
受験生に能力を発揮してもらうため、後方支援活動をしました。
2018年2月
この数か月前に、息子は急に志望分野を変えると言い出したので、私も情報を集めて一緒に考えました。諸条件をもとに選んだのは、本人にとって未踏の東北の地でした。
入試のための宿を確保し、私も前々日に現地に向かいました。駅前の便利な宿で、直前の受験準備をするため部屋は別々です。夕刻の新幹線から眺めた途中駅は猛吹雪でしたが、現地は穏やかでした。この地域も豪雪地帯と思っていましたが、宿で聞くと大したことはないとのこと。盆地ゆえに山に遮られ、雪はあまり積もらないようです。
試験前日は息子と受験会場の下見をしました。彼が勉強している間、私は街を歩き、夕食に相応しい場所を探しました。宿のすぐ裏には24時間営業スーパーがあり、サバイバルにはよさそうでした。
2日にわたる試験当日は駅からの送迎バスがあり、私はそこで見送りました。空いた時間に街を探索し、公営プールで泳ぎ、城跡の公園で散策しました。
合格できた息子は急いで引っ越し、数年間滞在しました。途中で移った先のアパートがわが家の「別荘」で、そこへの往復が「定例ロングドライブ」でした。彼のために購入したデミオ5MTの経験が、私自身の「MT再チャレンジ」の契機となりました。
2025年2月
妻が知人から「国試のときは便利な宿を早く確保すること!」と言われてきたので、娘の受験で実行しました。
国試は2日間で700分超。私が知っている共通一次(540分)、二次試験(520分)などより長時間です。試験会場はお台場に決まりましたが、近くの宿は高過ぎたので、トンネルを渡った品川シーサイドで確保しました。事前に下見すると、湾岸の埋立地のようで、無機質のビルが並ぶ静かなところです。京浜運河をはさんで大きな京浜島があり、シーサイドをイメージする景色ではありません。
試験前日の午後、クルマで宿まで送りました。品川シーサイド駅は寂しそうな地下駅でしたが、近くのイオンは賑わっていました。ここで食糧を買い込み、駅を見た上で宿まで一緒に歩き、当日の行程を確認しました。無機質に見えた地区でも、近くにはコンビニもあって、サバイバルにはよさそうです。
試験1日目は娘の要請で夕方現地に出向き、好きなものを食べさせました。「難しかった!」と嘆いていましたが、他の受験生も似た反応だったらしいので、リラックスさせました。2日目は宿までに迎えに行き、乗せて帰りました。このとき初めて、東京港トンネルは首都高速湾岸線だけでなく一般道(国道357号)も通っていると知りました。
1か月後に合格発表があり、ここにも春がきました。受験産業が解答を作成し、自己採点を集計、分析しているので、本人は手応えを感じていたようでした。この品川シーサイドは試験対応に適していたようで、「会場が渋谷や池袋(のような繁華街)でなくてよかった!」との感想でした。
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2025/04/01 20:09:21