「鉄道模型 少年時代」には、
素の状態で音と光のギミックが仕込まれています。
毎週届く解説書通り作成していけば、電飾が組み込まれたレイアウトが完成します。
仕組みや段取りに悩む必要や苦労もありません。
しかしながら、「昭和の鉄道模型をつくる」にはそれが有りませんから、事前に仕組みを検討し、必要用品を準備した上で、ストラクチャーの組み立て時に組み込んでいく必要がありました。
組み立てが終わってから一括で電飾追加というわけにはいきませんから!
ストラクチャー一つの単純な組み立ての3倍以上の時間と手間を掛けて先の見えない準備をしました。
楽しみの時間は増えましたが、初レイアウト作成に取り組む超初心者がするチャレンジではないですよね!
しかも、「鉄道模型 少年時代」に組み込まれているLEDは建物用(電球色)1組6個、露店用(白色)が2組12個の18個でしたが、結局80個近くに・・・・・
結果、電源供給も当初の9V乾電池3個を使用したモノからAC電源に変更となりました。、
半田ごてとか使ったには何十年ぶりですかね?
では、ここからはその苦労話を一件一件細かく・・・・・
≪ 皆さん 途中経過なんて興味ないですよね?
行き詰まり悩んで作業が止まった時でさえも、
自分にとっては至福の時間だったのですが・・・
仕方がない!? 泣く泣くカットしましょう! ≫
最初に音響を簡単に片づけていまいましょう。
こちらの音響が用意されている市販品を使用しました。
現在流通しているBタイプとはちょっと音の種類が違っているようです。
スピーカーは映画館の空きスペースを利用です。
では本命のLED電飾に移りましょう。
まずは、ボードの裏面がこちらです。
現在はこの時以上にごちゃごちゃですが・・・・・
もしものLED切れ交換や改良時のためにとマスキングテープで留めていますが、くどくて心配性な性格が出てガッチリ貼り過ぎですかね!?
実際の作業時には全て剥さないといけないかもしれません・・・・・
それでは、点灯式を始めますか?
まずは非点灯の状態がこちら
では、点灯です!
どうですか?
遮断が不十分だったりしていますが、頑張りましたよね!?
ずぶの素人が!
でも、これで終わりじゃないです!
まだLED30個位しか点いていませんから!
第2弾点灯!
最初が、家屋(駅ホーム含む)のみの点灯でした。
2弾目は街灯の点灯追加です。
道路街灯、公園の街灯、そして駅横の桜と洋館裏庭の竹林ライトアップです。
この操作のために、電飾コントロールボックスを自作しました。
目ざとい人は見つけてますよね? 先ほどの画像の下の方にあるボックスです。
「 LED Illumination Control box 」
元々はちょっと高級なボールペンが入っていたプラケースに、アマゾンで購入し海外から10日で届いたスイッチを組み込んだものです。
送料込み10個387円の激安スイッチと無料プラケースですがそれなりに見えますよね?
「 Indoor 」スイッチで、家屋が点灯します。
「Outdoors 」スイッチで、街灯が点灯します。
あれっ?
もう一つ「Other 」のスイッチがある!
これは何だっけ?
歳を取るとちょっと前のことでも忘れちゃうので困ったものです。
スイッチ入れてみますか?
「ON!」
思い出した! 車両点灯だ!
わざとらしかったですね。
車・バイク・自転車、そして屋台の電飾です。
1/150のNケージサイズですから、分かり易い例えでいうと全長4.5m(450㎝)の車が3センチになります。
その車のヘッドライトですからサイズは最大でも1ミリとかになります。
家屋用に使ったLEDは砲弾型5ミリと3ミリの物ですから当然車体には入りません。
砲弾型以外にもチップ型の3ミリ・5ミリLEDの使っていますが、そのチップへの配線半田付けが上手くいったので調子に乗って1ミリ以下の極小LEDも買ってみたのですが完全にお手上げ、老眼鏡をしても見えない状況で・・・・
ということでオーソドックスな手法である光ファイバーを利用しています。
まず、車両のライト部分に光ファイバーを通し車体下で纏めたものを作ります。
設置ボードに穴を開け、下からLEDチップを光らせます。
その穴に纏めた光ファイバーを入れるとあたかもライトが光っている車両のように見えます。
普通の車だと、左右のヘッドライト用が2本、同じくリアライト用が2本の4本を取り纏めますが、片側2灯式の車だとさらに2本、タクシー提灯やパトランプ等があるとさらに追加になります。
実は結構面倒臭いです。
車両自体が小さいことから細々とした作業の連続、自分の不器用さや大雑把な性格からライト位置の穴あけがずれたり、接着後に光ファイバーが折れてしまったり、光ファイバーの断面に接着剤がつくと光らなかったり、組み込み作業時に車両が割れてしまったり と・・・・・
あらを探すまでも無く出来上がり具合は雑な物ですが、車両は固定ではなく穴に差しこんでいるだけですから入れ替え可能です。
車両はまだいっぱい残っていますから、いずれ作り直しますかね!?
さて、せっかく手間暇かけて作ったので、ライトは惜しみなく全て光らせています。
結果、実世界では迷惑この上ない4灯車のライトは全てハイビーム状態、さらに赤く塗ったリアランプも点灯ですからブレーキを踏みながらの走行状態です。
駐車場に停まっている無人の車もフル点灯、挙句の果てには、人が乗っていない自転車も点灯状態です。
(昭和の時代ですからLED乾電池タイプのライト取り付けなんてありえないですよね?)
しかも、この自転車のライト、設置LEDチップを間違え、他とは異なる白色高照度LEDだったためにどれよりも明るく点灯しています。(笑)
また、設置場所を決める前に全ての車両を作り終わっていましたから、設置後には見えない位置になったバス車庫やタクシー車庫に入っている車両も、けなげにリアランプも点灯し続けています。
報いるために、たまには車庫の屋根を外してみましょうかね?
こちらがフル点灯の状態です。
ということで、素人ながらも何とかレイアウトに電飾を組み込むことができました。
う~ん!?
苦労の割にむくわれていない!
もうちょっと写真増やしましょうかね!
今度は全体ではなく、面影橋通りの踏切側から駅方向を見た状態で比較です。
何も明りの無い状態です。
駅舎の明かりを灯してみました。
駅前街灯を追加してみました。
こちらは街灯だけです。
車両ライトを点灯させてみましょう。
車両と駅舎の明かり
車両と街灯
フル電飾がこちらです。
上空からの別カット画像だけ
頑張りましたね! 素人が!