
前投稿日に始まったカウントダウンが本日到達
そして、
区切りに向かって、真のカウントダウンが始まった!?
僅か1違いだが、今年と来年では大きな違いを感じるだろう!?
限りある1年だが、有意義に過ごしたいと思う!?
まぁ、遠まわしな告知&前振りなんですが・・・・・(笑)
さて、放置していた実家の空き家問題も解決済、来月から始まる 解体&建築 前最後の片付けに帰省してきた。
遠方、そして自前荷物もほとんど無いということで、物置扱いにしていた近隣に住む妹、そして土地を譲り受け娘家族の家とする弟に任せきりで、面目を建てただけの帰省であったが・・・・・
駄目な長男である!?(笑)
愛着のあった実家は耐震上不安があり父親死去後に売却、母親一人が暮らすために新たに購入した家なので自分は暮らしたことがなく、帰省時の宿代わりでしか無かった。
しかし、既に荷物の運び出し・廃棄処分などが進んでおり、前回帰省までのように宿泊は出来ない。
片付け参加は一日だけだが日帰りも厳しいので宿を手配し、翌日を観光に充てることにした。
駄目な長男の面目躍如?
メインは二日目だったかも知れない!?(笑)
通常、実家への往復+αだと430kmほどだが、今回は600kmとなったのでその差170km、片道当たり85km先への観光である。
尚、久しぶりのキリ番撮影のチャンス、逃してはならぬとODO表示は総走行距離にしているが、前回給油は48,997kmとほぼ1,000km手前であった。(記憶が正しければ・・・・)
600km走行で13.6km/Lの燃費はなかなか優秀でしょう!?
ちなみに、渋滞ではなかったが通行量が多く大人しく定速走行が多かった往路の富士川サービスエリア到着時走行距離は約170km、15.5 km/Lは更に優秀、撮影直前表示は15.8km/L、最高表示は16.3 km/Lと特に燃費走行しなくても優秀、これは高速気味の走行であれば山道の上り下り、右へ左へのうねり道でもあまり落ちないようです。
キリ番の撮影機会は、明日からの信州避暑地旅からの帰路で迎えそうです。
果たして、忘れること無く、撮影ができるタイミングに上手く出会えるでしょうか?
さて、片道85kmの観光旅、一般的な見方をした場合は静岡県地図を右側へ進む、言い換えれば、東名高速を戻れば御殿場辺り、逆に左側へ進むなら浜松の先辺りになります。
しかし、どちらにも進みません!?
向かったのは、地図の上側、南アルプスの麓
今年1月にご紹介した地図 を使用すると、
県民の9割が踏み入ったことが無いと言われている未開の地
の赤丸辺りでした!?
なぜか、既に県民から外れて40年近く経っている自分だけでなく、信州から拐われてきて僅か2年半ほどしか県民でなかった妻も1割の方に属していましたが・・・・・
が、それは翌日の話!?
先ずは前日の話、1つ目の橋に触れておきましょう。
静岡県にあってギネスブックに登録されている橋をご存知ですか?
蓬莱橋 (ほうらいばし)
島田市にあって、大井川に架かる
世界一長い木造歩道橋
全長897.4m、通行幅2.4mの昔懐かしい木造歩道橋で、1997年に「世界一長い木造歩道橋」としてギネスブックに認定されました。
昔ながらの風情にあふれる蓬莱橋は、時代劇をはじめテレビドラマやサスペンスの舞台に、また最近はバラエティ番組にも登場し、全国に知られています。
と、紹介されていますが、皆さんの認知度はいかがでしょうか?
当初予定では秘境に向かう前の早朝に立ち寄るつもりでしたが、片付けから早めに開放され、最近は日が伸びて明るかったので夕食前に寄ることに・・・・・
全長897.4mもありますから対岸に渡って戻ってくると2km近くになり30分以上は掛かり、なんやかんやで1時間以上居ましたが結構観光客が居ましたね!?
まぁ、対岸まで渡ってしっかり堪能するモノ好きは少なかったですが・・・・・
中央まで進むと、こんな文字が見られます。
対岸まで渡った者の特権でしょうか?
撮影スポットが用意されていました。
対岸側から
今回唯一の愛車撮影も・・・・・
さて、宿は地元付近ではなく、東名の隣インター 吉田IC近くで手配しました。
翌日行動の利便性を考えて・・・・・
距離は焼津から15km程しか離れていませんが、大井川を挟んだエリアになるので馴染み感は無く、町内に入り込んだのも数えるほどしかありません。
しかし、多少の知識は持ち合わせており、折角の機会、ちょっと贅沢して地元の名産品を頂くことにしました。
出掛けた先で食を楽しむのは、旅を楽しむための重要なポイントとなりますから!?
浜松ほど知名度が無いので、県民、いや、周辺住民以外知る方は少ないと思いますが、大井川を挟んだ吉田町と旧 大井川町(現 焼津市)は大井川の冷たい湧き水を利用した養鰻が盛んです。
身がやわらかく脂のり良い吉田うなぎに静岡名産クラウンマスクメロンを添えて
とはいえ、産地価格の上にコスパが良いと評判のお店、サイズもちょっと小さ目だし・・・・・
さて、前日の5時前起き6時出発に続いて、7時には宿を出ました。
蓬莱橋には寄らないので、秘境に向かって一直線、いや、くねくね曲がった田舎道を進みます。
くねくね山道が苦手の方も多いと思いますが、若かりし頃信州で鍛えた感覚はプー太郎になっても健在、いや、今でも胸が弾む・心躍ると言っていいような・・・・・
こんなワクワク感を得られているうちは、免許返納をしなくても大丈夫ですかね?
順調に進みましたが、目的地前に途中下車と言うか寄り道です。
千頭駅!?
大井川鐵道 大井川本線の終着駅です。
(同じく大井川鐵道 井川線の始発駅でもありますが・・・・)
こちらも同じ秘境内にありますが、SLや機関車トーマスに乗車できるということで、全国的には目的地よりも遥かに名が知れているかもしれませんね!?
特に幼い子供を育てていた、そして、現在真っ只中の若いお父さんお母さんたちに・・・・・
時代的にまだ機関車トーマスはなく、SLに乗せた次男、親になって遠く宇都宮に住んでいても数年前にチケット予約して子供たちをトーマスに乗せに連れて来たようです。
SL乗車なら、ごく近場の東武鉄道 SL大樹 や 真岡鐵道 SLもおか で済むのに・・・・・
残念ながら、整備のためSL・EL 「かわね路号」・「南アルプス号」は9月まで運休中、トーマスなども土日を中心とした指定日のみで一定区間の走行のみとなっています。
2022年の台風影響がまだ続いているようです。
老夫婦のみなので構内には入りませんでしたが、入場券を買えば展示車両に乗れたようです。
ちなみに、これから向かうトロッコ電車の井川線も全線開通したのは6/1からのようでした。
こちらは井川線の時刻表、ご覧のように井川行きは1日5便しか・・・・・
表示はありませんが到着も5便だけで、合わせても10便!?
「これではタイミング合わせが大変だ!?」
と、独り言を言っておきます!?(笑)
時間はまだ8時30分過ぎ、始発の9時15分までは時間があり、待つよりも先に進めようとしたところタイミングよく待機場からの入線が・・・・・ 始発車両のようです!?
既に駐車場の車に乗りかけていましたが、踏切の音に導かれヤッツケ撮影?
この先、一杯撮影するというのに・・・・・ 撮り鉄?
こちらは駅横の公園に展示されていたトロッコ電車です。
車両は小さく狭く、座席も独特です。
さて、秘境の目的地、2番目の橋に向かいます。
向かった先は、南アルプスの麓にあり、
「21世紀に残したい日本の自然100選」や
「遊歩百選」にも選ばれた
寸又峡 でした。
読み方は、ちょっと躊躇する「すまたきょう」!?(笑)
向かう道はくねくね度が増し、道幅は狭まり、すれ違いが出来ず多少広い部分で待機しての譲り合いながらの走行となります。
しかも、見通しが悪い部分で役立つはずの車両検知表示機はほとんどと言うか、全部が故障表示!?
全く役に立ちませんでした!?
そんな秘境にあって、四季折々の豊かな自然に触れられるこの絶景エリアを象徴するのが、
2012年にトリップアドバイザーが選ぶ
「死ぬまでに渡りたい!?世界の徒歩吊り橋10選」
1. トリフト橋 (スイス)
2. キャリック・ア・リード吊橋 (北アイルランド)
3. キャピラノ吊橋 (カナダ)
4. オフエラ橋 (メキシコ)
5. ロイヤルゴージブリッジ (アメリカ)
6. 安瀾橋(あんらんきょう) (中国)
7. タフーンフォレストエアウォーク (オーストラリア)
8. ポールソワー吊橋 (南アフリカ)
9.
かずら橋 (日本、徳島県)
10.
夢の吊橋 (日本、静岡県)
に選ばれ、
世界中から観光客が集まる人気スポットとして注目されるようになった
「夢の吊橋」
です。
美しいエメラルドグリーンの湖にかかる、全長90m・高さ8mの鉄線の吊橋。
つり橋の定員は10人!
ゴールデンウィークや紅葉シーズンなどの連休中は、1時間以上も並ばなければ渡れないほど混雑するようですが、平日で、なおかつ、早朝ということで、独り占めしてきました。
そして、混雑時は一方通行で戻ることは出来ず、渡り切った後は300段の階段を登って上流側の橋を回って帰る周遊ルートになる情報は事前に入手済み、そして、当日の看板表示にも「本日は一方通行」を確認しましたが・・・・・
独り占め状態の恩恵を満喫!?
内緒の話ですが、
往復渡り を堪能してきました!?(笑)
国内で2つしか選ばれなかった
かずら橋 と
夢の吊橋 を制覇しちゃいました。
もう思い残すことは・・・・・
いやいや、一杯残っています!?(笑)
さて、最後の橋に向かいます。
5~6kmしか離れていません。
電車やバスを乗り継ぐと時間は掛かりますが、車なら30分も掛かりません。
ここまでは、急ぎつつも成り行きに任せてきましたが、ここからはそうは行きません。
相手があることなので、時間との争いでした。
自分の希望を満たすためには!?
目的は、奥大井レインボーブリッジ上にある
奥大井湖上駅 の撮影です。
ちなみに、レインボーブリッジと大層な名称が付いていますが、メジャーな東京湾に架かるレインボーブリッジよりも早い命名だそうです。
もちろん、橋ですからしっかり渡ります。
しかし、橋巡りとは言っても、ここ 奥大井レインボーブリッジ&奥大井湖上駅 では、渡るよりも絶景ポイントでの撮影と、特殊な場所でのんびり一服するのが目的になりますかね?
実際、奥大井レインボーブリッジ&奥大井湖上駅 のみの撮影ならいつでも可能ですが、どうせなら、トロッコ電車を絡めたいですよね!?
出回っている多くの画像の様に・・・・・
しかも、展望所からの撮影と、ホームからの撮影の 2回行いたい!?
そうなると、
千頭駅時刻表を思い出して欲しいのだが、上下線合わせても10回しかチャンスがない!?
駐車場に着いたのは11時ちょっと前!?
そこで、調べて作成していたファイルを見ると、直近の奥大井湖上駅の発着時間は11:09 である。
ちなみに、当所での通信は不安定、現地でのネット検索は不可の可能性が高く、印刷物打ち出し、あるいは、データ保存(スクリーンショット等)が推奨されていた。
事前下調べの重要性、アドバイスに従う素直さが必要と思わされました。(自画自賛?(笑))
しかし、それとタイミングは関係ない!?
残念ながら、僅かな時間しか無い!?
これに間に合えば、2本目の到着時間12:18で目的は達成するが、逃すとその1本後の13:08まで掛かることになる。
帰路のことを考えると、是が非でも間に合わせたい。
しかし・・・・・
先ず、イラストで120段の階段を登るとあるが、実画像で言うと②分岐位置はここ!?
結構な山である!?(泣)
そこから湖上駅に向かうのは左に移動して今度は128段の階段を降り、レインボーブリッジを歩く必要がある。
展望所へは逆に右側に移動し26段の階段を登り、わざわざ記載しているので本当に急坂だろう坂道を駆け登り、更に45段を階段を登り、更に横移動が・・・・・
こちらは、奥大井湖上駅側から見た位置関係
上記の画像、説明文とは、左右が逆になるが・・・・・
②の分岐位置に着いたのが 11:02であった。
残り7分である!?
どちらに進むか、一瞬迷うが、素早く右手側の展望所を選び、息を切らし無心になって駆け上がる。
妻も何とか追いついてくる。
普段優柔不断の自分が一瞬で選べたのが不思議と感じる人が多いだろうが、理由は簡単である。
湖上駅上にあるカフェまで15分の表示看板を分岐点で見つけ、
反対の展望所側へ進むしか無かったのである!?(笑)
頑張った甲斐がありました!?
諦めないで良かった!?
時間関係の情報がなかったので、湖上駅側への15分以上に時間が掛かる可能性も無くはなかったのですが、
運良く、
賭けに勝ちました!?
切らしていた息を整え、1枚試し撮影したところで、汽笛が・・・・・
ちょっと遅れて着いた妻も、何とか間に合いました。
出発するまで撮影を続け、ゆっくり湖上駅に向かいました。
今度は1時間10分もありますから・・・・・
128段の下り階段は結構急で慌てて進まなくて良かったと、つくづく思う余裕がありました。
慌てて踏み外して怪我などしたら、取り返しがつきませんから・・・・・
階段途中から見たレインボーブリッジ
レインボーブリッジ脇の遊歩道を歩き、湖上駅の端から端まで歩き撮影をしても30分ほど、
残り40分は駅上の湖上駅カフェ晴耕雨読のカウンターテラスからの眺望を楽しみながら長島ダム珈琲を味わい12:18着のトロッコ電車を待ちました。
6月の営業日は金~月曜日の週末跨ぎのみ、事前に調べて分かっていましたが「開いていて良かった!?」という感じでしたね?
ちなみに、名物食事はこちらの数量限定 蒼い湖上カレー でしたが、手は出しませんでした。(笑)
12:18着のトロッコ電車は機動車を含めて5両編成
千頭にあった展示車両仕様が1両、ボックスシート仕様が3両の構成でした。
先頭車両に付いているのはヘッドマークと思いきや、川根茶の宣伝でした。(笑)
ということで、全ての目的をクリアして帰路についたのですが、
秘境エリアの帰路は往路の早朝快適走行以上に車が少なくて増してスムーズに進め、
新東名島田金谷ICからは120km/h走行の恩恵を受けそのまま東名に合流、
首都高用賀辺りの渋滞回避で横浜青葉から湾岸へ、
流石に東海ジャンクション辺りの合流で多少の渋滞には巻き込まれましたが、
5時頃には自宅に無事到着。
静岡県秘境地区の橋を巡る旅は無事終了しました。