コロナも多少下火になり、積雪の季節の前を狙って北海道ドライブに行ってきた。
札幌を起点に日本海に沿って北上し、日本最北の稚内の宗谷岬まで行き、東岸のオホーツク海側をサロマ湖まで南下し、今度は内陸に入って旭川・美瑛・富良野を経て札幌に戻る計画。
大型のフェリーで舞鶴から小樽まで行く予定が悪天候で出港が遅れ、午前2時過ぎの出航。
フェリーは新日本海フェリーの「あかしあ」。

全長 224.8m 総トン数 16,897トン 航海速力 30.5ノット 車両積載台数 トラック/158台・乗用車/65台
積載されたのは大型トレーラーがほとんどで、3階の入り口からトレーラーが乗り込んで荷台だけを積み込む。乗用車は2階の入り口から入って船内のスロープで1階のデッキに下って駐車する。
今回使用した車両はVWポロGTI 1780cc 150馬力 MTミッション

航海速力30.5ノットは56km/hで、最大速力は32ノット59km/hというのはなかなか速い。
ジーゼルエンジンで直接スクリューを回しながら発電機を回して発電した電力でモーターを回して別のスクリューを回しており、ハイブリッド構造だ。

いつの間にか出航して緩やかに揺れる船室で酒を呑んで酔った状態で午前3時過ぎに就寝。かすかな振動があるだけで静かである。揺れはローリングがメインでピッチングは僅かである。
船の揺れのせいで地震の夢だった。(苦笑)
ぐっすり眠り「朝食の準備ができました」というアナウンスで8時に目が覚めたが朝食を食べる気分でもなく二度寝する。
ようやく昼頃に起きたが陸地から遠く離れた外洋を航行しているので電話もネットも繋がらない。3Gにしても4Gにしても超短波で微弱電波なので、少し沖に出ると電波が届かない。衛星通信を使わない限りネット環境は無い。
ヤルこともなく、窓の外は海だけ。

夕方山形か秋田沖で「日没の夕日が見られます」というアナウンスで後ろ甲板に出て日本海に沈む夕日を見る。

長い通路を歩くと船の揺れ(ローリング)で酔っ払ったときのように千鳥足になる。
トラックなどの固いサスペンションでは絶対に乗り物酔いはしないが、柔らかなサスのバスだと乗り物酔いをすることがあるので心配だったが、それでも軽く船酔いしているのか食欲が全く無い。
夕食のアナウンスがあり、少し食べないといけないと思い、レストランで夕食。混んでいるかと思ったがガラガラの状態。
夜遅くなると沿岸に多少近づいたのか携帯電話とネットが繋がるようになり船室でネットを見る。
午前零時前に小樽で下船。22時間の船旅は長かった。
幸い宿泊場所が確保してあったので良かったが、深夜にチェックインさせてくれるホテルは少なく、深夜に到着するフェリーは旅行者には使い難い。
小樽港から札幌まで30キロ走行。
ブログ一覧 |
ドライブ | クルマ
Posted at
2021/11/02 13:20:32