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ロボ部長のブログ一覧

2022年08月07日 イイね!

ありがとうございます、FLC四日市店さん。

ありがとうございます、FLC四日市店さん。昨日、FLC四日市店さんを訪問しました。岐阜店は4〜5年ほど前に行きましたが四日市店は初でした。私の場合、フォードの店を訪ねる際はいつでも店内へ入るより先に、バックヤードやストックヤードを探して覗くことから始めます。そこはある意味で「外向き仕様」に設えられた店頭と違い、例えば従業員の方の車や顧客から預かっている車などが置かれているため、スタッフや店舗を利用する顧客の嗜好性・フォードに対する向き合い方などが何となく読み取れて興味ぶかいんです。
昨日も店の周辺をしばらく歩き回ってトップ写真のバックヤードを見つけました。ご覧のようにフィエスタとフォーカスが並んでいるのを見て確信し、さらによく見ると奥にはピューマがいるではないですか!さすがは「西の聖地」(ヨコモンさん談)、テンションが一気に上昇しましたね。

これまでいろいろな方のブログやメディアの記事で見ていた四日市店さんの外観、自分もその前に立ち、ついにやって来たなーと感慨に耽りました。昨日はわりとモノトーンな顔ぶれのフォード車たちが店頭を飾っていました。



予め訪問の予定を伝えてあったので、佐藤店長様とご挨拶ができました。カーマガジンの特集などで佐藤店長をはじめとするスタッフの皆様がいずれ劣らぬ強いフォード愛に支えられていることは想像していましたが、実際に佐藤店長とお話しさせてもらうと・・何しろオートラマから自動車関係のお仕事のキャリアが始まって、いまなおご自宅に初代フェスティバのGT-Xをストックされているというのですからね。テルスターで初めてフォードに触れた私としてはほとんど同志のような感覚で、時間を忘れていくらでも濃いフォード話に花を咲かせられそうでした。

そうした過去の素晴らしいフォード車にまつわる思い出話も楽しかったのですが、同時に、FLCさんのフォード・ビジネスをめぐる状況に関する佐藤店長のお話には、いろいろと考えさせられるものもありました。
現在の円安と自動車産業をめぐるクライシスの影響を受けて、少なくとも今年はもうイギリスから新車が入ることはなく、来年以降も見通しが立てづらいようです。一方で、日本国内でも、例えば今なお手堅いニーズがあるB299フィエスタなどはオーナーさんがなかなか手放さないため、中古市場への流通量が減っていて、需要と供給のバランスが取れない状態にあるそうです。
さらに、私自身も一番関心があった、FLCさんをはじめとしたフォード取り扱い店舗の全国ネットワーキングに関しては、当初描いたほどには各地の店舗との間での整備が進んでいないとのこと。特にフォード以外の海外メーカー系が運営を引き継いだ先ほど、新たにフォードの並行輸入車の販売やアフターサービスに関するアライアンスを結ぶことに消極的らしく(このあたりはフォードオーナーの方のこれまでのブログなどからも想像がつきますよね)、また全国的にフォード車のサービスに対処できるメカニックをどう確保するかなど、なお相当課題があると佐藤店長は認識されていました。
反面で、PCIが管理するフォード車純正パーツの国際的な供給体制などは、FoMoCoのグローバルなサービスプラットフォームに基づいて、かつての正規ビジネス展開時よりも広汎に様々な車種で対応できるようになっているらしいです。

ありがたいことに佐藤店長からはピューマの試乗を勧めていただけました。ちょうど3年ぶりの開催となる大四日市まつりで混み合う海側市街地の道を避けて、山側の道へとピューマを走らせました。もちろんピューマを運転するのも初めてです。そのインプレッションはすでに他のみなさんがブログで詳しく紹介されているので割愛しますが、昨日は交通量が少ない純ワインディング的なシーンから、丘を切り開いた住宅地の中・渋滞中の幹線道路など、それなりに様々な状況下でピューマを試すことができ、多様なシチュエーションにおいて何らストレスを感じることなく、自分のフィエスタを操っているような感覚で走り切ることができました。一度、一方通行路を逆に進入したか?と勘違いするほど、対向車との距離がギリギリに狭い箇所を通過した際も、高めのアイポイントと張り出し量が少ないサイドミラーのおかげでクリア。図らずも見晴らしのよいSUVの利点を実感しましたね。その時はセンサーのアラーム音がまぁけたたましかった。。



住宅地の路上で。ピューマ、事前に思っていたよりも車高が高い感覚を受けず、ベルトラインから上はちょっとしたクーペ的な印象です。実際にAピラーの傾斜角は強めでサイドウインドウ面積もそれほど大きくはないですが、車内の閉塞感はなく視界にも不自由はありませんでした。このパッケージングは広く受け入れられるものだと思います。

試乗から戻って、佐藤店長から素敵なプレゼントをいただきました。オートラマ(!)の刻印が入った当時のキーリングと、ヨーロッパから入れられたというFordロゴ入りのペンです。そればかりか、過去のフォード各車の国内カタログの在庫を段ボールでどっさりと出してくださり、必要があればご自由にお持ちくださいーとまで。
私も自分の手元に資料として相応の量の過去のカタログを保管していますが、昨日は見たことがなかったものや、当時のディーラー向けに配布されたセールスマニュアル的なものもあり、帰りの鞄が重くなることも顧みず、結構な量をいただいてきました。中には特に興味を引かれるものもあったので、それについてはぜひ後日ブログで紹介したいと思っています。






数々のご厚意をいただけ、すっかりの長逗留となったFLC四日市店さん。フォード車の取り扱いで長く確かな実績を持ち、そこで積み重ねた信頼と自負の上に、日本におけるフォード車の命脈を絶やさぬよう、自ら挑む姿勢と、それを厭わないスタッフの方々の存在は、私たち日本のフォードファンにとってのまさに希望であり、これから新たにフォードと出会う人のよきナビゲーターと言うべきでしょう。

昨日、店舗敷地の一角に認められたシチュエーションを切り取ってみました。多言は無用な、FLCさんだからこそ・FLCさんでなければ見られない光景です。



Posted at 2022/08/07 16:39:14 | コメント(4) | トラックバック(0) | Ford | クルマ

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「まさしく、日本の景色の中にいるフォード。Viva !」
何シテル?   01/17 15:18
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