正月で中国道の宝塚付近の渋滞がいつもより激しいので、12月に一部開通した新名神を高槻から川西まで走ってみた。
道幅も広く舗装も滑らかで走りやすい。
山間部を走るのでこんなに緑が多いかと驚きながら左を見ると遠く大阪の市街地が見える。
高槻ジャンクションから分岐して北向きに快調に走っていると、1キロ先に突然の左急カーブ、ついで右の急カーブ。
気分的にはR=200くらいの感じにびっくりする。
路面にも警告のために横縞の黄色のラインが引いてある。
急なカーブであるとJH西日本はわかっているのだ。
ハンドルを左に切って荷重が右に掛かり、そのカーブを抜けた途端にハンドルを右に切らねばならず、今度は荷重が左に移るので、反動で急激な荷重変化が起きるので、二つめのカーブ、つまりS字の出口でひっくりかえったりスピンする車が続発しそうな予感がした。
80キロで曲がるのが苦しいが100キロ以上でカーブに突っ込む車が多いだろう。
新名神が神戸ジャンクションまで延びると、中国道を結んで格好な周回路になるので、好き者にはこのS字カーブは楽しめるかも知れないが、素人には危ない。
本線上に突然こんな急カーブがあるのは信じられない。
昔、名神の関が原の西側に曲線半径280mの急なカーブ(今須カーブ)があり、何台もスピンしたりひっくり返り死傷者が多数出てからトンネル化(今須トンネル)されたことを思いだす。
高槻の魔のS字カーブは曲線半径が今須のカーブよりキツイので死傷者の出る前に処置して欲しい。
高速の下は大阪砕石の敷地だから用地確保や道路のつけ替えは容易なはず。
なお、東向きに関してはS字カーブはやや緩やかなので、たぶん大丈夫だろう。
●追記(2018.3.19)
その後調べてみると、新名神は、この地図の左上から右下に向けて延びて現在の梶原トンネルの上を抜けるルートになるようだ。
この急なS字カーブは現在でこそ本線だが、将来はこの付近はジャンクションになるので、新名神が延伸したときにはS字カーブは本線ではなく、ランプウェイ(取り付け道路)に格下げになるらしい。
すでに本線を梶原トンネルの上に向かって延ばす工事が始まっているのが見える。
Posted at 2018/01/02 18:10:49 | |
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