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旧車王国のブログ一覧

2017年10月25日 イイね!

エコ・ドライブとEVシフト

「エコ・ドライブ」というと燃費の良い自動車を想像するが、シチズンのソーラー時計の商標が「エコ・ドライブ」だ。
紛らわしい。(笑)
自動車メーカーが欲しかった商標だろうが、シチズンに先取りされたのではないかと思う。

電池式のクォーツに比較して「エコ・ドライブ」はソーラーで集電したエネルギーをキャパシター(コンデンサー)に貯める方式で、電池の交換も不要で、電波時計もついているので正確である。
実際にはキャパシターも寿命があり、数年でキャパシターの交換も必要らしい。(笑)
電波時計なので時刻は正確無比で満足している。ただ、やや大きいのでチタン製にも関わらずはめたときに重さを感じる。

セイコーではグランドセイコーという手作りをウりにした高級時計がある。
正確性では電波時計に負ける。
グランドセイコーのベラボウな高価な価格は何に対してのものだろうか。
複雑な機能と手作りの価値を誇るもので、時計の機能である正確性では劣っている。

時計はもはや時刻の正確性が一義ではなく、職人技やアクセサリーの要素の方が優先しているようだ。

自動車の性能は加速性能と最高速度、そして燃費が要素だろうが、クルマも性能的には電気自動車の方が優れ、性能指標では電気自動車が勝利すると思う。

航続距離だけが問題だが、最近はEVを優遇する税制などの施策でEVシフトが進んでいる。

翻って、時計の世界ではどうなのだろうか。
時計の性能、つまり時刻の正確性では、電波時計、ついでクォーツが精度が高く、機械式は精度が劣るにも関わらず高い価格で売られており、それを喜んで買う顧客が居る。

たとえば精度の高いシチズンの電波時計のエコドライブは高くても20万、精度に劣る機械式のグランドセイコーの高いものは260万。

時計はアクセサリーだから・・・

確かにそうだろう。
自動車もアクセサリーの要素が大きい。

近い将来、電気自動車の方が性能が良くても、複雑な構造のレシプロエンジンが載っているということだけで珍重される時代が訪れるのてはないだろうか。
つまり性能に劣るレシプロエンジン搭載車がプレミアム価格で販売されるのではないか。

そう、チクタク音のする機械式時計が珍重され高価であるように。

安物のクォーツや電波時計にチクタク音を組み込んだら高く売れるかも・・・・・(笑)

いや、電気自動車にフェラーリの音を出す装置をつけたらもっと高く売れるのかも、なんて思う。(笑)

クルマは走るアクセサリーなのだから・・・・・
Posted at 2017/10/25 20:53:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2017年07月07日 イイね!

日産リーフ 中古価格が暴落

自動車評論家の国沢光宏の書いた記事がネットで目についた。
いろいろと話題性のある自動車評論家で、評価が分かれる評論家である。

この人は日産リーフを愛用して2台乗り継ぎリーフをホメ倒していた人だからこそ、今回の記事は興味がある。

電池寿命に不安。電気自動車の中古価格が暴落中!
日本の量販自動車で最も激しい価格下落を記録中である。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170707-00073002/

今年の春にリーフを借りて山岳路、高速道路と乗り倒してみた経験では性能には満足でも電池寿命に不安を感じた。
EV(電気自動車)にしてもハイブリッドにしても電池寿命、つまり高額な交換コストに不安がある。

一方、別のライター(陰山遼将)だが、『電気自動車の「使用済み」バッテリーはドル箱? 再利用に生かす動きも』という記事にも注目した。
電気自動車(EV)の普及拡大に伴い、使用済みバッテリーの処理方法は1つの課題だ。EVに注力する自動車メーカーはこうした使用済みバッテリーを、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い需要が増している蓄電システムに再利用する取り組みを進めている。
という記事だ。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1507/13/news144.html

電気自動車の「使用済み」バッテリーをうまく活用するシステムが出来れは、資源(エネルギー)的に有効だし、電気自動車のバッテリー交換コストも安くできるかも知れない。
トータルで巧く工夫したら電気自動車も、電力会社の蓄電系にも有利なビジネスシステムが出来るのではないかと思う。

そうなれば、日産リーフの中古価格も暴落することもなかろうが・・・


Posted at 2017/07/07 11:29:52 | コメント(6) | トラックバック(0) | EV | クルマ
2016年05月19日 イイね!

リーフの試乗モニターをした

リーフの試乗モニターをした当初リーフの走行性能についてはあまり期待していなかった。というよりネガティブな先入観を持っていた。
短時間の試乗をしたときには電気自動車の加速特性を抑制された印象が強く、プリウスと類似のダルな走行性能であるような印象であった。

しかしながら、山岳路、林道、高速道路を2日間にわたり約350キロ走ってみた結果、ドカーンという加速はないが、アクセルペダルをしっかりと踏みきれば、強い低速トルクの効いた加速ができ、いわゆるスポーツセダンと互角以上の勝負ができると実感した。
滑らかに走るので、ジェットコースターのような体感的な加速感や速度感は無いが、実測すれば体感的な加速より速い数値が出ると思う。

芦有道路において有馬側の3キロ(標高差500メートル)ほどを登ってみるとガソリン車に劣らない速度で登れ、バッテリー容量は5%ほど低下したが、同じコースを下ると回生で充電され2%程度容量を回復し、山道をパワーを使って登っても上りと下りの差し引きで考えると意外と電気的負荷が少ない印象。
トラクションコントロールを外して走行したが、前輪のグリップを失うことなくコントローラブルな感じでコーナーをクリアした。
サスペンションは路面についての細かい情報が良く伝わり、路面が荒れているかどうかも良くわかる割に大きな路面のショックを巧く吸収するソフトなサスペンションになっており、まるで船を運転しているような印象。

未舗装路(地道)の林道を約25キロ走行したが、悪路でのサスペンションの挙動は良好で路面の凸凹をうまく吸収し、腹を打つこともなく、グリップも良好で走りやすかった。

また、床下にバッテリーがあるせいか路面からの遮音は非常に良好であるのが印象的。重心も低いせいか悪路でのコーナーリング性能もよく、トラクションコントロール無しでも良好なステアリング特性を示した。
田舎の空いた県道では、静粛さのために速度感がなく意外な速度になっているのに驚いた。
ちょうどNOTEニスモに追いついたので追随して走行してみた。かなり本気で走っているように見えるNOTEニスモを加速では離されるどころか追い詰めるくらいになり、走行性能に関してリーフはNOTEニスモに勝る印象だった。
モーターにはタイムラグがないので、アクセルを踏んだだけの加速と速度が滑らかに得られるのは快感である。
ただ、リーフのボディが大きいために狭い道で速度を上げるのは神経を使う。
高速道路で急加速と高速の走行感を試したが、アクセルを踏み切れば加速は十分であり、ガソリン車以上の高速性能だと思ったが、サスペンションは柔らかくやや不安な感じだった。

ボディのデザインは一般的に不評である。
大きなボディは鈍なイメージで、天井高さも不必要に高い。天井高さは空気抵抗、すなわち航続距離にも関係するので、もっとスリムで、格好良いデザインが望まれる。
フロントの充電リッドをデザインにしているつもりかも知れないが、いかにも安っぽい印象。もう少しスマートなデザインにできないものだろうか。
ボディサイズが大きく、特に車幅が広いので狭い道での離合に気を使うし、全長が長いので駐車したときに頭が出たような状態になる。
航続距離は実用的には150キロ程度だ。エコ運転すれば280キロほど走れそうだが、バッテリー上がりになる前に充電スポットを探すことなどを考えると150キロ走行する度に捕充電するのが確実だが、充電ポイントによっては充電の順番待ちの状態のところがあるのは問題。

片道60キロ程度の通勤やちょっとした買い物には便利かも知れないが、ドライブに出かけようとするとちょっと辛い。

今後車両価格は急速に下がると思われるが、リセールバリューがどうなるのか、というのも大きな関心。新しいEVの価格が下がればこれまでに買ったEVの中古車はタダ同然になるのか。
エンジン整備費用が要らないし、オイル代なども不要なのは利点だが、バッテリーの買い替えや、電子部品などの交換費用など本当にメンテが安いかどうかについて関心がある。
今回の走行に要した電力コストが不明だが、1回の充電は500円程度で、150キロ走行できると考えると1キロあたり3円余りのコストになる。
ガソリン車と比較すると1/4程度だろうか。

静粛性は信号停止時には実感するが走行時はタイヤノイズと風切音でクラウンやプリウスと変わらない。

総括すると
リーフの試乗前は走行性能に劣る車ではないかと疑っていたが、あえてEV車に不向きと言われている山岳路の登坂や高速道路の走行で試乗した結果、アクセルをしっかり踏めば走行性能は満足できるレベルだった。
航続距離も日常的使用に耐える長さだとは思われるが、現在の航続距離では通勤用か買い物用が適切。航続距離は実用的には300キロほど必要。
ボディサイズは大きすぎ、デザインは魅力に欠ける。
現状のEV車の普及台数と比較しても急速充電器は不足している印象。

先日「電気自動車(EV)の長所は何だろう。」と題したブログを書いたが、試乗して認識が少し変化した。
Posted at 2016/05/19 16:56:07 | コメント(5) | トラックバック(0) | EV | クルマ

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