
居住地 おとぎの国 、
公共交通による都内への便は良いのだが
マイカーを使用しての近郊エリアへのドライブ旅では、
首都高通過が必須であり、名物とも言える首都高渋滞に巻き込まれ、
一筋縄ではいかないどころか、最悪と言ってよいほど厳しいものとなる!?
これは週末や連休、長期休暇時の帰省や旅行のために稀に発生する長距離渋滞とは異なる、
平日の朝夕にほぼ毎日発生している定番の渋滞である。
中心部の周遊路だけでなく、各高速道路に放射線状に向かう3号(東名)、4号(中央道)、
5号(関越)、S1号(東北道)で、朝は都心部へ向かう上り線、夕方は逆の下り線で・・・・・
上記からは外したが、千葉県にも都内への車通勤者も多いことから京葉道路や自分が乗り降りする湾岸線も同様である。
そして、朝夕を外せば大丈夫かというと、そうでもない。
朝夕の時間以外も、方向は気まぐれで、いや、両方向で渋滞が発生している。
放射線状様に多くの高速に繋がっているだけでなく、C1都心環状線、C2中央環状線がクモの巣のようにそれぞれを繋いでいるし、そしてその外側には東京外環自動車道もあるので、渋滞がどこで発生するか、厳しい渋滞に変わるかは、状況やタイミング次第である。
まぁ、毎回というかいつも慢性的に渋滞が発生している箇所もいくつかあるが・・・・・
ということで、首都高の通過時間を計算して見込めるのは、夜の渋滞終了後から深夜、そして早朝まで、あるいは、日曜日の昼間あたりに限定されます。
苦い経験も含め長年積み重ねた経験から導き出された自分の経験則では・・・・・
実際、毎年行く川崎大師へ行くのは日曜日の午前中、静岡や長野の実家に向かう際や関東周辺県へのドライブ旅へ向かう時も早朝と、経験則に従ってワンパターン行動一択で・・・・・
一方、帰路の対応は、ちょっと変わりましたかね!?
若かりし頃は、帰る日の午後まで目一杯遊びや観光で時間を使い、立ち寄り温泉などで仮眠をとり、渋滞の無くなった夜遅くに高速道や首都高を駆け抜けていましたが、
毎日が日曜日で日程に縛られなくなると、遊びや観光の量はそのまま維持した上で一泊追加、
翌日午前中にプラスαの観光をするか、のんびり休養、昼前から13時ぐらい迄の間に現地を出発、
16時頃には最終の首都高を駆け抜けるパターンに変わりました。
もちろん、この対応では首都高渋滞を避けることはほぼ不可能ですが、高速道は順調で気持ちよく走り抜け体力温存、首都高も遅い時間帯に比べれば雲泥の差、負担も軽いですかね?
まぁ、稀には完全渋滞回避が叶う場合もありますし、出発を早めれば早めるほど渋滞遭遇率が減るように感じているのも、同じ経験則からですかね・・・・・
ということで、例年通り 首都高渋滞が始まる前に都内を通り抜けようと
5時起き、6時出発で、同窓会の行われる信州 蓼科へ向かいました。
湾岸線に入るのは変わりませんが、9号線経由箱崎やレインボーブリッジ経由で中心部に進まず、湾岸線で東京湾トンネルまで進み大井から中央環状線C2経由で東名や中央道に進むのが昨今の定番になっています。
6時出発だと既にそこそこの交通量があり要所要所で詰まり気味にはなりますが、まだ渋滞には至っていないという状況でしょうか?
ちなみに、行きの首都高内走行、走り始めの慣らし運転中との認識で、制限速度遵守、左車線走行がメインの流れに乗った走りになります。
まぁ、逆に言うと、最近は慣らしが必要なくらい高速道を走る機会が減っている訳で・・・・・
追加するなら、仕事に向かう周囲ドライバーを刺激しない、非オープン走行です!?(笑)
さて、中央道に向かう場合の目安として、30分で新宿、1時間で八王子インターが渋滞無しの順調走行と言って良いですかね!?
当日は、流れてはいましたが交通量は多かったようで、八王子で10分遅れ、70分掛かりました。
しかし、これなら、渋滞を回避出来たと言って良いですかね?
と、同時に、
これだと必要以上に早く到着してしまうのは確定、予定した通り寄り道決定です。(笑)
まぁ、自分の望みとしても、渋滞よりはよっぽどましですかね!?
なお、6時前出発なら渋滞遭遇率はより下がりますが、同時に潰す時間も増えてしまうということで、こちらも積み上げた経験則から得た同窓会へ行く際のベストな時間となっています。
当然ですが、目的地がもっと遠方で可能な限り早く着きたい時は、3時や4時出発もあります!?
実際、ほぼ同じエリアで紅葉シーズン真っ只中の 白駒の池 訪問時は、
凪のない湖面(池面?)紅葉撮影 と 駐車場確保 を目指した8時前到着を目標に5時前に出掛けていましたから・・・・・
さて、一人で向かう同窓会旅、幸いにも毎回天候には恵まれる強運、現愛車C&C納車以降は助手席気にせずの気持ちの良いオープン走行の時間との認識も強く、同窓会とは別のおまけ旅、ひと粒で2度美味しいオープンドライ旅の時間と割り切って信州寄り道旅を楽しむことにしましょう!?
まぁ、今回は羽目を外してと言うか、甘えてと言うか、いや、単純な思い違いのミスですが到着予定時間から大きく遅れることになってしまいました!?
そんな身勝手な行動にも関わらずオーナーシェフは寛大な対応、
到着に合わせて蕎麦を茹で、揚げたて天ぷらを添えてもてなしてくれました。
感謝ですね!?
さて、そんな身勝手な行動による立ち寄り先、友人宅から15分も掛からない近処でした。
失礼な行動でしたね!?
ほぼ到着しているのに何時間も待たせて・・・・
同じ様な近場には、御射鹿池、先に紹介した白駒池などもありましたが既に訪問済みということで、
今回の訪問先は、
奥蓼科
横谷渓谷 (よこやけいこく)にしました。 横谷峡とも呼ぶようです。
横谷渓谷は、蓼科中央高原にあり、渋川上流に広がる渓谷で県内屈指の紅葉スポットです。
渓谷沿いではいくつかの滝や美しい渓流を見ることができ、乙女滝から霧降の滝、王滝、まで遊歩道が整備されており、横谷観音展望台へ進むことが出来ます。
特に横谷観音展望台からの見渡す限りの山々が紅葉に染まる様子はダイナミックで見応え充分。
また、真冬には滝が流れたまま凍りつく「氷瀑」を見られるのも横谷渓谷の魅力のひとつ。
遊歩道を歩けば、それぞれに異なる雰囲気を見せるいくつもの氷瀑を目にすることができます。
との紹介がありましたが、残念ながら、いくら標高の高い信州の避暑地とは言え9月下旬ではまだ紅葉は始まっていないし、ましてや氷瀑なんて・・・・・
それどころか休日明けの平日、数えるも片手で収まるほどの人の少なさに寂しさを・・・・
いや、怖さを感じるほどの閑散さ&静けさで・・・・・・
蓼科に熊はいないと友人(居住者)は言うが、
調べてみると出没したという情報は簡単に見つかるし、こんな立て札も・・・・・
決して、居住者より多いと言われている鹿さんだけじゃないようです!?
厳密には、蓼科山の北麓(佐久上田側)にあるのが「立科(町)」、南麓(諏訪側)にあるのが「蓼科(高原)」になり地域としては異なりますが、同じ山の麓だし・・・・(笑)
そんな情報を持って当日立ち寄りましたが、想定を大きく下回る閑散さにビビって、検討したコースでささっと散策して終えるつもりでしたが、
間違って・・・・・
こちらが、横谷渓谷の簡略図になります。
見処や楽しみ方は色々あると思いますが、渓谷を歩いて、
乙女滝、霧降の滝、王滝、おしどり隠しの滝 と 4つの滝を巡るのが一番の醍醐味でしょうかね?
ところが、大滝 の先にある橋が落ちて現在は通行止め、おしどり隠しの滝 へは行けません。
見つけた「お知らせ」は、2016年9月のもので・・・・・
文面には復旧次第お知らせしますとありますが、既に9年が過ぎていて・・・・・
大滝から横谷観音や横谷観音展望台へ抜けるルートが紹介されています。
ところで、渓谷巡りや滝巡りには欠点があるのですが、何かご存知ですか?
それは、
渓谷を巡ったら、戻ってこなくちゃならない!?
滝を見に下ったら、登ってこなくちゃならない!?
という、至極当然の摂理です。
巡った渓谷の発着地に、それぞれ別の駅やバス停などがあれば、それを利用すれば良いのですが、そんなことはめったにありません。
そして、公共交通を使う方は利用すれば良いのですが、自分のように車で出掛け、出発地の駐車場に車を停めてきた場合は、絶対に戻らなければなりません・・・・・
それ以上に、滝壺から戻るのは、絶対に自力しかありませんから!?
ということで、
起点の横谷峡入口から入って、乙女滝、霧降の滝、鷲岩、屏風岩、一枚岩と巡って、一番の見処である王滝を堪能した後、来た道を戻って3時間コース
同じルートで大滝迄行った後、登山道と言われている急坂を登って横谷観音や横谷観音展望台、大滝神社を巡って、また来た道を戻る4時間コース
でしょうか?
ちなみに、メルヘン街道を通っている横谷観音から横谷狭入口を経由して茅野駅に向かうバスを使うと、谷狭入口まで11分ほどで戻ってこれます。
しかし、一日に3便しかないんですよね!?
当然ですが、折り返し運転なので茅野駅から横谷観音行きのバスも3便、時間は50分ほど掛かりますから、始発の朝9時台のバスに乗車して10時過ぎに到着、最終便の16時発に乗車して17時頃茅野駅に到着と、公共交通を使って横谷渓谷の紅葉を楽しもうとした場合、茅野駅起点だとしても8時間(渓谷滞在時間5時間強)が必要となる中々の渓谷紅葉巡りになります。
とても、寄り道旅と称して時間潰しの渓谷巡りとしては荷が重すぎる場所です。
適当に端折り、それでも行って来た感が味わえる程度が良いかと、同じ様なドライブ旅での立ち寄り先の一つとして訪れた方の旅行記を参考にルートを決めました。
折角のマイカー訪問、滝巡りと、横谷観音&展望台&大瀧神社は別々に楽しもうと・・・・・
横谷峡入口の駐車場に車を停め渓谷に向かいますが、
先ずは近くにある木戸口神社で渓谷巡りの安全祈願です。
時節柄、熊さんと遭遇をしませんように強めで・・・・・(笑)
途中(始まったばかり?)で、一服!?
続いて、
乙女滝
霜降りの滝
炭焼窯の跡
鷲岩 一生懸命観ましたが何処に鷲がいるのか分かりませんでしたが・・・・・
辺りまで行って引き返してきました。
一番の見処と言われている大滝は, 残念ですが諦めて・・・・・
途中、茂みから「ガサガサ!?」と音が・・・・・
そんな音が大きく聞こえるほどの静粛の中ですし、周りに人はいませんから
「もしや?」
と緊張が走りましたが、立派で大きな角を持った大きな男鹿でした!?
しかし、一息つくと、友人宅近くでよく見る放牧された(?)鹿たちとは違い、こちらは渓谷に住む野生の鹿との思いが・・・・・
足早に立ち去ることにしました。
が、思いは同じだったようで、鹿の方も直ぐに茂みの奥へ消えていきました。(笑)
駐車場に戻って一服後、愛車に乗ってメルヘン街道を進み、横谷観音入口で右折し奥へ進みます。
こちらの横谷観音入口から横谷観音駐車場迄続く一本道は美しい紅葉が観られる名所だそうです。
紅葉の時期には全然早かったですが、雰囲気の良いのは感じられましたので一枚!?
いや、数枚!?(笑)
駐車場に車を停めて、横谷観音に向かいます。
が、
こちらの地図にある2分を惜しんだために・・・・・
確かに、草むらや高低差がある獣道風の細い道を横谷観音へ向かって進む近道でした。
まぁ、鋪装された通路より、苔など楽しめる道でしたが・・・・・
しかし、遠回りとは言えたった2分、ちゃんとしたルートを歩いていれば
大瀧神社の存在が分かったのに!?
いや、ちゃんと参拝して帰ってきましたよ!? 大瀧神社!?
存在自体もちゃんと知っていましたよ!?
こちらでの予定というか、訪問計画では、
大滝(展望台)へ向かう道、遊歩道では無く、登山道との注意書きが在る程のハードさ故に諦め、
横谷観音を参拝&見学、横谷観音展望台からの眺望を楽しみ、大瀧神社の参拝
というものでした。
しかし、同じ名称に展望台が付く付かないの違い、同じ読みながら滝と瀧の字違いの滝と神社とややこしいものなので、ざっと名称も覚えて(資料を見て?)、抜け防止で3ヶ所と訪問先より訪問先数を覚えていた結果、
3か所目の訪問が大瀧(神社)ではなく、大滝の方だと・・・・
資料の打ち出しは持っていたし、先程の案内図画像はカメラに収めていたのだが・・・・・
横谷観音(堂)
観音像を見た後、展望台にへ進み紅い葉っぱのない眺望をめで、
そのまま直ぐ脇にあった大滝に向かう登山道を下り始めてしまいました!?
注意書きも見ましたがただ見ただけで注意に成らず・・・・・
渓流巡りということで、駐車場でトレッキングシューズに履き替えていたのも災いして・・・・・
もっとも、最後まで気付かずということは流石になく、途中でちゃんと気付きましたが、ここまで降りてきた苦労を無駄にしたくないとか、渓谷遊歩道の方で諦めた大滝を観たいという誘惑に負けて・・・・・
しかし、これは大きな間違いでした!?
さすがに登山道と言う注意書きのある急坂、途中まで降った苦労なんて比較に成らないほどにハードな元に戻るための登り坂の急勾配、心臓はバクバク、肺と呼吸はゼイゼイ、10倍以上の苦労と疲れが・・・・・
まぁ、それでも横谷渓谷で一番の見所といわれている大滝を拝めた満足感は強いというか、かけがえのないものとなりましたが!?
大滝
見栄えの良い滝でしょ?
でも、これだけじゃないんですよね!?
時間帯が悪く光っちゃていて見難いし、枝葉が伸び覆い被さっているので分かり難いですが、
下にもう一段落ちているんですよね!?
分かりますかね?
遊歩道を歩いてくると、見え難い下の段は良く見えるが逆に上の段は見難いんじゃないかな?
観ていないので想像ですが・・・・・
上の段だけのアップでもう一度!?
そして、最後の難関が大瀧神社でした。
普通でも多分苦労はするだろう登り坂、たどり着くのに10分掛かる山の上に建っています。
登山道を登り切って帰ってきた老人の身体&心肺には余計もキツくて・・・・・
既に予定には無かった大滝巡りで1時間近く遅れていますし、ここで大瀧神社に参拝すると追加で20~30分の遅れが・・・・・
足がパンパンで呼吸乱れも続いているのでかなり厳しいという負の気持ちより、折角来たことだし二度目の機会は無いかもしれないという気持ちが勝ってしまい、手すりを頼りに登って、大瀧神社に参拝してきました。
ということで、横谷渓谷巡り、熊さんと遭遇することなく終了しました!?