
家族4人の移動はアテンザの使用を想定していましたが、福島行きの前にどちらのクルマにするか意見を聴いたところ、MAZDA2に2票入りました。このクルマで4名乗車のロングドライブは目的外使用と言えるものでしたが、2日間で600km超を走破しました。
高速道
往路は
中間貯蔵施設の見学に間に合わせるため、私にしては早めのペースとしました。常磐道の110km/h区間では、それに近い速度を維持しました。ファミリーカーとしての使用であれば、4名乗車、フルエアコンでも特に重苦しさはありません。
定速で距離を稼ぐ際にオートクルーズは有用です。前車を追尾する機能などはなく、定速維持のみのシンプル版ですが、これで十分です。ステアリング上の+、-スイッチで速度を微調整することで、長距離運転で疲労しやすい右足の解放になりました。設定可能速度は102km/hあたりが上限のようで、それより速いと使えません。

少し上り勾配になると、ギア・シフト・インジケーター(GSI)が「6→5」とシフトダウンを促してきます。そのままで問題なさそうなこともありましたが、なるべくGSIの提案を尊重しました。経済性にも配慮した6MTなので、シフトダウンの必要性は前向きに評価します(シフトダウンせずに上り坂に対応できるなら、もっとハイギアードにすべき)。
走行中はロードノイズをあまり意識しませんでしたが、帰宅後にアテンザに乗ったところ、MAZDA2の方が静かだったと思いました。
一般道
郊外の一般道はMTを楽しむのによいところです。
今回訪問した浜通りエリアは、復興が進んでいるとは言え交通量が少なく快適です。ファミリーカーとしてのドライブでは穏やかな運転に終始するので、パワーも安定感も十分であり、ギア選択を通して効率的な運転ができました。葛尾村周辺の上り勾配では、GSIが私の感覚よりも早く「3→2」とシフトダウンを勧めてきましたが、なるべくこれを尊重するようにしました。
わがアテンザとの比較では、このクルマの足回りは硬い感触ですが、4名乗車による重量増加に伴い、ゴツゴツ感が減った印象がありました。
ユーティリティ
コンパクトカーの中でも後席が狭いと言われるDJ型ですが、MT運転のためにフロントシートを前出ししていることもあり、後席スペースとして必要最低限は確保できたようでした。ゆったりくつろげる空間とは言えないものの、高さがそれなりにあって足先スペースもあるので、きちんとした姿勢なら不自由なさそうであり、後席から不満の声は出ませんでした。
VDA280Lのラゲッジルームも、1泊2日の4名分荷物には十分な容量でした。
まとめと燃費
パーソナルMTとして入手したMAZDA2では想定していなかった「ファミリーカー」としての使用でしたが、運転感覚に違和感や不満はなく、この後席居住性が受容できるのであれば、十分にその素質があるとわかりました。そうなると、わがアテンザはファミリ-カーの地位を譲ることになり、私的趣味車の領域に移行しそうです。
2日間の行程は620kmで、平均燃費は20.5km/Lと表示されました。WLTC燃費19.8km/Lをわずかに上回る程度でしたが、4名乗車でフルエアコン、常磐道の110km/h走行、葛尾村の山道走行などを考慮すると、まずまずのレベルだったと言うべきかもしれません。
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2025/07/06 18:33:09