
以前投稿した
音楽を聴く暮らし 復活!
の二番煎じである!? (笑)
音楽・・・・ の方は、投稿内容より、取り上げた
ANABAS audio AA-001 の方が世間の興味を引いたようで多くの訪問を頂いた。
新聞広告を派手に載せたユーキャンの通信販売に取り上げられたことが大きいようだ!?
しかし、今回は34年も前の製品なので興味を持つ人は皆無、訪問者を期待するのは難しいのではないだろうか・・・・・
しかし、自分としては
骨董品を蘇らせたDIY に大満足している!!!!!
さて、学生時代から数えて数台のステレオセット、ミニコンポを購入してきたが全て処分し、数年の空白を経て新たに購入したのが先の「音楽を聴く暮らし 復活!」投稿、3年前のことである。
所謂CDミニコンポであるが、CDを聴くことはほとんど無く、USBに入れ込んだデータファイルを聴くか、音源を別に持ちBluetooth接続でワイヤレススピーカーとしての使用しかしていない。
思い起こせば、レコード、オープンリールテープ、8トラックテープ(車のみ)、カセットテープ、MD、CDと数多くの媒体で音楽を楽しんできた年寄りだが、世間の流れにすっかり流されている。
現在もレコードを聴く楽しみを満喫している友人のような音楽に対する真摯なポリシーも持っていないし・・・・・
ただ捨てられない男の宿命か、LPレコードは現在も40~50枚を所有している。
以前は、シングルレコードも含め相当数を持っていたが、引っ越しの度に減り、最終的には実家の引っ越し時に多くを処分してしまった。
処分選別の基準は何だったのか、聴いてみたいと思っても無いものも多い、今思うと惜しいことをしたと悔やむが・・・・・
そして、もう一つ、引っ越しの度に持って歩き、必ず天袋の一番奥に仕舞われ続けているものがあり、それが
「レコードプレーヤー」であることは分かっているし存在も認識している。
しかし、どのメーカーのなんというプレーヤーなのか、商品詳細は一切分からず、持ち続ける価値があるものかさえも分からない!?
そして、中身を開けてみたことも一度も無い!?
更に、悪いことに、買ったのがいつか、それをどの様に使っていたのかの記憶が一切無い!!!
持ち続けているレコードをいつかは聴いてみたいという思いがそうさせていたのかもしれない!?
さて、ぷー太郎になって、レコードを聴いてみたいと思うことが多くなってきた。(詳細略)
先ずは「レコードプレーヤー」が使えればと、実行動は無く意識の中だけで重い腰をあげてみた。
しかし、オーディオ関係には疎い、オンライン同窓会で友人たちに聞いてみた?
「レコードプレーヤーが有るんだけど、コンポとかに繋いだら聴ける?」
「音出ないから、駄目!」
この否定発言を聞いて、後のコメントは聞くことを拒否、というか入ってこなかった。
確か、
「※※アンプが無いから聞けないけど、安いから※※アンプ買ったら!?」
とか言っていたような・・・・・ (※※は記憶無し)
もしかしたら、「アンプ」部分は「イコライザ」だったかもしれません?
こちらから振っておきながら聞くことを拒否した訳は、そのままで使えなかったら即切り替えて、お手軽なこちらなどの購入を目論んでいたため!?
真摯にお答えいただいたお二人、申し訳ございませんでした。
半分も聞いていませんでした・・・・・(笑)
内蔵スピーカーを装備し単独でレコードが聴け、簡単にUSBなどにデータ化できるので機能としては一石二鳥の優れもので、価格も1万円前後とお手軽価格。
ただし、安いしマイナーメーカー製ばかりで、良い・悪いの両レビューが混在する不安な商品が多いのですが・・・
中には、先程紹介した ANABAS の製品もある。
価格的には倍以上の製品だが、評価は良いようだ。録音機能は無いが・・・・
懐かしいコロムビア GP-3-Rの正式ライセンス復刻品である ANABAS GP-N3R である。
さて、いつもの夫婦会話寸劇となりますが、
上記を物色していると、
「プレーヤー買うの?」
「天袋の奥にずっと有るの知っている?」
「知っているけど、何かが足りなくて音が鳴らないらしいよ!」
「この前、○○に聞いた。」
○○は友人の名前、音楽に精通しているのは知っているので反論はもちろん無い。(笑)
「じゃ~ぁ、買ってもいいけど、古いの早く捨ててね! 場所取って邪魔だから・・・・」
ということで、邪魔解消前提、棲家に引っ越してきてから初めて取り出してみたのがこちらである。
ちなみに、現棲家への引っ越しは2003年であり、これだけでも17年物は確定である!?
あれっ、これって・・・・・
聞き飛ばして記憶の無いはずの言葉が、なぜか蘇る!?
「フォノアンプ内蔵!?」
「音、出るじゃん!?」
すると、不思議なもので、知識が無いはずでしたが、
「DD( ダイレクト ドライブ )?」
ど、
ベルトドライブの弱点を一瞬に気づき、新たな購入手配の発生を心配していました!?(笑)
まだ、正常に動くかどうかも分からないうちに・・・・・
しかし、その甲斐もなく、しっかりベルトドライブタイプでした。
まぁ、元々DDのような高級仕様を持っているはずは無いのですが・・・・・・
さて、取説が無かったので調べてみると、
National SL-N5
なんと、先ほど示した17年物どころか、最長なら倍以上の35年物!?
当然、先程心配したターンテーブルベルトは、伸びているとかのレベルではなく、元の原型が分からないゴムの塊として転がっていたり、へばりつくように張り付いていたり・・・・
しかし、ベルトの心配より先にモーターが稼働するかの確認が必要です。
恐る恐る電源コードを繋いでみると、モーターは回転します。
45回転と33回転の設定を切り替えると、確かに回転速度は変わりますが正常な回転数かどうかは分かりません? 一応、調整箇所があることだけは確認しましたが・・・・
ベルトが無いので当然ターンテーブルは回りませんが、その他の作動確認のため手動で回してみると、ぎこちない部分はありますが何とか動きます。
しかし、動くというだけで正常かどうかは分かりません!?
フルオートというのも良し悪しです!
いずれにしても、ターンテーブルベルトを買ってみないとその先は・・・・・
思案のしどころ ですよね!?
最悪購入自体が無駄になることを承知したうえで進むべきか、安全策をとって止めるべきか?
ターンテーブルベルトサイズの確認はできませんでしたが、59cmで動いたとの情報が得られました。
もう一つの長さ見極め方法である ターンテーブル側円周サイズ マイナス2~3cm を適用すると60cmとなりますが残念ながら見つからず、まぁ、ゴムは伸びますから緩めの可能性がある61cmよりは59cmの方が無難でしょうかね?
ということで、購入するなら59cmモノと決め、手配も可能です。
どうしましょうかね?
そんな時、コロナ感染者数大幅増加が続き、何らかの規制が出るのではないかという状況に・・・
まだ、噂レベルで決定じゃなかったけど・・・・
時間を潰すために、発注決定です!?
14時過ぎに発注して、翌日11時には到着!
Amazon 偉い!!!
早速、取り付けてみると、ターンテーブルはしっかり回りますし、スイッチのON-OFFに反応はしますが、針を落としても内側に進まないようで外周の同じところを回っているだけなので音が鳴りません。
ベルトを付けたら、すんなりいくと考えていたので、ショックです!?
残念ですが、お金をどぶに捨ててしまったかと・・・・・・
しかし、逆に踏ん切りが着きました。
これで、裏蓋開けて内部を弄り、たとえ壊しても問題ないと・・・・・
ベルトが到着する前に行って壊してしまうと藪蛇なので、控えていた訳で・・・・・
しかし、開けてみてビックリです!?
ターンベルトモーター以外は電動稼働が無く、ギアや滑車、バネや金属金具や針金パーツ等で動かすからくり人形みたいな構造、こんな仕組みでこんな動きが出るんだと感心することばかりです。
逆に考えると、設計図も無くこのパーツ類を組み上げることは不可能そうです。
残念ですが素人には手の出せない領分、分解は諦めました!
こびり付いている油汚れや埃類を除去、多少の油を塗布して各種の動きをスムーズにするに留めました。
多くの期間はただ箱に仕舞われていただけと思われますが、30余年間溜まり続けた汚れや埃は予想外に多く、結構な時間をそれらの除去に使いました。
しかし、この作業が的を得たのか、再組立て後動作を繰り返すごとに動きがスムーズになり、稼働自体としても正常になってきました。
そして、遂に視聴です!
大塚博堂
哀しみ通せんぼ
めぐり逢い紡いで
シンシア
妻の グレープ ライブ (さだまさし)
LPだけでなく、シングルも試してみます。
中学3年生 いや 高校1年の頃でしたかね!?
1970年 『悲しみの兵士』 シルヴィー・ヴァルタン
1970年 『つばめのように』 ジリオラ・チンクェッティ
スイッチは、スタート&ストップ、選曲移動用アームのアップ&ダウン、回転数選択 の3個のみ。
レコード盤をテーブルに乗せ、回転数を合わせさえすれば、後はシングルもLPもしっかりフルオートで動きます。
35年モノとは思えないしっかりした動きです!?
アームのアップ&ダウンも針やレコード盤の損傷は少なく効果は高いと思います。
先ほど紹介した購入候補品は、コストダウンの結果か、この様な自動制御や配慮機能は省かれているものが多いです。
一昔前の技術力の高さ・製品コンセプトは、現在のコスト追及&メンテナンス考慮のシンプル機能のみのコンセプトよりは遥かに優れている!?
一時的には価格競争で衰退したかもしれないが、継続していたほうが生き残る道があったのかもしれない・・・・
さて、ここでオチというか、
己のバカ耳の恥ずかし告白タイム です!? (笑)
言うなれば、針の無いレコード針で満足?
プレーヤーが動いたことに感激し、久しぶりに聴いたレコードが奏でる音にも高揚しまくっていたのですが・・・・・
その音を出していたレコード針はこんな状態で・・・・・
新たに購入したレコード針は、
遥かに澄み切った音が出てきました!
いやぁ、最初の感激が恥ずかしい!?
しかし、あんな状態でもそこそこ音が出るもんなんですね!?
ちなみに、このレコード針も同世代モノで、Panasonicではなく、ナショナル、いや松下電器産業株式会社 名製品です!?
まだ、純正品が出回っていることに感激ですが、値段はぼったくりもあり10倍以上の差があるピンキリです!
もちろん、自分はキリで購入しましたが・・・・
NAGAOKAの互換品はある程度流通していて何時でも2000円強で手に入ることを確認しましたが、初回限り半額以下の1,000円で購入できるチャンスがあり、さらに追加で購入しちゃいました。
針の寿命は、純正品では1,000時間と表示されています!?
1日1時間毎日聴いて3年も持つのに、更に予備なんて買っちゃって大丈夫ですかね?
高齢本体の寿命が心配です!?
さてさて、視聴システムですが、コンポに繋ぐこともできますが、簡易仕様で楽しんでいます。
プレーヤー以外は、こちらの コード と サウンドバー のみ。
サウンドバーはリビングTVのクリア音声用として使っていましたが、TV買い替えでお役御免!
個人部屋のTV音声用として
光ケーブル接続
サウンドデータ用のワイヤレススピーカーとして
Bluetooth接続
と、 二足のわらじ 使用をしていましたが、新たに
レコードプレーヤーとは昔ながらの
RCAケーブル接続(サウンドバー側:ステレオミニジャック)
と、三足のわらじ フル活用中です!!!
切り替えもリモコンで、使用したい接続ボタンを押すだけの簡単選択!?
さて、今回の環境整備費用ですが、
清掃作業やメンテナンスに使った用品、ケーブル・スピーカーも自前なので、
ターンテーブルベルト : 1,352 円
レコード針(純正新品): 1,283 円
レコード針(互換新品): 1,000 円 (3年後使用の予備?)
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計 : 3,635 円
で、当面レコードを聴く生活を確保しました!
一方、暇潰しに要した時間は、購入品到着の待ち時間を多く含みますが5日間、実働は7時間ぐらいでしょうか?
半分以上は、実試聴確認ですが!?(笑)
十分元は取れたというか、楽しめた上に、今後も楽しみ続けられる!!!
実に有意義なDIY時間でしたね!?
しかし、問題が無いわけでもない!?
自宅近くに中古レコード店が無い!
まぁ、考え方を変えれば余分な費用の発生を抑えられるから良しということにも・・・・
それに、貯めこんだだけで聴いてない音楽ファイルも山ほど、レコードに拘る必要もないし・・・