
GAZELLE (ガゼール)
西部警察 木暮捜査課長 の愛車で、白のオープンカー。
日本に一台しかない代物。
ベースは日産シルビアの姉妹モデル ガゼール の最上級グレード「2000XE-II」、日本初採用となるドライブコンピューター搭載モデルとしても有名。
120ps/17.0kgm2リッター直列4気筒「Z20E」型エンジンに5速MTの組み合わせ。
さて、ぷー太郎になって10ヶ月!
コロナによって、折角得られたはずの自由な外出、自由な行動は失われた。
最悪とはいえないまでも、悪いタイミングだ!?
しかし、振り返ってみると、この自粛生活がこと夢実現に関しては大きく寄与していたと感じている。
TV好きを公言している自分に、TVの神様がご褒美をくれたのかもしれない!? (笑)
巣篭り中、色々視聴したが、嵌ったのが海外のカー番組でした。
その中で特に嵌り継続視聴した番組が、『名車再生!クラシックカー・ディーラーズ』である。
数十年経った名車の中古車をディーラー役であるマイクが購入、メカニック役であるエドが修理(レストア)し、転売する過程をドキュメント風に描くイギリスの番組である。 (メカニックがエドからアント変わったアメリカ版もある)
20~30年経った車が見事にレストアされるのを見続けていると、メンテナンスさえしっかりしっかりしていれば・・・
と、
中古車に対する許容範囲が大きく広がった。
実際、自分の車歴に照らし合わせると10年近くまで乗り続けた車が多いし最長は13年だったので、TV番組に出てくる車に比べれば遥かに若い10年前後の車なら十分乗れることも分かっている。
しかし、この認識は新車から購入し自分でメンテナンス過程も理解している愛車だからであり、中古車で購入するなら古くても5~6年が限度との思いが以前は強かった。
ここへ来ての
許容範囲拡大は、自分の中では大きな違いがあった。
現時点で、
夢を叶えるための購入対象は、国産車では一車種しかなかった。
しかし、その車は既に販売を終了していて新車購入は不可能、かろうじて購入できるのが2009年5月から2014年5月までのたった5年間に販売された分の中古車になる。
最長なら12年落ち、最短でも7年落ちの・・・・・
以前の中古車に対する認識のままだったら、最短車でも購入対象の中古車からは外れるわけで・・・・・
この車、夢を見始めてからの数十年間で積み重ね育んできた理想形に非常に近い車でした。
そして、国産車ではこれまでに出会うことの無かった唯一無二の存在でもありました。
理想の彼女出現のごとく胸躍らせながら販売開始直後にカタログを請求し、届いたカタログの紹介を伝えている
投稿ブログが残っています。
理想形には非常に近いに留まり、完全一致しなかったのは価格ですかね? 残念ながら・・・・・
我が家の車購入費用としたら2台分に相当して・・・・
まぁ、その時から新車購入は諦め、中古車購入に舵を切っていたと思います。
モデルチェンジしても新車販売が続くと思っていましたから、その時点で購入できる現行型中古として・・・・・・
しかし、2014年5月をもっての販売終了が発表されました。
同じ車種の主要モデルは一年前にフルモデルチェンジ済み、時期遅れで次のモデルが出ると期待していたのですが・・・・・
そして、発売時にはそれなりに話題となりましたので、他メーカーが同じ系統の発売を追従することを期待しましたがそちらも不発、以後同一のカテゴリー車は発売されませんでした。
ただ、昨年だったでしょうか同じメーカーがカテゴリーとしては同一ですが、ラグジュアリー度合いと走行性能が爆上げの新型車を発売、しかし、価格も爆上げで先ほど比較対象として示した我が家の購入費用の5台分に跳ね上がり・・・・
手を出せるような対象ではありませんでした!
いや、お金の問題ではありません。(笑)
ルーフがソフトトップだから対象になりませんでした!?
普段はオープンカーと悟らせたくない、自分の考え方との相違です。
新型車のソフトトップ採用の理由は3つで、第1が軽量、2つ目がコンパクトな収納、ここまでは自分も全く問題なく受け入れられます。
しかし、3番目は「見た目からもコンバーチブルだと明らかにしたい主張のため」とのこと、全く受け入れられません。
それに、確かにカッコいいですが、全幅1920mmの車なんて扱えません!?
加えて、この車と言うだけで大目立ち確定、もうオープンなんて関係ないし・・・・・
こちらから辞退しました。(笑)
ということで、夢実現のための大前提である対象車中古の受け入れが出来る体制は整いましたが、よく考えてみたら、この時点の自分は70歳前後の購入前提のまま、現在の購入ではなく5年後となれば当然中古車両もその分劣化して12~17年落ちに・・・・
さすがに15年を過ぎるとなると許容量が増した中古車購入でも二の足を踏むことは想像できましたが、
現状愛車に不満が全くなかったので、直ぐの買い替えには躊躇しかなく・・・・・
白黒はっきりさせず当面先送りの意向でした。
どちらかの選択が出来ない場合(困った時)は、とりあえず先送り!? ・・・・・日頃の困った性格が出ています。(笑)
しかし、心の奥底では、
「今なら10年前後の車両を入手できるが、逃すとチャンスを失うかもしれない!?」
元祖 林先生! 最近は封印しているようですが、
いつやるか? 「今でしょ!」
という気持ちが沸々と・・・・・
足りないのは、噴火するためのトリガーのみ!?
神風が吹きました。 2つも・・・・
一つは、ホンダS660の販売終了&完売の発表です。
現在、国産で新車が購入できるオープンは、先程の豪華車両であるレクサスのLC500に加えて、マツダのロードスター2種、ホンダのS660、ダイハツのコペンと5車だけです。
LC500以外は2シーターなので、結局現行車両は全て自分の対象外です。
しかし、寂しさはつのりましたね!? また一台オープンが減ってと・・・・・
そして、オープンカー購入熱量の増加と、車種一本化の道筋が更に整い始めました。
一台所有が軽で、更に老夫婦二人暮らしのメインカーにするには荷物スペースがほぼ無く走行に特化したS660は一番購入対象にはならない車でしたが、S660も唯一無二の本格的な軽スポーツカー、絶版後の値上がり期待の投資対象となるかの検討として最終メモリアル特別仕様車である「モデューロX バージョンZ」を調べてみました。
価格315万円を投資物として放置(保管?)しておく余裕は無く、かといってMT車しかないので日常使用することは難しくあきらめましたが・・・・
同時にコペンも含め一般販売車両でも200万円越えを再確認して、気持ちが固まる切っ掛けとなりました。

COPEN GR SPORT
軽オープンに200万円以上かけて浮気するくらいなら、中古でも本命の4シーターオープンに進んだほうが幸せになるだけでなく、普段使用もまかなえるからと・・・・・・
もう一段ギアを上げて、具体的に中古車探しの段階に突入することにしました!
とはいえ、即替えるために探すのではなく、運よく良い車両巡り合ったらその時点でもう一度しっかり考えて決めようと結論先送りの気持ちは継続で・・・・・・
何しろ、市場にはそこそこの数量(とは言っても50~60台だが)が出ていたが、その大多数は発売と共に飛びついた走り屋オーナーの元愛車と思われる走行距離が10~18万kmの車ばかり。
しかも、その多くが社外品のグリル・バンパー交換済とか、車高調やローダウンの弄り車、程度の良さそうなノーマルで走行距離が少ない優良車はあまり見つからず、たとえ見つかっても300万円台越えで中古車購入メリットは少ない。
多少の妥協は仕方がないと考えても、購入対象になるのは全国で見ても5台あるか無いかで・・・・
しかし、出来れば妥協はしたくない。
自分が購入対象と考えていたのが、2010年8月以降の所謂後期型と呼ばれる車両、
そして、車体色、レザーシートカラーまでにも指定があるので、巡り合うまでには時間が必要だし、見つけたら自分の苦手な即決をしなければ逃がしてしまう可能性が高いとことも自覚はしていた。
が、遠方で試乗は出来ないし詳細も不明だが、希望に近い仕様車が・・・・・・
心の中
「焦っちゃいけない!」「慌てちゃいけない!」「落ち着いて考え直そう」
と、思わなくちゃいけないとしながらも、
「早く決めないと無くなっちゃう!?」「同じような出物はもう無いかもしれない!?」「考えている暇はない、唯一のチャンスだ!?」
・・・・・・・・・・・
続いて、身内からも援護射撃が・・・・・・
いつもの寸劇でご紹介します。
日頃、「オープンカーに乗る?」と問うと、
必ず「絶対乗らない!」「恥ずかしいから嫌だ!」と切り返す妻!
当然、「オープンカー」の話題なんて自らは振ってこなかった妻が、
何を覚醒したのか?
「今日、ホンダの軽のオープンカー見たよ」
とか
「レクサスにオープンカーってあるのね?
SUVと大型のセダンぽいのしか無いかと思っていた。
今日、同じ車に2度も会って、2度目はちょうどオープンにしているところだった!
在るの、知ってた?」
と、言いだして・・・・・・
前車はS660、後車は自分も近くで見たことがある元ソアラの絶版SC430のことだと思います。
レクサスと判断したのは L字マークが付いていたからとのこと。
こんな会話が妻から始まるとは全く思っていなかったので、本当に驚いたが、
「知っているよ!
今は新車販売してないけど、ソアラの後継車種だと思うよ。自分も近所で見たことあるから!
一応4人乗りだけど後席が狭すぎて、実質二人乗り」
最後の行の説明必要? と思うでしょうが、必要なんです!(笑)
「もう一種類あって、そっちはちゃんと4人乗れてもう少し普通の形、アルテッツァの後継車。
次に買おうと思っている車で、ルーフがアルミなので閉じてればオープンとは分からない車」
ちなみに、アルテッツァは弟の嫁さんが乗っていた車で妻も知っている。何台かを経て今はISに乗っているが・・・・
「えぇ~ぇ?」
この「えぇ~ぇ?」は「オープン買うの?」の意味もあったが、下記の方が強かったようだ!?
「次って、いつ?」
「今は特に不満が無いから、次の車検(2年後)頃か、車検取った後の70歳前頃かな?」
「えぇ~っ?
それじゃ駄目!
70歳って言ったら認知症を心配したり、免許返納だって考えなきゃならない年代!
その頃はもっと小さくて乗り易い車にして、オープンカーに乗りたいんだったらその前にして!」
凄いアシストでしょ?
ここまで来たら、無人のゴール前で、来たボールにちょっと触れるだけで、
GOAL!!!
ちなみに、一台持ちでも日常の生活に支障をきたさずオープンカーを持つためには、幌タイプではなく、ボディ同色の軽量アルミルーフ仕様で、閉めてしまえば普通の車両(クーペスタイルだが)にしか見えない車両が必要でしたが、これも満たせました。
そして、見掛けだけでなく、実際ゆったりとはいかないもののちゃんと後席に乗車が出来るスペースを確保していて、静粛性も優れていることも満たせるようです。
後に、妻曰く
「私があおっちゃったよね? あの時・・・・」
「なぜだろう?
でも、まあ良いか?
乗りたい車に乗ったら!」
「一回ぐらい
冒険してみても良いんじゃない!?
私はしないけどね! (意味深!?)」
「でも、オープンにしてたら、私は乗らないから!
特に地元じゃぁ、絶対!
開けたいんだったら、一人で遊びに行って!」
さらに数日後には、
「地元で乗らないのは変わらないけど、
フェリーに乗って北海道に行って田舎の人気の少ない所だったらオープンでも良いから、
北海道旅行に連れてって!」
時間が経ては、地元は相変わらず難しいだろうが、
本州の観光地、特に田舎への行き来なら、オープンにできる日が割と早く来るかもしれない!
もちろん、約束通りコロナが収まったら大洗からのフェリーに乗って北海道に連れていきます!!!
その前に、先ずは自分が周りの目に耐えられるように神経を鍛え、
慣れなければ・・・・・・(笑)
もちろん、
自分も地元の通常使い時は概ねクローズドの見込みですが・・・・・