
間もなくブラジルのリオ デ ジャネイロでオリンピックが始まる。
ブラジルと言えば、ボサノヴァの名曲でアントニオ・カルロス・ジョビンが作曲した「イパネマの娘(Garota de Ipanema)」が有名だ。
ゆったりと運転しながら聞くにはボサノヴァがマッチしているが、なかでも「イパネマの娘」は最高の曲だ。
カーラジオからこのけだるいボサノヴァが流れてきて、何年も前にイパネマ海岸で見た路上駐車の様子を思い出した。
イパネマ海岸はブラジルのリオ デ ジャネイロにあり、ワイキキに似た綺麗な海岸だ。
イパネマ海岸の東側がコパカバーナ海岸である。
「イパネマの娘」はイパネマ海岸のビキニ姿の女性を唄にしたものだと聞いた。
宿泊したホテルはこのイパネマ海岸沿いにあり、クルマの前後にスキ間がなく、ピッタリと一列になって駐車しているのを見かけた。
どうやってクルマを出したり止めたりするのかと見ていたら、ドライバーがその付近に立っている男に小銭を渡している。
小銭を貰った男は、ドライバーのクルマの前に止まっている車を押すと、数台連なった車が前に動き、ドライバーのクルマが出られるようなスペースができた。
要するにチップを貰った男がクルマをキチキチに詰めて駐車スペースに1台でも多く停められるように管理しているわけである。
そのかわり、駐車する車はドアをロックしても良いが、パーキングブレーキを掛けたり、シフトレバーをPの位置にしてはならない。
ドライバーが来るたびに男は車を前に押したり、後ろに押してスペースを作っている。
チップを貰った男はバンパーに傷がつかぬよう雑巾のような布をバンパーの間に挟み、車を押している。
合理的というか、ラテン的というか、日本では決してありえない駐車に驚いた記憶が蘇った。

画像はイパネマ海岸だが、ホテルの窓のガラスが反射して写っている。ご容赦を(笑)
ついでに言えば、チャーターした車で外出するたびに後ろからついてくる車が気になって、いつも尾行してくるクルマがあるがあれは何だと現地の責任者に尋ねたら、何と、専任のガードマンがついているのだという。
えーーっ、この俺のためだけに銃を持ったガードマンがつくとは・・・・・、と驚いたが、それほどリオ デ ジャネイロは治安が悪いということらしい。
ISのような大量殺戮は無いかも知れないが、強奪などは日常茶飯事で、リオ デ ジャネイロの治安は悪い。
日本で多い尻財布などはブラジルではスられるなんてヤワなことをされる前に、即強奪されるのは間違いない。
参考までに尻財布が通用するのは世界中で日本だけである。
無事オリンピックが終われば良いのだが・・・・・
Posted at 2016/08/01 00:19:15 | |
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