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2018年06月01日

フォードが表紙に出ている「変態グルマ本」

フォードが表紙に出ている「変態グルマ本」 ここ最近、マツダを題材にした書籍や媒体記事を目にする機会が増えています。特にビジネスやデザインに関して、「鼓動デザイン」に示される近年のマツダのデザイン戦略と、実際にそこから生まれたマツダの製品や企業姿勢を賞賛する論調が目につく。私なんかはそれらに対して、どこか近頃のマスコミに安易にはびこる「日本って実はすごいんだぞ」的な内向きなトーンを嗅ぎ取ってしまい、どうにも共感できずにいます。
そんな中、まったく異なる方向からマツダを取りあげたムック本と出会いました。「季刊マニアックスカーズ」(三栄書房刊)の特集「バブルマツダ」。80年代末から90年代初頭のマツダ5チャンネル期に生まれた各車を特集した、ある意味でこちらは後ろ向き?な媒体ですが、「変態グルマ本」を謳うだけに、全編にわたりカオスかつハイテン気味の誌面が愉しい。

当然のことながら、そこではオートラマチャンネルで扱われたマツダ製「日本フォード」各車もネタにされており、表紙には不気味系フェイスなレーザークーペの姿も。少し前までカーセンサーに掲載されていた、レア中のレアなブルーペイントの個体ですね。ページを開くと、このレーザークーペとベース車であるファミリアNEO(なんとフェンダミラー車!)のコンビニ横並びツーショット写真があったりで、思わず気分が上がります。他に「日本フォード」では3ナンバー化された三代目テルスターセダンも紹介されています。個人的には5ドアのテルスターTX5が出ているとよかったなあ。

フォード以外でも、たとえばユーノス100や300といった「マツダの出自を是が非でも隠したかった系」、オートザム・クレフなどいかんせん影の薄すぎる車も現役車として紹介されていて、いまでもあるところにはあるんだなーと感心しきり。私自身はユーノス500やオートザム・レビューあたりは今日でもまったく色褪せていないと思えるし、MX-6もあらためて見るとエキゾチックでかっこよさそう!実車に久しぶりに会ってみたくなりました。

私はこういう編集者の熱意と野次馬根性に支配されたかのような媒体が大好きですね。広告を取ることが至上命題だったり、自分たちがいまだに読者をリードする世界を構築できると勘違いした編集者が携わる薄っぺらい媒体にはない、いい意味での「荒くれな」熱気を感じました。だから今後を応援する意味でも、本当に久しぶりにクルマ媒体として購入しました♪
ブログ一覧 | Ford | クルマ
Posted at 2018/06/01 18:29:23

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この記事へのコメント

2018年6月1日 19:47
こんばんは  オートザム・レビューと聞いて・・

オートザム オートラマなどマツダがいけいけ!!の時代 ショールームに飾ってある車を眺めに行くのは楽しかったですね。
センティアは初めて走ってるのを見たときは英国車?!とか思えるほど気品がありました
小泉今日子が出演したrevueがデビュー!のCMにつられて
レビューが愛車になりましたが、この車も当時のグッドデザイン賞受賞や欧州のインポートカーオブジイヤーなど賞賛をいただいてます
日本ではほとんど売れてなかったけどね・・・
城下町下ではレストアされた綺麗なキャロルが某所に停まってました。
好きか嫌いかはともかく マツダのデザインやコンセプトは共感します。
コメントへの返答
2018年6月2日 10:11
レビューはその表現手法からファニーカー扱いされがちな面がありましたが、実は超小型3boxセダンとしての機能が凝縮されつつ、親しみやすいキャラクターを備えた「インテリジェンス」に満ちた一台だったと、今でも思っています。
センティアも特に初代は、エクステリアとインテリアの一体感が高度に保たれた優美な造形が稀有な存在でした。

無定見なチャンネル拡大による商品の乱発は根本的に問題であっても、その中で生み出されたクルマには輝くものがあったのも確かですよね。
2018年6月2日 0:45
ユーノス500は傑作ですね
コメントへの返答
2018年6月2日 10:34
本当にそうだと思います。ユーノス500があったことで、5ナンバー枠の縛りなどものともしないのが本当に力とセンスのあるデザイナーであることを実証しましたよね。
2018年6月2日 6:59
おはようございます!

ご購入&宣伝、ありがとうございます‼️

熱意と野次馬根性だけで1冊まとめちゃった首謀者です。というか、ひとり編集部なんですけどね、笑

コメント、非常にうれしく思うと同時に勇気づけられました‼️ ありがとうございます。次号(8月末発売です)を製作していく上で、大きな励みになります。

楽しんで頂ければ十分なのに、こちらの思いまで汲み取って頂けるなんて、ホント編集者冥利に尽きます。

次号にも期待していてください。ありがとうございました‼️
コメントへの返答
2018年6月2日 10:52
このたびはとても楽しい媒体を作ってくださりありがとうございます。コメントまでお寄せいただき恐縮しております。

執筆や撮影のクレジットを拝見すると相当量をお一人で担っていらした(エディトリアルデザインもでしょうか?)ようで、大変だったことと拝察しますが、逆に編集長様の想いや、ご自身が楽しんでらっしゃることが誌面にぎゅっと集約されているのが伝わり、本当にワクワクさせられました!

いろいろな面で「他者の目」を意識せずにいられないご時世で、「自らの目」を信じて何かを問おうとされる姿勢には、必ず熱い支持があるものと思います。
次号も楽しみにしております!


2018年6月8日 8:29
このような媒体があったんですね。
是非探して購入します。
自動車&ビジネス媒体への露出が多いマツダですが、どの紙面も成功事例として称賛の内容になっていて、同じ論調で飽きてきました。
実際、最新のマツダ車は良いのでしょうが、個人的な自動車運転感覚としては肌に合わないので、自分は世間と異質な人間かと思う昨今です。
むしろ、過去の失敗時代のマツダに愛着を感じている今日この頃、「マニアックカーズ」楽しみにしています。
コメントへの返答
2018年6月8日 8:45
おはようございます。最近のマツダ賛美に見える「マツダのブランド戦略の成功」は、個人的にははなはだ怪しいものだと捉えています。マツダは日本版アルファやランチァ的なブランドを想定して「独自の世界観」なるものをつくり出すことに活路を見出していますが、マツダほどの規模や社会的影響力のある(好むと好まざるによらず)企業が、そうした姿勢でよいのだろうか?自分たちのことをニッチだからと開き直るようなことが果たして社会的に正しいのか??と思いますね。

このムックは楽しめますよ。ぜひお読みください!
2018年6月8日 9:30
再レス、失礼いたします。
>ニッチだからと開き直る。
まさにそんな感じですね。バブル期に失敗したとはいえ、当時は一所懸命なマツダだったように思います。だからこそデザイン的にも今見返してみるとマツダの本来の「魂」を感じます。一方で現在のマツダのマスコミに媚びる戦略が浮き出て残念です。
魂動デザインもクルマとしての工業デザインの本質から外れたことをアートと言い換えているような感じがしてなりません。後方視界も、室内の使い勝手も機能のデザインが希薄になりました。
プレミアム路線の定義が何かは存じませんが、バブル期の5チャンネル体制崩壊の時のような危機の前ぶれを感じます。
VOLVO XC40や三菱エクリプスクロスなどの真面目なクルマ造りが清々しく感じますね。
コメントへの返答
2018年6月8日 19:28
いまのマツダは自分たちが本流ではないから、分かる人にだけ分かってもらえればよい、という姿勢です。
では、それが単にニッチ志向かというと決してそうでもなく、自分たちの姿勢に共感してくれる人を増やすためのイメージづくりを、デザイナーが先導して取り組んでいます。さらに、そうしたデザイナーが経営の意思決定が可能なポジションに置かれたことで、企業全体の方針として「自分たちは非主流派としての価値を磨く」となっているんですね。

その結果として、デザイナーの美意識に基づいた「世界観」とやらがマツダを支配していますが、それははなはだ怪しいものだと私は感じています。くうればさんが仰るような機能性の軽視、オルタナティブと開き直る姿勢、旧来のユーザーを切り捨てるかのようなコミュニケーションは、国際的な規模で製品を提供する企業として果たして正しい方向なのか?

かつての5チャンネル時代にマツダを危機に追いやったのは、実はマツダのコンプレックス(当時、さんざんマジメだの堅いだの退屈だのと言われていましたよね)につけこんだ広告代理店の悪巧みだったと思っていますが、いまは他ならぬマツダ自身が代理店とともにイメージづくりに邁進している点で、私も状況はかつてよりさらに根深い気がしています。

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