
週末前の3/28(金)
身延山へ行ってきました。
今年は、桜の見頃と天候、そして、気温が上手く噛み合わないようですね!?
って、プー太郎の反応ですかね?
一般的には、週末日曜日(30日)がありましたから・・・・
しかし、わざわざ混雑する日に出掛ける気にはなりませんし、他の日は天気が悪くお花見気分を削ぐような気温だし・・・・・
これが本当の 花冷え ?
まぁ、言い換えると、異常気象?
目的の一つであった身延山久遠寺のしだれ桜、
ソメイヨシノでは無いが開花宣言は東京と同じ3/24(月)、
しかし、満開発表は東京の3/30(日)より3日も早い28日(金)に出るとの情報が・・・・・
見込みより遅れていた開花だが、始まると一気に・・・・・
確かに、前日の境内ライブカメラ映像を見ても・・・・・
出発時は地元も現地も雨模様だが、上る見込みを信じて早朝に出掛けました。
身延山久遠寺、学生時代実家のあった静岡から山梨経由で信州に向かう際に通い詰めた国道52号線脇にあって、一車線の山道故に渋滞はなくとも先行車の有無や走行具合で時間が掛る記憶が残っていたが、現在は中央道経由で中部横断道 身延山ICまで一気に行けるので随分楽だし時間も読める様になりましたね!? (逆方向からの新東名経由 中部横断道でも行けるが)
久しぶりに走行報告を入れると、 総距離 : 434 km 、 燃費 : 14.2 km/L でした。
さて、タイトルの回収をしておきましょうかね!?
行って来た後の確認で分かったのですが、
身延山久遠寺参拝、今回が2025.3.28の訪問でしたが、前回は15年と1日前の2010.3.27でした。
今でこそ古希直前のプー太郎爺ですが、15年前となれば役職定年前の現役バリバリの時代です。
足腰はしっかりしていて痛い処はなく持病もなし、定期検診でも大きな問題は出ずの健康優良オジさん!?(笑)
そこまで遡らない近年でも、人々が苦労すると言われる山寺や金毘羅さん等の坂道や階段もスイスイと駆け上がれています。
どちらかと言えば健脚自慢、一般的に40分掛かると言われているところでも、30分程度で・・・・・
しかし、
15年前、
菩提梯 は、一気に登れませんでした!?
過呼吸のような状態になり、途中で10分程度腰をおろして休まないと・・・・・
菩提梯 は、ぼだいてい と読みます。
身延山久遠寺の三門から本堂へと続く一直線に連なる287段の石段です。
登り切れば涅槃に達するという意味の梯は、南無妙法蓮華経の7字になぞらえ、7区画に分けられています。
ちなみに、涅槃とは、苦しみ悩みの煩悩がなくなった、大安心大満足の悟りの境地に到達したことを意味するそうです。
1652年に建てられた古代の階段で、一段一段の階段の高さが非常に高く、現代の建築では通常見受けられない高さとなっており、段数を見ると287段ですが、通常の階段とはまったく違うものとなっています。
との説明があります。
高低差(高さ)は104 m となっていますから単純に段数で割ると、
一段の高さ 36 cm !?
登るのに、足を上げて軽く膝を曲げて では無く、
毎回太ももが地面と並行、膝が90度に成るくらいまで曲げて上げないと・・・・・
が、287回も続くわけで・・・・・
過酷です!!!
金比羅さんの785段に比べても1/3強しかありませんが、段数だけでは計れませんよね!?
ちなみに、山麓などにある神社仏閣には参道のメインルートが難所と思われる急坂や長く続く階段の場合があり男坂と表され、そこを回避するなだらかな女坂が用意されていることが多くあります。
しかし、身延山久遠寺の参道はあくまでもメインが287段の石段である菩提梯、
ここは別格として存在し、その迂回路として男坂と女坂が別に存在しています。
更には、年配者、心臓が弱っている病人、体調が悪い参拝者には注意喚起がされています。
当時の自分、いずれにも該当しないはずでしたが・・・・・
15年前は、4番目の踊り場風になった区切り部分で力尽き・・・・・
原因の一つは、自分の登り方にあることは分かっています。
性格も関係していますかね?
嫌なことは、出来たら行いたくない!?
自分が行わなくて済むなら、それが一番!?
誰かが行ってくれるなら、文句など一切なく任せたい!?
結果、先頭を切って、行うことは無い!?
⇩
誰かが、行ってくれるのを待っている!?
自分が行わないで済むことが一番重要!?
しかし、誰も行う人がいない場合、そのまま放置することは許せない!?
変な生真面目?
誰も行う人がいない場合は、仕方がないが、自分が犠牲になって行おうと思う!?
⇩
どうせ自分しか行う人がいないなら、嫌なものはさっさと終わらせたい!?
長くて弱い苦痛が続くより、強い苦痛でも短い時間で終わる方が良い!?
という二重基準で動く変わり者ですから、厄介ですよね!?
当然、山登りや階段登りは、代わりに行って貰えるはずは無く、それならば、さっさと終わらせたい!?
山歩きの基本、長距離歩きの基本、疲れない歩き方=無駄なパワーを使わない省エネの歩き方、
歩幅は靴1足分くらいに狭いちょこちょこ歩き、安定した姿勢で重心をズラさず・・・・・
の基本を完全に無視した
全力で、大きな歩幅で、必死になって姿勢など全く気にせず・・・・・
しかし、散歩や道歩きレベルでは健脚自慢ではあっても、トレーニングやスポーツなどで鍛えているわけではないので、心肺機能は普通の運動不足オヤジのまま、
当然のように、体や心肺が悲鳴を上げ、防御機能としてストップさせたようです。
もしかしたら、悲鳴を無視し挑む根性があったら、今頃は居なかった可能性も・・・・・(笑)
同行した妻も非常に心配してくれました?
「こんなところで倒れられたら、どうしよう?
車は運転できないし、一人でどうやって帰ったら良いの・・・・・・」
と!?(笑)
そんな苦い記憶を長年抱えていましたが、突然、払拭する機会が訪れました!?
今年のお花見、北上する遅い桜をメインターゲットに据えていたため、近場は重きを置かずに成り行きで構えていましたが、突如ドライブも兼ねたプランが浮上し・・・・・
先に述べた通り平年より遅れ気味、且つ、天候と曜日との兼ね合いが悪く、直前までは計画を立て検討することも無いままシーズンが過ぎそうでしたが、洗車したばかりの車体を雨に濡らして出発するという穴を見つけ・・・・・(笑)
想定通り、談合坂辺りで雨は上がりました。
残念ながら、早い時間に見られた青空が維持されることは無く半分は花曇り!?
しかし、当日は満開発表日ながら、既に散り気味!?
混み合う週末、並びに雨模様で花びらが残っているかが懸念される今週を考えると、
良い日に訪問できたかなと・・・・・
何より、ここ数日の気温と比べると雲泥の差、持って出掛けた上着もほとんど必要なく・・・・・
ちなみに、観光客が殺到するお花見シーズン(身延山観桜期)、身延山エリアへは入車規制が行われ富士川沿い臨時駐車場からのシャトルバス輸送になりますが、開花遅れで期間が変更、予定通りだったら真っ只中の日でしたが規制前最終日となりスムーズな訪問にも繋がりこちらも恵まれましたかね?
ということで、今回は反省を元に、勢いに任せず、大きく足を上げつつもゆったり階段を登ることに努め、ペースを一定にし途中で休むこと無く登り切ることが出来ました。
リベンジ大成功です!?
ただし、登りきれば煩悩が無くなるはずの菩提梯でしたが、残念ながら未だに・・・・・
さて、当日は総門駐車場に車を留め、
メインの身延山久遠寺しだれ桜&リベンジ菩提梯だけでなく、
一番手前の総門から参道や門前町を歩き回り、
周囲の宿坊に植えられている満開の桜を鑑賞、
ロープウェイに乗って身延山山頂・奥之院 思親閣 へも訪問、
昼食もちょっと奮発して
(店舗名と店構えは料亭、中に入ると定食屋さんだが、地元民が通うと評判のお店で、
関西風と関東風の中間、注文後さばいて提供される 外はパリパリ中はふっくらな
肝吸い付き鰻重をリーズナブルに頂いてきました。)
と、楽しんできましたが、
帰宅後15年前の撮影画像を確認してみると、今回とほぼ同じコースを回っていたことが判明!?
写っている宿坊内の桜も撮影場所も、ほとんど同じ事に驚きました!?
好みや気に入った風景等の感性は、早々変わるものでは無いようです!?
ただ、身延山久遠寺しだれ桜、樹齢400年ほどと言われていますが、15年前は膝下辺りまで降りていた枝垂れがちょっと短かかったり、花付きがちょっと減っている様な印象が残りました。
同様に、巡った周辺の桜も画像比較すると花付きが少なくなったような・・・・・
今年の異常気象による一過性のものであれば良いのですが、全国のソメイヨシノも高齢化を迎えているとの情報もありますからちょっと心配ですね!?
まぁ、自分達世代は全然問題は無いでしょうが、子供世代、孫世代以降まで末永く癒やし続けてほしいですね!?