どもっ!「自称・純粋種」の焔のヴォルペルティンガーなんですが・・いかがお過ごしでしょうか?さて・・今週って長いですね・・なんてったって帰休日が一日もないし・・しかも土曜日も出勤って事ですから・・本当に疲れてきてます。まぁせっかく10月に入ったのだから・・お金稼いで色々頑張りたいと思います。
さて・・タイトルから察してもらったら分かるとおり・・今日は東京モーターショーで三菱自動車が出店している「PX-MIEV」にスポットを当ててみたいと思います。まぁ普通の人ならプラグインハイブリッドとか聞いたら・・
「どうせプリウスの2番煎じだろっ!」とか「燃費も悪いんとちゃう?」って思うんでしょうけど・・実はこのPX-MIEVこそ、電気自動車の新たなるステップだと思っています。
・・・実質的にこのモデル・・まぁ恐らく将来的にはかなり簡素化されて出ると思いますが・・まぁアウトランダーの後継にこのシステムは搭載されるだろうと思ってしまいます。そしてゆくゆくはセダンやらコンパクトにも応用されれば良いなぁ・・って思います。
Press Releaseを見ると・・より詳しい事が書いてありますが・・これではちょっと難しいので
CORISMから抜粋したいと思います。
「当たり前といえば当たり前なのだが、三菱がリリースする電気自動車のアイデンティティとなりつつある、MiEVの車名。まず注目すべきは、PXが付いたことだ。PXとは、Pがプラグインハイブリッドを。Xはクロスオーバーをそれぞれ示している。つまりi-MiEV(アイ ミーブ)の次なる手を世界初披露ということなのだが、三菱が得意とするSUVでの提案だけに、コンセプトカーとはいえ、現実度はかなり高いと感じてしまう完成度だ。
もちろん駆動方式も三菱お得意の4WD。熟成域に達しているAYCをさらにS-AWCに昇華させ、前後左右のトルク配分を自在に行なうことで、安定した走りを実現する。また4WDといっても前後にそれぞれモーターを配置しつつも、通常はFFで走行し、制御は先述のS-AWCによって行なうことで滑らかなトルク配分を行なうことができるという。
組み合わされるエンジンは1.6リッターのMIVEC。これは主に高速域で前輪を駆動するのに使用されるだけでなく、発電機としての機能も併せ持つ。プラグインハイブリッドというと、エンジンはあくまでもEV走行が不能になったときに登場する補助的なモノと思いがちだが、じつは高速走行時はエンジンも併用したほうが効率がいいということで、モーターとのパラレル運転(ここでS-AWCが威力を発揮)になる。
ちなみに中低速域でもエンジンはかかるが、この場合はあくまでも発電機として働き、バッテリーへの電気供給に徹する。つまりシリーズ式となるわけで、単純に電気自動車に補助的にエンジンを積みましたではない。その制御はかなり複雑である。
さらに、充電用のコネクター部分に100Vのコンセントもあるので、ここから家電用電源を取り出すことも可能と、アイデアも込められている。災害時やアウトドアなどで威力を発揮するだろう。」
・・・ホンダのIMAと言うハイブリッドシステムは、基本的にはプリウスと一緒の「補助的」なモーターで・・・ただ、プリウスとの違う所は「モーターの役割が多いか少ないか?」だと思います。充電は将来的にはプラグインと、通常は減速時のエネルギー(つまりアクセルOFFか?)と、ブレーキを回生させることにより生じるエネルギーをバッテリーに回します。
三菱のi-MIEVってのはそれが100%電気に依存したシステムで・・回生も若干してるんだろうけど・・結局は
エントリープラグ家庭用コンセントが無いと動かないシステムではあります。
で・・このPX-MIEVなんですが・・このシステムは・・エンジンとモーターがあります・・。モーターは多分i-MIEVの物をフロント・リアにそれぞれ配置したもので・・4WDのシステムを踏襲したもの。そしてエンジンは1.6リッターMIVECを搭載してますね。1.6リッターと言うと・・昔のミラージュサイボーグを彷彿とさせますが・・85kwを馬力換算(1.35倍)すると115PS前後ですね・・コルトの1.5Lもその程度ありますが・・まぁ普通のエンジンなんでしょう・・ただ・・このエンジンが曲者。
三菱のハイブリッドとは・・
「エンジンで発電をするシステム」
なんですわ・・要するに発電機を思い出してもらえばいいのですが・・あれって軽油で機関を動かして・・それを家庭用電源にするシステムなんですが・・三菱はそれをエンジンで応用しようと考えたんですね。
このシステムって・・実はブレーキ回生よりも圧倒的に変換効率が高そうな気がします。まぁ良く分からないのですが・・一般論として・・F1のKERSという6秒で70PS上げるシステムは・・時速300キロで走るフォーミュラーカーだから1周で貯まるものであって・・通常の車の回生システムだと結構再充電には時間は掛かるでしょう。(まぁハイブリッド乗った事無いので良く分かりませんが・・仮に早く貯まるとすれば、プラグインの開発は必要ないはず)
だからこのシステムって凄い興味があります。何でも1リッター50km以上の燃費だとか・・。まぁそりゃそうです。普通に考えたらエンジンと併用してモーターも動くんですが・・その間にバッテリーにチャージしてると・・しかも動力源がエンジンだから・・要するに「永久機関」さながらの無限ループを行っているわけです。(バッテリーとモーターの関係だけに言及するなら・・)
そして三菱がi-MIEVで採用した「MIEV OS」・・・これとAWCのハイブリッド版である統合制御版「E-4WD」を採用していると言うのも・・新たなハイブリッド技術の到来ってのを予感させます。
もっとも・・4WDでリッター50kmっての事実なら・・プリウスは完全に白旗状態になる可能性も秘めてますけどね・・まぁ特許はちゃんと取っておきましょう・・すぐ真似されるんだからww
まぁ何にせよ、将来的には中谷さんのコラムでも見れるでしょうから・・専門家の意見を見てみたいですね。i-MIEVは電気自動車としては魅力的なんですが・・いかんせん航続距離が少ない・・その点、このPX-MIEVは航続距離が・・50リッターガソリン入るなら、普通に考えて2500キロ走行できると言う計算になりますね。プリウスを超燃費走行してざっと2倍です。恐らくは4WDの統合制御、そしてバッテリーとエンジンの回生方法など・・それらをMIEV OSの改良版として作っていくでしょうけど・・これは多分電気自動車を市販化させた三菱しか出来ない技ではないかと思います。300万円以下で出したらかなり売れるだろうと思います。ハ○ヤーとかエス○ィマのハイブリッドが・・そうで無い時代がやってくるのも時間の問題??って感じもしますが・・。
その他の東京モーターショーで出ているハイブリッドシステムはぶっちゃけ「2番煎じ」が多い(スズキの次期スイフトには似たようなものが付いているが・・軽自動車のエンジン乙)ので、その中でもPX-MIEVの存在感ってのは凄いかもしれません。実際に出れば良いですねぇ・・・
Posted at 2009/10/01 23:56:20 | |
トラックバック(0) |
焔のちょっとヒヒ話 | 日記