先日フロントブレーキのスライドピンの固着を修理し、ついでにキャリパーシールとブレーキパッドを交換した。
ヘッドライトのレンズが曇っていたのでライオンのルック(お風呂の磨き洗い)で磨いて車検に出かけた。

いつもながら軽自動車の車検は手際が良い。受付を済ませてラインに入る。
車体番号とエンジン型式の確認の後、ウインカーなどの灯火装置とワイパーなどの検査。
ここで、「フォグスイッチを入れてみてください」と言われスイッチを入れ、フォグライトが点灯。
問題無いと思ったが、検査官からダッシュボードのフォグランプのスイッチのオンを示すパイロットランプ(画像の赤矢印)が点灯していないと指摘され、ありゃ、と思う。

↓これが本来の正常な状態。
確かに数年前に保安基準が改正され、フォグライプが点灯していることを示すインジケーター、つまりフォグランプを点灯したときにはフォグランプの点灯を示すパイロットランプ(表示灯)がダッシュボードに点灯しなければならない、という項目が増えたのを思い出した。
こりゃ再検だが、スイッチを丸ごと交換するには部品の取り寄せも必要になるので、厄介なことになったと焦る。
検査ラインでは、排気ガス〇、サイドスリップ〇、速度計〇、ヘッドライト〇、ブレーキ〇、駐車ブレーキ〇、そしてリフトで車体が上げられ、「ハンドルを切って」という指示の後に、「ライトを点けて」という指示に「❔」となる。どうしてリフトで車体を上げておいてライトを点灯させるのか?
気になったので尋ねると、リフトで上げた状態で下から眺めてライセンスランプ(番号灯) の点灯をチェックするのだという。なるほど。
フォグランプのスイッチで再検かと思いながら窓口に行くと、検査官が「勘違いしていました。車両の初度登録年が古いので、パイロットランプ(表示灯)が無くても良いです。」と言いながら新しい車検証をくれた。やれやれ。
安心したついでに見学通路に入って検査状況を見学した。普通車の車検の検査場には見学通路が無いが、軽自動車の検査ラインは柵で囲った通路があり、安全に見学できる。
普通車と軽自動車の車検場は検査官の態度も違うし、テキパキ感も違う。
軽自動車はサービス精神に溢れているような感じでいつ行っても気分が良い。
普通自動車の車検はいかにも役所的だ。昔は酷かった。役所で一番態度が悪いのは陸運事務所だと言われていた時代もある。
最近は昔に比較するとかなり良くなったが、それでも普通車の陸運局の窓口は国家公務員で、検査官は独立行政法人自動車技術総合機構だが、あまり愛想が良くない。独立行政法人も国家公務員に準ずる感覚を持っているのではないかと思う。
それに対して、軽自動車は軽自動車検査協会であるという違いが態度に現れているのだろう。
なお、最新の設備を持つ長野陸運支局などの車検場には見学者通路があるようだから、普通車の検査も顧客志向に向かうのではないかと思っている。
来月はサンバーの車検だ。
Posted at 2022/03/17 20:35:06 | |
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