
積雪や凍結路面では昔はラダー式(ハシゴ型)の金属チェ-ンで装着も厄介だった。
最近は亀甲型の金属チェ-ンで、内側にワイヤーが入っていて引っ掛けてから表側を締めつければよいものがある。
完全にアイスバーンになった状態には金属性のチェーンは効果的だが、除雪されたところではやかましいし、磨耗も気になる。
で、愛用しているのはスイスで発明されたイェティ (YETI) のスノーネットだ。
ネーミングも抜群だ。
イェティ (yeti)は、ヒマラヤ山脈に住むと言われている雪男で、その足跡が有名だが、雪道でしっかりグリップするという意味で抜群のネーミングだ。
ゴムネットの両側に伸縮するスプリングが入っており、ロックを外してネットを引っ張って伸ばしてからタイヤに被せ、タイヤを半回転させてからロック状態にすると自動的にタイヤに被さり、周りのスプリングが縮んで締まってくれる。慣れれば1~2分で装着できる。
以前の旧型は太いゴム紐で編んだ魚網のような構造で、継ぎ目が無く、ジョイントがスパイクのような役割をしていた。継ぎ目が無いので振動もなく快適だった。
しかしながら、ゴム紐を繋ぐ特殊鋼の耐久性に問題があったのか、最近では成型ゴムのネットになっている。成型ゴムのネットになって継ぎ目ができたがそれでも装着と取り外しが簡単で乗り心地も良い。
唯一の欠点は市価で3万円程度と価格が高いことである。
最近ポルシェ用のイェティのスノーネット、しかも旧型の継ぎ目が無いものを中古で1100円と安価に入手出来たのでうれしい。(*^_^*)
意外と良いのはゴム製のチェーン(ネット)だ。
オカモトのサイルチェ-ン、カーメートのバイアスロン、ブリジストンのWINZAKやSchnetz、ヨコハマのAvantacなどいろいろな製品があり、自動車メーカーの純正に指定されているものもある。
ゴム製のものは特に積雪時に効果的で、ゴムの部分にスパイクピンが埋め込んであり、アイスバーンでも有効である。
装着は半分被せてから車輪を半回転させ、裏側を引っ掛けてから表側をゴムバンドで締め付ける方式で、意外と簡単に装着でき、音や振動も少ない。
値段はイェティのスノーネットよりやや安いがそれでも高価だ。
ゴム製のチェーン(ネット)もイェティのスノーネットもかさばるのが難点だ。ポルシェのフロントのトランクにいれるとかなりのスペースを占有する。
我が家のクルマに全部スノーネットを揃えたので使用しない季節も保管場所を取って仕方ない。(>_<)
車を買い替えたりしたオーナーにとっては保管時にかさばり無用の長物になるためにネットオークションでは中古のスノーネットが破格の安値で入手できる。
先日はマーチ用のスノーネットを100円で落札。Y(^_^)Y
ネットでスノーネットを入手するのが本当のネットオークションだ。σ(^_^;)
どちらもタイヤサイズにピッタリと合ったものを装着する必要があるが、ゴム製のチェーン(スノーネット)の場合はタイヤの外径が同じならタイヤ幅の多少狭いタイヤには装着が可能である。
メーカーの公表しているタイヤサイズ以外にも適合するタイヤサイズがあるのでタイヤの外径と幅をよく検討すると良い。
ブログ一覧 |
自動車 | 日記
Posted at
2012/12/30 20:49:35