気持ち良く走るので足車のポロGTIが気に入っているのだが、一日に1回ほどエンジンの警告灯が点灯する。
エンジン警告灯は黄色(橙色)で、赤色の警告灯ほど緊急性は高くないものの、点灯時は速やかに点検を受ける必要があることを示しており気分が良くない。

OBD2スキャナーを持っているのでエラーコードを読み取るとP2187「アイドル時空燃比リーン異常」という意味だと判明。警告灯の点灯はスキャナーを使って簡単に消去できる。
P2187トラブルコード定義
P2187のOBD-IIのフォルトコードは、車両の搭載コンピュータが、バンク1またはバンク2のいずれかのアイドリング時に(該当する場合、シリンダの対応する番号のエンジン側)リーン燃料混合気を検出したことを意味する。希薄な燃料混合物とは、過剰な空気と燃料の不足を意味する。
直列4気筒エンジンなのにバンク1とかバンク2とか言われても意味が判らない。
P2187のトラブルコードは原因になるいろいろな可能性があるとされている。
燃料システムへの空気の供給や燃料の流れを制限するものの可能性。
エンジンコントロールモジュール(ECM)は、この非理想的な燃料混合物を検出し、車両のダッシュボード上のチェックエンジンライトを点灯させるという。
P2187コードの症状としては次のような他の症状が現れることがある。
始動困難
燃料臭
不規則なアイドリング
ホイッスルノイズ
実際には始動には全く問題が無いし、加速も良好で燃費も良く、走行に支障は何も無い。
エンジン警告灯が1~2日に1回点灯するのが気になるだけだ。
燃料がリーン(つまり薄い)というのはホースの破損部位から空気を吸っているとか吸気マニホールドへの空気の浸入または燃料圧力の低下の結果であるため、リーク、詰まり、故障部品の有無を調べる必要がある。
対策として
EVAPシステムホースやバキュームホースなどのホースの漏れを修復する
排気システムのリークを修復する
燃料フィルタ、燃料ポンプ、燃料圧力レギュレータの交換
ガスまたはオイルフィラーキャップの交換
O2、MAP、または質量空気(マスエアーフロー)センサーの交換
などと記載があり、P2187はそれ自体があいまいなコードです、とある。
おいおい、エラー診断で、「エラーコード自体があいまいなコードです」なんて言われては何をしたらよいか分からない。
エラーコードを消去するとその瞬間にエンジンのアイドル回数が200回転ほど下がる。希薄なガスでアイドル回転が高くなっているのだろうか。
今回は実際にはそれ以外には何の症状も無く、ホースのリーク関係を目視で調べたが異常が発見されないので、O2センサー(ラムダセンサー)に狙いをつけた。しかしながらO2センサーは少なくとも1~2万円ほどのコストが掛かる。
見当で交換しようとする部品としてはちょっと高い。
ネットで調べるうちに中国製の安価なO2センサーを見つけた。
中国製は怪しいが、最近は純正部品であっても多くが中国製なので怪しいことを承知で注文した。配送まで1か月近く掛かるのが問題だが、緊急のトラブルではないのでじっくり待とう。
その後三か月ほどエンジン警告灯がときどき点灯していたが、何も修理していないのにいつのまにか点灯しなくなった。
これまで悩んできたが何だったのだろう。
Posted at 2023/11/18 21:42:42 | |
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