• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2024年08月12日

Lexus LSとの数時間

Lexus LSとの数時間  クルマに興味がなかったはずの娘は、なぜかLSがお気に入りです。LSのレンタカーは高価ですが、「9月までの限定で半額レンタル可能!」という情報を見つけてきました。任せておいたところ、突然「明日レンタル可能」となったので、都心まで借りに行きました。

実車との対面
 LS 500hの現行モデルで、アルミホイールのデザインからスタンダードグレードであるI Packageと判断しました。黒塗りでメッキパーツ付きのフルノーマルは、いかにもショーファードリブン的です。
 全長は5200mmを超え、全幅1900mmの巨体を、3.5LのV6エンジンとハイブリッドシステムで駆動します。私の感覚では前後に長すぎますが、娘はこの6ライトウィンドウに至るスリムなデザインが好きなようです。店舗で聞いてみると、企業役員の送迎用途が多いとのことで、それゆえ黒塗りをレンタルしているようでした。

インテリアとユーティリティ

 ホイールベースが3000mmを超えるので、前後に長い空間です。前席空間は高さが限られている印象ですが、最も高いシート位置としました。シートは前寄りになるものの、ペダルとの位置関係は良好で、居心地よいものでした。
 インテリアはブラック一色で、派手さはなく落ち着いています。ショーファードリブン向けレンタカーにはちょうど相応しいと思いました。
 運転席を前出ししているため、後席は広すぎる印象でした。一方、ハイブリッドモデルのラゲッジルームはVDA方式で430Lで、このサイズにしては狭いようです。

まずは運転練習
 都心(国会議事堂、官庁街や皇居周辺)の道路は広く、平日、休日を問わずすいているので、運転練習に適しています。まずは国会議事堂をまわり、次いで皇居を一周しました。トヨタ流ハイブリッドのセレクターレバーは不慣れで、いちいちブレーキペダルを踏まないと操作できないのは煩わしいものです。動いてしまえば、おとなしいアクセル操作をする限りは操作感は上々で、速度コントロールに不自然さはありません。少しアクセルを踏み込むと、静かなままふわっと押される感覚が得られるのは、いかにも高級車です。広めの道路での扱いは、特に難しくありませんでした。

高速道路では
 おとなしい運転しかしないので、平穏そのものです。トヨタ流ハイブリッドシステムは、エンジンがかかっていないとEVとメーター表示するようですが、遮音が優れているためエンジンのオンオフを耳で識別するのは容易ではありません。クルーズコントロール類は試さず、アクセルペダル一本で100kmほど移動しましたが、速度維持は容易でした。
 再加速のためにアクセルペダルを踏み込むと、まずはバッテリー動力を使い、次いでエンジンがかかり、さらに高回転でまわると大きなエンジン音が聞こえるというように、三段ロケットのようでした。不自然さは否めませんでしたが、ハイブリッドシステムの協調によって低燃費を実現しているのだと理解すると、これも納得できると思いました。
 帰路はしばしば渋滞していましたが、アクセルペダルが重めなので、少しだけ疲労感が残りました。
 ステアリング操作にも違和感はなく、ドライバーズカーとして乗りやすいと思いました。ざらざらした路面では低く抑えたロードノイズが聞こえましたが、振動も含め特に問題ありません。

狭いところでは
 この巨体なので、わが家周辺の狭隘な生活道路には持ち込みませんでした。
 サービスエリアの駐車スペースに置いてみると、隣の車両が近すぎる印象でした。ドアパンチされても困るので、遠くの方に駐車しました。

 一度狭い駐車場に入れました。すいていたので楽に駐車できましたが、両隣にクルマが置かれたスペースに入れるのは容易ではなさそうに思いました。全長が長いので、駐車場の白線からはみ出していました。

娘の目から見ると
 娘ははじめ後席に座り、後半はフロントシートに移ってきました。
・後席は足元スペースが広いため、エアコンの操作系が遠い。
・横幅が広いため、センターアームレストとドア側アームレストの同時使用が難しい。
・運転席を前出ししていると、広い車内ではそこだけが狭く見える。
・後席は広く快適で、贅沢感があるが、見晴らしがいい前席のほうが好み。

全体の印象
 このグレードのWLTCモード燃費は13.6km/Lです。猛暑の中でエアコンをかけ続け、時折渋滞にも巻き込まれましたが、満タン法では12.3km/Lを記録しました。加速感に若干の不自然さがあっても、2200kgほどの車両でこの燃費を実現するのは、トヨタ製ハイブリッドシステムの面目躍如です。
 トヨタセルシオからLexus LSに至る一連のモデルを思い起こすと、現行モデルは全長5200mmを超える巨体のみとなったので、使い勝手には難があります。操作感は良好で、広い道路ならドラーバーズカーとしても違和感はありませんでしたが、それでも巨大なのは否定できず、ショーファーカー寄りと思われました。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/08/13 20:40:58

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

出来の良い後席優先で、運転の楽しみ ...
yasominkaraさん

LS600h バージョンS──50 ...
ひで777 B5さん

新型 フォレスター試乗
バウバウレヴォさん

知らなかったw
BLADE7959さん

この記事へのコメント

2024年8月14日 10:45
il pastor fidoさん、こんにちは。
レンタカーでレクサスLS現行モデルに、お嬢さんと一緒に乗って、100kmほどドライブされて来たのですね😄

その際のインプレッションを詳細にレビューされたブログ、楽しく拝読させて頂きました。

3.5LのV6エンジンにモーターアシスが加わり、2トンの車体でさえも、力強い走りをして12km/Lあたりを叩き出すのは、さすがトヨタハイブリッドシステムですネ👍

お嬢さん、やはり後席よりも前席の方が、見晴らしも良く、乗っていて楽しかったんでしょうね😃

私も、仕事で前モデルのLS460(ICE車)に乗りますが、LSはやはりショーファーカーですね。
コメントへの返答
2024年8月14日 18:26
メッセージをいただきありがとうございました。
前モデルのLSにお乗りになりますか!私はこのような巨体は初めてだったので、こわごわでした。

ブログに書き忘れましたが、運転していて一番困ったのは「デジタルインナーミラー」でした。運転用メガネではとても焦点が合わないので、サイドミラーで毎回再確認していました。
カタログを見直すと、これは普通の鏡としても使える(鏡面ミラーモード)らしいので、早々に切り替えればよかったと思いました。

プロフィール

il pastor fidoです。  クルマのデザインはメーカーオリジナルのフルノーマルがバランスいいと思います。Value for Moneyのため、国...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
345 6 7 89
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

愛車一覧

マツダ MAZDA2 マツダ MAZDA2
 MAZDA2初期型15S PROACTIVE S Package(6MT)です。   ...
マツダ アテンザスポーツ マツダ アテンザスポーツ
 GG型アテンザスポーツ20F(前期型、クラシックレッド)です。  2003年1月に納 ...
マツダ デミオ 2台目デミオ (マツダ デミオ)
 デミオDE後期型15C 5MT(サンライトシルバー)です。100km先の店で購入したも ...
マツダ デミオ 1台目デミオ (マツダ デミオ)
 デミオDE後期型Sport 5MT(アルミニウムメタリック)です。2019年7月~20 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation