
先週末、大学時代の3年間を過ごした信州の城下町上田に行ってきました。
おやじツーリングの第二段として!
過去にも旅の途中に立ち寄ったり、集合場所として訪れたことはありましたが、今回は目的地としての訪問でゆったりと回って来たため今までに無い感慨深さを味わうことが出来ました。
今回は、そんな気持ちを残したいという事で書き始めた個人的な回想録と成っています。ご容赦下さい。
千葉と埼玉住人のツーリング、縦列を組んで走るのでもなく各々気ままに走り、目的地手前の東部湯の丸パーキングで合流。
まずは当時の下宿先近くの公園駐車場に車を止め、徒歩にて散策。
残念ながら大家さんの住んでいた家屋はあったが、同じ敷地にあった蚕部屋(信州ならでは?)を改装した下宿棟(5名入居)は取り壊され駐車場に!
確か、トイレは共同で風呂は大家さんの家族風呂を借り6畳2間にキッチンがついて当時でも格安の8,000円。卒業までの3年間入居していましたが、まともに住んだのは初めの10ヶ月ほど!
後に聞いた話ですが、卒業時に引越しの荷物を取りにきて挨拶した親が大家さんから言われた言葉は、
「殆んど家には居ませんでしたね!・・・・・」「就職先からの問い合わせには真面目な学生さんですと答えておきました。・・・・・」
だったそうです。 (当時何も言わなかった親は偉い!)
ところで私はどこに?
写真は下宿先から直ぐ近くにありながら、前述の理由で1・2回しか行った記憶が無い信濃国分寺(長野県宝)と敷地内にある信濃国分寺三重塔(重要文化財(旧国宝))です。
次に向かった場所は母校。
数十年経ったとは言え勝手知ったる通いなれた場所、正面からでは守衛さんに部外者の立ち入りを阻止される可能性があるため本日の相方が1年ほど住んでいた寮脇を通り裏口から。
当時立て替えられたばかりの寮もさすがに年月の経過が・・・・、我々が年を取るのも当たり前かと思わせる姿に・・・
さて相方、現在もカメラマニアで写真好きであるがそれは当時から。
写真部を作り部長に納まり積極的に活動をしていました。
友人数人も感化され、自分もたいして使わない一眼レフ(Canon AE-1)を買い、幽霊部員に。
と記憶があったのですが、
数十年ぶりに新たな真実(記憶忘れ?)を発見!唯の幽霊部員と思っていた自分は、なんと副部長。
部室を訪ね、写真部員に話を聞くことができ部室にも入れた、そこで見つけたものは上記を証明する当時の落書きと相方の作った写真展のポスター。
そして、ポスターにデザインされているネガ部分の写真は当時の仲間たち。

あ~! 感動! 懐かしい! 感動!
こちらは、登録有形文化財である学部の講堂。卒業式が行われました。
正門からの風景、当時とまったく変わりません。
次に向かった場所は、当時から評判の蕎麦屋「刀屋」。
昼時は混むと考え、少し早めに向かう。
しかし、甘かった。着いてみると開店前にも係わらず数十名の列が・・・、今回は諦めることにした。
都合で寄った場所で聞いた新しい蕎麦屋があると言う柳町へ。
当時は何も無い通りであったが、観光誘致で町並みを作ったようで、最近ではテレビ等でも度々紹介されているようである。
名称は北國街道柳町で石畳の造りとなっている。
リバイバル撮影された市川昆監督「八つ墓村」は前作共にこちらの柳町での撮影があったようです。合わせて撮影時の豆情報もお聞きしました。
そして、こちらが昼食を取った場所。
自分たちには観光地価格と味ではない「刀屋」の方が合っているようです。
次の訪問先は、上田城跡。
当時から桜はお堀端にありましたが、今ほど有名ではなかったと思われます。
現在では、関東から少し遅れた時期の花見のスポットとなり、見所期間の約2週間に1,500~2,000台の観光バスが訪れるまでになっているようです。
今回は既に満開後ということでしたが、今年最後の花見をしてきました。
(何回目だろう?本当に今年は多かった。)
さて、こちらが最初に眼に入ってくる絵です。
家で家族に話すとこちらも有名でテレビで紹介されていたそうです。
話題の「シャッターマン」、観光客の記念撮影をします。写される側は「上田城甲冑隊」。どちらもボランティア。「シャッターマン」全国に広まりそうですね!?
こちらは、城内の眞田神社。
城内のお堀端を桜と出店がぐるりと周ります。
上田市内最後の訪問先は、当時よく通った喫茶店。
最近都内では喫茶店がめっきり減ってしまいましたね。スターバックスなどは多くありますがちょっと違います。
当時こちらのお店はかっこいいマスターと綺麗な奥さんがやっており、憧れのカップルでした。
今回は時間が無く外からのみでしたが次回はぜひ立ち寄りたいと思いました。
写真は当時一緒に通っていた相手に記憶のプレゼント用として撮影。(何故か家にいるのですが?)
次に向かった先は別所温泉。
相方のロードスターに同乗、オープンにしておやじ二人が向かいます。
車を止め向かった先はこちら。

眞田幸村 隠しの湯「石湯」
当時とは外も内も改装されているようで現在の料金は150円、当時は30円だったようだ。
窓口のおじいさんに話すともっと昔は30銭だったと言う。大先輩だ!
続いて、北向き観音(善光寺と向かい合っているため)、安楽寺の国宝「八角三重塔」へと向かう。

四重に見えますが、初重はひさし又は霧よけの類である裳階(もこし)であるようです。
その後上田に戻り、それぞれの車で帰路に着きました。
最後は車のブログらしく報告を。
走行距離約450㎞、燃費12.6㎞/L、往復ともETC通勤割引を使い節約ツーリング。