燃料フィルターを交換した

マーチ・スーパーターボだが、昨年復活させてから余り乗る機会はないが、乗るたびにエンジンだけが先に走っていってしまうような暴力的な加速感には毎回感銘する。
軽さと相まってキビキビ感は楽しい。
しかしながら、最近ときどき何でもない時に燃料カットされたように息つきする症状が見られるようになった。
高速走行時には息つきの症状は出ないが、急加速時、ニュートラル走行時、減速して停止したときなどにエンジンの力が無くなりエンジンが息つきをしたり、止まるときがある。
エンジンが止まってもセルモーターを回せばエンジンは始動して何事もなかったかのように走る。
エンジンが燃料を要求する急加速時だけなら燃料系のトラブルと断定できるが、減速したときや、ニュートラルでアイドル状態でもエンジンが息つきしたり、止まるのはわからない。
ＥＣＵを交換してみた、直ったような気がしたが、やはり、たまに息つきする。
息つきの感覚は燃料カットと同じなので、燃料系と予想する。
怪しいのは燃料ポンプと燃料フィルターだが、スーパーターボの燃料ポンプは燃料タンクを下ろさないと点検できず、燃料フィルターもインタークーラーやエアフロの奥の厄介な位置にあり、いずれにしても余りやりたくない作業だが、まず燃料フィルターを交換してみた。
燃料フィルターを外した途端にフィルターのＩＮ側から赤錆色の液体がドロドロっと出てきた。出て来たドロドロの液体の量は半端な量じゃない。
こりゃタンクの中はサビサビに違いない。
ドロドロっと出てきた液体からガソリンが揮発すると鉄錆の微粒子が残った。
指先で掻くと鉄錆の粉末がかきとれる。

エンジンの息つきは鉄錆の微粒子でフィルターが詰まったものと判明。酸化鉄、まさにベンガラである。
この状態で何とか走行ができたのが不思議なくらいだ。
今年復活させたフェアレディＺのタンクも錆だらけだったが、旧車の燃料タンクは泣き所だ。
昔の燃料フィルターはガラス製だったり、半透明だったが、最近のものはステンレスで内部が見えない。
フィルターを分解して調べてみようと思うが、ガソリンが揮発してからでないと危なくて切断できない。（笑）