
三勝二敗
いや、三勝一敗一分 だったでしょうか!?
当初は・・・・
が、“ジタバタ”した結果、判定がくつがえり五勝となりました。
えっ!?
何の事か分からないって?
ダメですね!
そろそろ慣れないと!
ここはカメラか、時計か、ミニカーの購入報告ネタしか無いじゃないですか・・・
ということで、時計ネタになります。
(次回用のミニカーネタもスタンバイしていますが・・・)
“5”の数字は今年になって取り上げたというか、購入報告件数です。
3ヶ月で5個ですから、病気と言っていいでしょうね!?
もちろんトップバッターは
『 OMEGA Speedmaster PROFESSIONAL 3570.50 』
3か月が経過して機械が馴染んできたのか、気候が良くなって気温が上がってきたためかは分かりませんが、先の計測では出なかったマイナス日差が出てくるようになりました。
まぁ、
「日差に大きな影響を与えるのが気温。
気温が高くなると、金属が伸びて振り子の周期が長くなる。
したがって、夏は遅れやすく、冬は進みやすいといえる。」
というネットの書き込みに一致してますので正常と思われますが・・・・
しかし、相変わらず高精度は維持しており、というか逆に日ごと補正しあって週間計測の日差では信じられない結果が出ており大変満足しております。
まぁ、“一勝”と言って良いでしょう!
喜ばしい結果ですが、逆にこの“アタリ”が災いして・・・・
通常、機械式時計については日差15~20秒以内でああれば正常と言われております。
この誤差に納得できないのであれば、
「クオーツや電波時計の世界に行け!」
とまで言われます。
もちろん納得しています。
昨年までのメインの機械式時計、日差が殆んどでない手巻きJUNGHANSは別としても、SEIKO Mechanical 2機は7~15秒程度は進んでいましたが気にしていませんでしたから・・・・
しかし、憧れて憧れて手にした「本命」が優秀だと、基準がそこになってしまいますよね!?
日差範囲は理解していても、良いに越したことはないのですから。
しかも、COSC認定のCHRONOMETER精度を謳っている製品ならば、尚更・・・
『 TISSOT Luxury Automatic COSC(CHRONOMETER認定)』
COSCのCHRONOMETER認定を謳っている割に精度調整が甘いようでした。
と言っても日差が10秒以上あるわけでは無いのですが・・・・
TISSOTはCHRONOMETER仕様の日差基準は10秒以内としているので、範囲にも収まっています。
Speedmasterの“あたり”が無かったら気にしなかったでしょうが、
気分的には“勝ち”でも“負け”でも無い、もやもやとした負け気味の“分け”状態でしょうか?
そうは思いつつも、通常はここで終わりです。
しかし、“地の利”に恵まれました。
TISSOT のカスタマーセンターは銀座にあるスウォッチグループの本社ビルにあります。
銀座なら通勤で毎日通っていますから仕事帰りに立ち寄ることもできます。
先ずは電話で相談してみると「一度訪問して下さい。」との回答、
さっそく翌日立ち寄ることにしました。
診断に15分ほど掛かるということで待っていると、
「 油切れや機械の損傷は見受けられませんが、
進み気味で調整されていることが確認されました。
2週間ほどお預かりして調整させて頂きます。」
と、期待していたお言葉を・・・・
10日後、自宅に届けられた
“TISSOT”は額面通りの
“CHRONOMETER”に変貌しておりました。
こちらの時計は完全な“負け”製品でした。
期待していなかった精度は逆に良い誤算となり1~2秒しかずれない優秀なモノでした。
ただ・・・・
『 ARCA FUTURA Old Bond Street AFOBS-GY-M)』
パワーリザーブ40時間の自動巻き時計ということで毎日使えば夜間はずしていても翌朝にはまだ動いていますので支障なく使えます。
一日おきでもギリギリ大丈夫でしょうかね?
しかし、自分は毎日同じ時計をしませんので、数日後に使う場合には必ず止まっています。
止まっている時計を動かすには、自動巻き機能を使ってゼンマイを巻き上げるために手を振り続けるか、手巻き機能を使ってリューズを巻きあげる必要があります。
ちょっとだけ動かすにはそんなに時間は掛かりませんが、フルに巻き上げるためには10分ほど腕(時計)を振り続けなければなりません。
リューズを巻き上げるのであれば、30~40回転させればフルまで巻き上がり時間は1分も掛かりません。
せわしい朝であればなおさら効率の良いリューズ巻き上げの方を選択するのですが、リューズを巻く際に何か引っ掛かりのようなものを感じます。
今までに感じたことの無い感触です。
最初はまだ馴染んでいない歯車同士が絡んだ抵抗感かと良い様に考えようとしましたが、そうでは無いようです。
このまま無理に回し続けると歯車が欠けるか外れる可能性が高いと思われましたので、
メーカーに相談すると、購入店経由で返却してほしいとのことです。
メーカーへ直の返却だと修理対応しかなく、購入店経由だと交換の可能性もあるそうですか現物を確認して修理対応になることもあるとの回答でした。
あっ、この話、購入時まで遡っています。
購入店には一週間以内なので初期不良の交換希望を伝え返却しましたが、メーカー対応によるので確約はできない旨の回答でした。
一週間経たずに販売店からメールが届きました。
修理にしては早いですね? もしかしたら、異常なし?
メールを読むのが不安でしたが、
「本日、商品を発送致しました。
メーカー様確認の上、商品を交換させて頂くことになりました。
交換品につきましては、ご指摘の部分を厳重にチェックし、
支障の無い物となっております。」
ラッキーと言うべきなんでしょうか?
いや、よく考えてみると、不幸中の幸いでしかありませんでした。
それにしても判断期間が随分短いですね?
7日間の内、自宅-販社-メーカーの往復で最低4日間は掛かるし・・・
それとも同様の事例が頻発していて個別に検証する必要が無く・・・
又は、iphoneの様に異常時は修理ではなく全て交換対応・・・
さて、この製品、安価なためにかシリアル番号管理がされていません。
製品は元より保証書にも一切の記載がありませんので、届いた商品が本当に新たな交換品なのか、実は修理した製品かは通常判断できません。
もちろん保護シールなどはしっかり付いていましたが、送った製品と同じ寸法にバンド調整もしてくれてあったので尚更です。
交換と言っていながら実は修理対応の可能性も疑ることはできます。
(先の判断期間が短い説と矛盾しますが・・・・・)
が、こちらのブログのお蔭で「異なる製品」と確認ができました。
いずれ投稿するだろうと撮っていた写真が残っていました。
新たに届いた製品写真がこちら
前者は緩急体調整(微調整)がほぼいじられていない位置(±0)になっています。
ムーブメントとしての素性が良いのか、緩急針調整がぴったりなんでしょう!
一方交換品は、かなり(一目盛ほど)マイナス側に調整されています。
精度調整は行ったとしても同じ個体で、これだけ異なって戻ってくれことは無いでしょう。
もっとも、緩急針調整を行ったため微調整側が変わった可能性は残りますが、もう一つの変化と合わせ別個体と考えることにしました。
それはローターにあった“油汚れの様なシミ”です。
まさか取り付けを油汚れの素手で触って・・・・ と思わせるような・・・
汚れの無いスッキリしたモノに代わっています。
装飾の全く無い素のETAムーブですが折角のシースルーバックがやっと意味を成します。
なお、精度の方は良い誤算が継続しています。
ということで、TISSOT が戻ってきてから日差を計測してみました。
一週間と期間は短いですが、前回とは気候も異なっているので良いタイミングではないかと・・・
結果がこちらです。
スピマスプロの前回計測結果はこちら!
凄いですね!
またまた大満足です。
遥かに良くなったとはいえ、CHRONOMETER機が一番悪いのは笑わせてくれますが・・・・
“一勝”“一分”“一敗”が、仕切り直しで“三勝”になったと言って良いのではないでしょうか?
皆さんも何かあったら、「面倒くさい!」とか「こんなものだ!」と妥協せず、少しはジタバタしてみてはいかがでしょうか?
「必ず」では無いかもしれませんが、「良いこと」が待っているかもしれません!
もちろんモンスタークレーマーになれと薦めているわけではありません、適切な範囲内で・・・・
さて、残り二勝ですが、今までの様な“悩み”が一切無い世界のお話です。
一般的なクオーツムーブ、機械式とは異なりますが比較にならない精度を達成するためにやはりそれなりに精密なムーブメントが入れられています。(はずです)
ところが、こんなおもちゃの様なスカスカのムーブメントのモノがあります。
前回ご紹介した“
逆回転時計”のモノなんですが、
驚くことに、一月で1秒狂っていません。
“信頼の?”日本製クォーツを中国で組み込んだ製品のようで、わざわざ“NO JEWELS”の表示までしてあるものですが・・・・・
そして、以前ご紹介した“
二つ目のスピマスプロ”
スヌーピーバージョンにアップしていますが、こちらもほぼ狂いがありません。
ただ、時を刻む音が大きすぎて気に出し始めると・・・ 、常駐していない部屋なので良いのですが
以上、クロノメーター基準日差との争いに5戦全勝したという自己満足報告でした。
お付き合い頂きありがとうございました。
締めはやはりこちらの言葉で、
「確かに今でも 暇だね!」