
日産マーチ(AK12)のリコールの通知が来た。
テールライトのコネクターの接触が悪いので、コネクターを取り除いて配線(ハーネス)を直接テールライトのソケット基盤にハンダ付けしたという。
コネクターの接触が悪いなら、コネクターを交換するのがスジだろうが、コネクターを取り除いてハーネスを直接ソケットにハンダ付けしてあったのには驚いた。
画像はコネクターで切り離した配線(ハーネス)を直接基盤にハンダ付けしたものである。
ライトのソケット基盤はVALEOと日本のICHIKOH(市光)の名前が入っている。
良く観察して驚いた。基盤の電導部分は鉄である。
ソケットの電球が嵌る部分だけ鉄というのもよく見かける。それでもプラス側は真鍮(燐青銅)であるのが普通だが、これはマイナス側もプラス側の接点も鉄で、その先をたどっていくとコネクターのピンも同じ鉄製だ。
コネクター端子が鉄というのは初めて目にしたので驚いた。
たぶん、コネクター端子まで鉄にしたために端子の接点部が酸化または電蝕 して絶縁物質が生成されて導通不良になり、リコールとなったらしい。
世界標準の設計というが、合理的なのか、手を抜いているのか、鉄を接点にしたり、鉄を端子にする発想におどろいた。
鉄片をプラスチック基板にはめ込むだけで、金属同士のカシメもないし、単純でコストも安くなりそうな作りである。
VALEOもフランスだが、そういえば、日産マーチ(AK12)のドアのアクチュエーターにもルノーのマークが入っていた。
日産車が、ルノーに犯されてフランスのDNAを注入されたのを目にしたような気がする。もはや日産車の中身はフランス車になっているのかも~
で、コネクターを取り払って直接テールライトのソケット基盤にハンダ付けしたので、今後テールライトのパッキンを交換するときや、ソケットを交換するときは、ハンダを溶かさねばならなくなった。
自動車の通常の修理ではハンダは使わないのが普通である。
一時的な修理ならともかく、リコール対策がハンダ付けとは驚いた。
Posted at 2013/11/01 13:38:06 | |
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