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2025年02月11日 イイね!

アンチ大径化・偏平化 再論

アンチ大径化・偏平化 再論 マイカー2台のタイヤのアスペクト比は、いずれも65%です。いまどき「アンチ大径化・偏平化」は、明らかに少数派と思えます。私の選択の根底にあるのは、「偏平タイヤを履いた車両を見ても、全然いいとは思えなかった」という20世紀の印象でした。

アテンザの場合
 わがアテンザは、アスペクト比45%のタイヤは不要という理由もあって、積極的に2Lの低グレードを選択しました。215/45R17タイヤの特性を必要としないので、高価なサイズを選ぶ理由はありません。当時の試乗レビューでも、2Lモデルの乗り心地を評価する記事が見受けられました(今も残っているのはこれくらい)。195/65R15サイズだからこそ、プレミアムコンフォートタイヤを選択しました。
 「スチールホイール+樹脂製ホイールキャップ」を積極的にやめる理由もなかったので、ずっと続けてきました。ここみんカラでは、この組合せのアテンザスポーツは見かけません。ネット上で情報を探すと、このサイズのスチールホイールは8kgあたりで、さほど重くないようです。同時期のBK型アクセラが履いていた15インチアルミホイールをチェックしたこともありましたが、選択には至りませんでした。

 純正ホイールキャップの老朽化に直面したタイミングで、現行MAZDA2の赤系ホイールキャップに遭遇しました。15インチスチールホイール踏襲のままごく簡単に22歳のイメージチェンジができたのは結構な偶然で、「アンチ大径化・偏平化」のニューファッション誕生です。

MAZDA2の場合
 DJ型デミオとMAZDA2初期型は、幅広いグレードにMTを設定していて、標準タイヤは185/65R15でした。現行MAZDA2のMTはSPORT系とモータースポーツベース車(15MB)に限定され、タイヤは185/60R16か195/55R16です。わがMAZDA2は15インチタイヤを装着しており、望ましいスペックを選ぶことができました。
 このDJ型では、15MBグレードでも55%タイヤがせいぜいです。DE型デミオSPORTのサイズは195/45R16で、私のサブ所有として家族が使っているデミオはこのサイズを履いています。DJ型でここまでの偏平化をしなかったのは、一体なぜでしょう?

強力なサポーター
 WEBCGに「あの多田哲哉のクルマQ&A」という連載記事があります。トヨタの元エンジニアで、86やGRスープラの開発にも携わっておられたとのことです。「アンチ大径化・偏平化」を強力に支持してくれる記事を見つけたので紹介します。

大きなホイールの長所・短所は?
Q. (一部略)機能のうえで、大きいホイールにどんなメリット/デメリットがあるのか知りたいです。」への回答として、次のように述べています(抜粋)。
●ホイールが大きくていいことなんて、ひとつもありません(笑)。
……というのは極端な言い方ですが、あるとしたらひとつだけ。「大きなブレーキシステムが入れられる」ということです。
●F1マシンのホイールがさほど大きくないのを見てもらえばわかるとおり、単純に「大径であれば、総じて走行性能は上がる」ということはありません。
身もふたもないことですが、機能のうえではデメリットばかりといえるでしょう。

 アテンザ検討当時は、「アスペクト比が小さくなれば運動性能が上がるようだが、私の一般公道運転には不要だから65%で十分だろう」と考えました。スポーツカー開発に携わってこられたエンジニアが、ここまで「大径化・偏平化」を否定なさるとは予想しませんでした。

タイヤのサイズはどう決まる?
Q. タイヤのサイズは、直径に加えて偏平率に幅まであって多様です。そのなかから特定の適合サイズを絞り込むプロセス(デザイン、走行性能)を教えてください。」への回答も興味深いです(これも抜粋)。
●幅を定めたら、次は「プロポーションの点から、直径はこのサイズにしよう」という流れになります。特に近年は、見栄え重視ですね。タイヤのサイズはクルマの見た目を左右するので、デザイナーと相談しながら「なるべく大きく見えるものを選ぶ」というのが一般的です。
●サイズ設定には、商売上の要因もあります。タイヤというのは、お金が取れる。つまり、いい商売道具になるのです。標準の〇インチのほかに1インチ大きなものもオプション設定して、「ほら、こっちのほうがいいですよ」とやるのは、もはや定着した手法ですよね(笑)。
●「直径が大きくて偏平率が低いから性能上ベターである」などということはないのです。どんなクルマだって、小さい標準サイズで万全の性能が出るように開発されるものだし、むしろそのほうが乗り心地が良かったりします。
●大きいタイヤは見栄えの要素が強く、走りや乗り心地の点では不必要、といえるのです。

 「大径化・偏平化」にもう少し利点があるのかと思っていましたが、見た目だけのようでした。

 この記事を見て、わが「アンチ大径化・偏平化」の妥当性を再確認しました。アテンザの赤系ホイールキャップは、その選択の証しとして積極活用します。
Posted at 2025/02/11 21:05:09 | コメント(10) | トラックバック(0) | クルマ
2025年02月02日 イイね!

22歳のイメージチェンジ

22歳のイメージチェンジ アテンザ満22歳を機にホイールキャップを替えました。これだけで外観のイメージが変わりました。

 このアテンザの外観上の特徴は、購入当初からずっと使ってきた15インチ純正ホイールキャップでした。

 みんカラでも樹脂製ホイールキャップのアテンザスポーツはほかに見たことがなく、「アンチ大径化・偏平化」としてのフルノーマルは「逆張りオタク」的かもしれません。ただ、20年を超えたホイールキャップは相次いで外れてしまい、対処が必要でした。


 現行MAZDA2のホイールキャップの現物を見ると、ピアノブラックとソウルレッドの組合せによる予想外の品質感に驚きました。わがアテンザの15インチスチールホイールにも問題なく収まり、似合いそうでした。ある方の御厚意によってこれを入手しました。

 ホイールまわりはシルバーとの先入観があり、これまでの所有車もみなそうでした。黒いホイールまわりはタイヤの黒と一体となって見え、ホイールキャップが外れた黒いスチールホイールの露出が思い起こされるなど、だいぶワイルドなイメージでした。近年は普及型モデルでも黒系ホイールが増えており、一般的になってきました。


 近くで見ると、ピアノブラックとソウルレッドのコントラストが目を惹きます。ピアノブラックには光沢もあり、タイヤの黒とはだいぶ異なります。ソウルレッドは日光で輝く一方、光が少ないと暗赤色になるなど、色調に変化があります。ボディの赤とは異なりますが、ホイールキャップの地がブラックなのでこれでいいと思います。


 22年間ずっとシルバーのホイールキャップだったので、この色が変わっただけで別の車両のように見えます。タイヤとホイールがブラック一体として見えるのは精悍で、その中で赤が浮き出るのが特徴的です。
 離れて見ると、このホイールキャップは実用型5ドアクーペのボディによく似合っています。本来のMAZDA2 BDより、こちらの方がふさわしいと思えてきました。


 発売当初の「制服」をずっと着用してきたわがアテンザですが、満22歳を迎えて初めて別の装いを纏い、イメージチェンジしました。ホイールキャップを替えただけで、運転感覚は何も変わらないのに、これによって新鮮に思えるのが意外です。
Posted at 2025/02/02 17:18:27 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ

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il pastor fidoです。  クルマのデザインはメーカーオリジナルのフルノーマルがバランスいいと思います。Value for Moneyのため、国...
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