
若い人は知らないでしょうね!?
一定以上の年齢の方には懐かしいでしょうが・・・・・
とはいえ、年配者でも多くは時計に興味が無い人達ですよね???
門戸を広げましょう!
今は全て液晶表示になっていますが、
昔は
空港にあった「航空機発着案内表示版」
駅にあった「列車行先案内表示版」
は、全てパタパタでした。
「記憶がよみがえりました?」
「えっ、まだ分からない?」
じゃぁ、音楽番組の「ザ・ベストテン」は覚えて(知って)ますよね!?
あの「ランキングボード」です。
「今週の第○位」という順位発表の際、ティンパニーロールと同時に曲名と歌手名、そして得点部分が回転、ちょっと焦らした後に止まって表示する仕様でした。
プロデューサーが羽田空港の「反転フラップ式案内表示版」を参考に作成したと言われています。
反転フラップ式案内表示機とは、文字を上下に分割して印刷した複数のフラップを回転させることで表示を行う装置のことです。
一般的には、フラップ切り替え時に出る音から「パタパタ式」と呼ばれています。
(開発者の名前から「ソラリー式」)と言われることも・・・)
この仕組みを用いた時計が「パタパタ時計」です。
同時期に回転ドラム式デジタル時計や回転円盤式デジタル時計も流行ったようです。
※ 後日判明しますが、この一文追加には大きな意味が・・・・ (笑)
LEDや液晶などの半導体デバイスによる電子式デジタル時計の普及は1980年代以降と言われていますから、流行ったのは1970年代の後半あたりですかね?
黒柳徹子・久米宏司会で始まった「ザ・ベストテン」の初回放送が1978年1月19日ということですから、大きく外れていないでしょう!?
流石に腕時計へ組み込むような小型化の技術はなかったと思いますが、目覚まし時計では使っていたような微かな記憶が・・・・
「流行は繰り返す!」
SEIKOが当時当時発売していた「パタパタ時計」がこちらのようですが、
今年の8月31日に発売された新製品がこちらです。
セイコークロック FLIP DL213W
流行りの周期は20年と言われていますが、その倍近くですから進歩は凄いですね!
同じフリップ式とはいえ、液晶表示ですからね。(通常表示にも切り替えられるし)
ワイドFMも聞けるし!
時計好きとしては、押さえておきたいですね!
とは、なりませんでした。
結局フラップ式じゃないし、
何より、
「パタパタ」しないんですよね! 音が!
「うるさい!」とか「気にならない?」とかいう人もいますが、あの音がいいんですよね!
まぁ、1秒ごとだとさすがに気になりそうですが!?
実際1秒ごとのバージョンも見つけましたがさすがに・・・・・
ということで、セイコーは却下!
変わりにこんなモノを見つけました。
大人の科学マガジン パタパタ電波時計
手作り! 良いですね!
ノスタルジックなだけでなく近代の電波受信も融合させていますし・・・
加えて、60枚のフラップを一気にパタパタさせるお遊び機能も搭載!
発売は2013年4月18日だが今でも買えるし、価格もお手ごろだし!?
しかし、ノスタルジックとは言えないことはないけどデザインが・・・・・
腕時計はとっかえひっかえしてますが、置時計はほぼ動かすことが無い、あくまでもオブジェというかインテリアグッズ、出来れば感性の一致したほうが落ち着きます。
時間つぶしに最適な手作り?
既に他のモノに手を出していたし・・・・・ (後日報告?)
そして、秒表示の無い電波時計というのにも違和感というか、意味が無い様な気が・・・
時刻合わせ必需品の電波時計は、わざわざ秒の表示部分が大きいものを選んで訳で!
と、いうことで「お前の感性とはこんなものか?」と笑われる気はしますが
選んだものがこちらでした。
部屋にマッチしているかと言われると微妙ですが、レトロ感は感性にばっちりです。
角張ったタイプもありましたが、真鍮風の丸みが・・・・・
上の写真だとサイズ感が分かりにくいと思いますが、思われた以上に大きく存在感があります。
マジョレットとの比較写真がこちら
念のため、2個の防湿庫と並べた画像がこちらです。
パタパタ時計の仕組みはフラップの付いた円柱をモーターで回転、ツメで引っ掛けているフラップが外れて時間を表示します。
1時間に60回の「分」、1回の「時間」の「パタ」タイミングは、ギヤで調整ですかね?
「時間」の「パタ」時に「分」がぴったし同期していますので、そこにも何か仕組みが有るようですね! 自分にはわかりませんが・・・・
一応製品精度は、90秒/月を謡っています。
3秒/日までは正常ということです。(笑)
実際、モーターの回転とツメ引っ掛かり具合が影響しますから、
1分間の「パタ」タイミングを連続で測ってみても、
・・・・60・57・62・61・60・・・・・ 秒と一致しません。
が、一週間単位で測ってみるとほぼ誤差は出ていません。 当たりですかね!?
ただし、時報ぴったりに合わせる機能は無いし、電池を外して調整しても思惑通り合わせられず、隣に置いてある電波時計の6秒位置(遅れ)で時を刻んで、いや、「パタ」を鳴らしています。
こちらが右側の分表示フラップ部分です。
中央にあるつまみで、時間合わせをします。
速く回すと高速「パタパタ」が堪能できます。(笑)
しかし、機能的に逆回転はありませんし、左側の時刻表示に連動、しかも時刻はAM・PM別の24時間表示仕様なので、飽きるくらい「パタパタ」を堪能しないと元には・・・・
さて、60秒ですからフラップ枚数は60枚です。
ここは、当然自分でも理解できます。
しかし、・・・・・・
こちらが、左側の時刻表示フラップです。

御覧の通りAM・PM別の表示ですから、12枚ではなく24枚は必要のはずですが・・・・
48枚!
なぜか、同じフラップが2枚づつ・・・・・
フラップでは無く、頭を煙が出る位回転させて出した考えが、
「同じ直径の円柱に24枚のような少ないフラップでは、タイミング良くフラップが外れないかな?」
と結論付けました。もちろん真偽確認はしていませんが・・・・
ならば、「2枚づつ同時に外れるかな?」とも一瞬考えましたが、回転系でそのはずはないですし、
実際外れたのは1枚のみ!
では、同一回転で外れるなら中間の30分位置と考えますよね?
なんと、外れたのは、
20分位置!
「それ考えると、また眠れなくなっちゃう」
1970年台後半 一世を風靡した 三球・照代の「地下鉄漫才」より