
家人がパルサーの後ろでガリガリと異常な音がするというので試乗した。
走り出してブレーキを踏んでみるとガリガリ。
後輪の回転と同期した音で、それも金属の擦れあっている嫌な感じ。
瞬間的にいろいろな考えが頭を巡る。
ブレーキパッドが減って無くなってしまってブレーキローターを削っているのか?
後輪のパッドが十分残っていることは、この前確認済なのにもう減ってしまったのだろうか?
そんなに早く減るはずはない・・・・・???
早速停止して後輪を見るとホイールの隙間からブレーキローターに見事なキズが見える。
信じられないが、やはりパッドが減ってしまったのか!!と思いつつ、ホイールを外してキャリパーを外す。
パッドがなくなってバッドの裏板だけになってブレーキローターを削っている。
裏側(車体内側)のパッドは7ミリほど残っている。反対側の車輪のパッドはやはり6ミリから7ミリ残っている。

今回ブレーキローターと接触したブレーキパッドをみると、パッドが減ったのではなく、表側(車体外側)のブレーキパッドだけ裏板からパッド材が外れてパッド材だけがどこかに落ちてしまって、パッドの裏板だけでローターを押さえるようになってしまったものだった。よく観察するとパッドが剥がれた鉄板の表面が錆びており、気付かなかっただけで、かなり前からパッド材が裏板から剥離して浮いていたことを示している。

道理で突然ガリガリと音がしたわけで、ブレーキパッドの点検はパッドの厚さのみならず、裏板とパッドが剥離していないかどうかもしっかりと点検しないといけないと痛感。
予備のパッドは持っていたが、タイミングが悪いもので、手持ちのピストン戻しの工具がキャリパーに合わず、仕方なくありあわせのボルトとナットでピストンを押す工具を急拵えで作り、それでピストンを押しながらウォーターポンププライヤーでピストンの頭をつまんで回してピストンを戻した。
本当はローターディスクも交換するべきだが、今回程度のキズなら当面はこれでも良いかと思う。
Posted at 2010/06/26 14:15:42 | |
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パルサー | 日記