直ぐ近くのある名も無き桜の木です。
高さだけならどこにも負けない位大きいです。
目立つので実相寺に来た観光客がついでに近寄って撮影をしています。
私有地なので近寄れませんが、近寄ったらサイズ的に納まらないのでこの位が良いのかも?
甲斐の国を走行していると、この様な名もなき巨木や桜並木にあっちこっちで遭遇します。
やはり、この時季の走行は気持ちが良いですね!?
妻同伴なので、オープン走行は出来ませんが・・・・・
次の目的地はちょっと戻って韮崎市になるのですが、近くで寄り道です。
前投稿でお見せした旅中唯一のオープン(停車)画像を撮影した
眞原桜並木(さねはら さくらなみき) です。
実相寺からは車で5分ほどと近いのですが、神代桜のエドヒガンザクラより開花が遅いと言われるソメイヨシノの並木道、更には標高も100mほど高いので例年でも見頃は神代桜に遅れること1週間〜10日とのことなので、両方一緒に楽しめることは少ないようで、前日の情報では3~4分咲きでしたが、好天で温かくなったので期待したのですが・・・・・
3分咲き程度ですかね?
こちらは並木横にあった
しだれ桜の里
眞原桜並木 長さが750mあるそうなので、
「雄大な甲斐駒ケ岳をバックに、長く続く満開の桜並木のトンネルを、オープンで走れたら、気分は最高だろう!?」
は、雲行きと時期と奥さんのトリプルで却下されました。(笑)
さて、韮崎に着いた頃には陽射しそのまま上空にも雲が広がり始めました。
相変わらず、低い位置の厚い雲は変わりませんでしたが・・・・・
と、言うことで
残念ながら、狙っていたこんな写真は撮れませんでした。(笑)
わに塚のサクラ
こんもりと盛り上がった塚の上に立つ一本桜で、樹齢約330年のエドヒガンザクラです。
韮崎市の天然記念物に指定されています。
「わに塚」の名の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の王子・武田王の墓という説や、その形がわに口(仏具の一種)に似ているからなど諸説あるそうです。
残雪の富士山や八ヶ岳を背景に咲き誇る姿は、凛とした美しさで、訪れる人々を魅了し、フォトジェニックな名所として人気だそうです。
すぐ近くには、甲斐武田家の氏神として尊崇を集めた神社である武田八幡宮がありますので参拝してきました。
三間社流造檜皮葺の本殿は、武田信虎・信玄公が再建したもので国の重要文化財に指定されているそうです。
昼食はネットで見つけた韮崎市内の
「古民家カフェ トロッコ」さんにお邪魔しました。
平日(火・水・木曜日)3日間の9:30~15:30しか営業していないお店なので、今回はしっかり曜日と時間を確認して・・・・・
名前の通り田舎の普通の家なので、靴を脱いで上がります。
縁側や居間、客間などにいわゆるちゃぶ台などの食事席が用意されています。
駐車場も最後の一台にやっと滑り込めたタイミング、着座席は先客で埋まっていましたので、自分達の席はカウンター席となりました。
カウンターと言っても椅子に座るのではなく、掘りごたつ(足湯?)仕様のカウンター席です。
途中で他の席への移動も可能となり勧めても貰いましたが、足を伸ばせる姿勢が意外に居心地がよく落ち着くのでそのままにし、ゆったりした時間を過ごしました。
食事は、スパイスラムカレーとコロッケ定食しかありません。
スパイスラムカレーをドリンク付きで頂きました。
ラム肉は柔らかく変な癖や匂いもなく、スパイスの効いた美味しいラムカレーでした。
さて、来週のネタは自宅の桜です!?