• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

旧車王国のブログ一覧

2019年07月31日 イイね!

日本アルペンラリーの足跡 (全18戦とその後の展開)

今から60年前に第1回の日本アルペンラリーが開催された。
日本初の山岳ラリーとして乗鞍を抜ける1000キロの悪路のコースで開催され、だんだん距離も延び、1964年の第6回からは1500キロを4日間で走り一晩しか寝ない、つまり初日と三日目の二晩は徹夜走行するというハードなラリーになった。
当時は舗装率も低く、山岳路は当然未舗装の悪路で、車だけでなく、体力的にも非常にハードだった。
距離はさらに延び2100キロを走った年もあった。

このスポーツ性の高いハードなラリーは1976年まで18回にわたって開催された。出場車の20~40%がリタイヤするというハードな競技で完走するだけでも凄いと言われるラリーだった。
エキサイティングなこんな面白いラリーが日本で行われた時代があったのだ。
旧車王国の国王も1966年の第8回に出場して完走しており、国王の名前と順位も記載されている。

このラリーについて1996年に湧水社から「「日本アルペンラリーの足跡」という本が出版されたが、絶版になっていた。


最近「日本アルペンラリーの足跡 全18戦とその後の展開」というタイトルで三樹書房から出版された。(3000円+税)

日本アルペンラリーについては旧車王国のホームページでも一部を紹介しているが、さらに詳しく知りたい方には是非この本をお勧めしたい。
http://people-power.jp/hup0801/rally/alpinerally.html
Posted at 2019/07/31 17:09:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | 書籍 | クルマ
2019年07月20日 イイね!

車の人間工学

最近はカーナビやエアコンの操作も複雑になってきて、昔はスイッチを手触りで操作できたが、最近はスイッチの構造もディレクトリーのような階層構造のメニュー方式になっており、画面を見ないとスイッチ操作ができない仕掛けが多い。

たとえば、エアコンをデフロスターに変えようとすると、パネルを見なければわからない。
同様にシフトレバーも簡単なスイッチになってしまい、プリウスなどインパネの下の小さなレバーで切り換えるが、常に中立に位置に戻るので、どのレンジに入っているのかは手さぐりではわからず、メーターパネルで確認する他無い。
日産のノートe-POWERやリーフは、丸い形状のシフトレバーがコンソールに装着されているが、これも常に中立の位置にあり、どのレンジに入っているのかメーターパネルを見ない限りわからない。

操作をするたびにメーターパネルの表示を見ないと、全くわからない。
従って前進とバックの間違いも起きやすい。プリウスで前進とバックの事故が多発しているのはアクセルとブレーキベダルの接近の問題もあるらしいが中立に戻るレバーが大きな原因だろう。

昔の車は、操作レバーもスイッチも、その操作と作動が対応しており、手探りで操作しても間違いなかった。
つまり運転中に前方を見ながら、計器パネルを見ないでも正しい操作ができた。
最近の電子化でますます複合型のスイッチや階層構造の複雑な仕掛けが増えてきた。

ミスを減らすためには単純な操作、つまり、ひとつの操作はひとつの機能の作動に対応するような仕掛けにするべきだと思うのだが。
つまり、昔のノブ式のスイッチ(タンブラースイッチ)は片側がONで反対側がOFFとはっきりしていた。今はタッチボタンだったりして押した手応えも無く、手さぐりでは全く作動がわからない。

最近の車の設計には人間工学の基本が忘れられているような気がする。
Posted at 2019/07/20 16:41:19 | コメント(5) | トラックバック(0) | 自動車 | クルマ
2019年07月16日 イイね!

鈴鹿パーキングエリアの洗面台、おバカな仕掛け

新名神の亀山から四日市の開通にともない、これまでは御在所SAで休憩していたが、鈴鹿PAで休憩することになった。
これまで御在所SAは賑わっていたが客が激減しただろうな。

で、鈴鹿PAのトイレに入った。新しいトイレで男子用の小便器にも仕切りはあるし、個室には使用/空きの表示ランプもある。

驚いたのは手洗いの洗面台だ。
角のようなものが両側に伸びている。どこから水が出るのかと思ったら、真ん中に蛇口部という表示があり、両側の角(ツノ)にドライヤー部と表示がある。

真ん中に手をかざして水で洗い流し、両側の角(ツノ)の下に手をかざしたら左側に泡が吹き出して左手は泡だらけになった。

ドライヤーから吹き出す高圧の空気で左側のノズルから液体石鹸を吹き出しているのだ。

左手だけでなく左半身に泡が付着しているのに驚いた。

ドライヤー兼用の水栓らしいが、液体石鹸のノズルとの位置関係が悪い。

どこかおバカな日本の企業が作った水栓かと思ったが画像を良くみるとダイソンになっている。

イギリスのダイソンもおバカな装置を作ったものだと思ったが、洗面台そのものには
INAXのマークが。

液体石鹸のノズルの設置位置が悪いので高圧の空気流で液体洗剤を吸い出している。

そもそも水栓とドライヤーを一体にする目的は何なのだろうか。

洗面台で洗浄から乾燥までできるのだから周囲が濡れないのは良い。

しかしながら高速道路のトイレで利用客は多いはずだが、洗う時間+乾燥する時間だけ一人が占有することになる。
これまでのように洗面台とドライヤーを別々にしていれば洗面台→ドライヤーと移るが、手洗い水栓とドライヤーを一体化したために回転が悪くなり、単純に考えると二倍の時間が掛かる。

多くの利用者をさばくには、水栓とドライヤーを一体化するより別々にする方が効率が良いはず。

ダイソンの一体型の水栓は30万もするらしいが、JHはダイソンで大損(ダイソン)したのではないか。

アイデアが枯渇すると安易に複合型の商品を出す傾向があるが、思いつきで複合型の製品を作って有用だったためしがない。

いかに多くの利用者が泡で苦情を言ったのか、右端に注意書きがあった。

厳密にいうと「石鹸を利用した場合は液体石鹸のノズルを洗い流してからドライヤーをご使用ください」と記載するべきだが・・・・

そもそも液体石鹸と高圧空気によるドライヤーという組み合わせが悪い。
施設設計担当者の大ミスだ。(笑)
Posted at 2019/07/16 20:51:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | 高速道路 | クルマ
2019年07月10日 イイね!

ポルシェ930の赤いリレーと黒いリレー

ポルシェ911(930)のリレーでは突然エンジンが掛からなくなるDMEリレー、愛称ダメリレーが有名だが、それとは全く別にトランクルームに最大6個の丸形のリレーがある。
①クーラーの足元のファン、②オイルクーラーのファン、③クルーズコントロール、④ホーン、⑤フォグライト、⑥クーラーのコンデンサーブロアーである。
今回は⑥のクーラーのコンデンサーファン(フロントのトランクルームの前端にある冷却用シロッコファン)の赤色の丸形リレー911.615.108.01が不調だったので交換した。

リレーはどのような構造になってるのか興味があり、分解して調べた。
5本脚のリレーであり、5本の脚のうち2本はリレーのソレノイド、あとの3本はスイッチの端子で、当たり前のリレーである。
脚は丸い軸であるが、縦に十文字に割りが入っており、端子と接触が良くなるように工夫されている。リレーの端子は平型が多いがこの丸軸の方が確実だと思う。
分解して判ったのは、5本の脚は基盤を貫通しており、無駄なく各接点などに繋がっている。



DMEリレーが振動でプリント基盤にヒビが入るのと違い、接触不良や振動によるトラブルなどが起きないような優れた設計の構造である。
今回交換したリレーの不具合を調べたところ、故障の原因はソレノイドの断線だった。捲線の外側なら修理可能だが、捲線の内側だったので接続する直径0.1ミリほどの細いエナメル線を引き出すことができないので修理を諦めた。

これらのリレーの規格は皆同じで互換性があると聞いたので、どれかが壊れたら重要度の低いものを外して重要なリレーと交換して当面を凌ぐと良い。と、思ったが、 よく調べると赤色の丸形リレー911.615.108.01はフューエルポンプリレーと呼ばれ、黒色の丸形リレー911.615.109.01はマルチファンクションリレーと呼ばれている。
何故フューエルポンプリレーとマルチファンクションリレーの違いがあるのだろう。
89年式のカレラ3.2はフューエルポンプのコントロールはDMEリレーでやっているので、フューエルポンプリレーという名称ながらアクセサリーのコントロールをするリレーの役割しか果たしていない。前述の①から⑥まで黒・赤どちらのリレーでも作動するのではないかと思うが確証は無い。

●追記 2019.7.20
その後ポルシェに詳しい人から教えられたことだが、赤丸リレーには上の画像のようにソレノイド捲線と並列でダイオードが入っており、ソレノイドがオンオフしたときのサージ電圧をダイオードが逃しているという。
黒丸リレーにはダイオードが入っていない。
直流回路に使用するので、サージ電圧防止のためのダイオードが入っている方が良い。
特に頻繁にオンオフする回路のリレーは赤丸リレーが良いと思う。

Posted at 2019/07/10 20:19:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | ポルシェ | クルマ
2019年07月01日 イイね!

怪しい旧車イベント

旧車雑誌の広告で今年の秋に大阪で旧車イベンイトが開催されると知り、近くなので参加しようと思ってネットで開催要項を見た。
エントリーにはクルマの詳細と画像を提出する必要があり、参加料も必要。
主催は「○○レトロカー○○委員会」電話番号とURLが記載されているが主催者や委員長の名前の記載も無い。
展示車両は区画利用料金6,500円(参加特典として本人用入場パスのほか、招待券1名分(1,800円相当)・イベント記念品・アワード資格が含まれます。)とある。
参加希望の本人の情報(名前・連絡先)や車両の詳細な情報を記載するように指示しながら主催者の電話番号以外は不明状態。

細かい誓約事項があり、「主催者が設けた全ての注意事項、規約、規則、指示に同意し、従います。」と白紙委任に近い表現があるのに驚いた。
参加規約の中には「●予期せぬ出来事(天災・悪天候・伝染病の流行や交通機関の事故等)その他の事由により主催者の判断でイベントを中止、中断又は変更する場合がございます。
●イベントが中止、中断又は変更となった場合でも、出展料のご返金、それに対するクレーム対応は一切できませんので御了承お願いいたします。」とある。
これなら適当な理由をつけてイベントを中止するという参加料の詐欺さえも可能である。
仮に詐欺でなく開催したにしても、これで見物客からも入場料当日1800円前売1500円を徴収するのだから、丸儲けである。
旧車のオーナーの中には自分のクルマを見せて楽しむ人もあるので、そのような方は良いが、客観的に見ると、旧車オーナーと入場者の双方からお金を徴収して丸儲けするイベント屋のカモになっているような気がする。
もちろん開催には費用が必要なので、入場料が無料の場合は、出展料が必要というのは理解できるが、入場料を徴収しながら出展者からも参加料を徴収するイベントには参加したくない。

●追記 2019年7月2日 2000
7月1日からネットでエントリー開始とされていたが7月2日の午後になってもネットからのエントリーは不能。
7月2日の午後8時にネットからエントリー可能になった。即時のクレジットカード払いか680円の費用で6500円の代金引換の申し込みだという。参加申し込みなのに代金引換というのは何と引き換えるのだろう。電話を掛けたら連絡先は有名な自動車出版社だと判明したがヤルことが怪しいので出場を止めることにした。
Posted at 2019/07/01 14:47:02 | コメント(3) | トラックバック(0) | イベント | クルマ

プロフィール

「車検証の再発行 http://cvw.jp/b/702843/48585693/
何シテル?   08/06 23:42
旧車王国の国王です。よろしくお願いします。 ハンドルネームからしばしば自動車屋さんと勘違いされますが、自動車屋ではありません。 自動車は全く趣味だけの世界で...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2019/7 >>

  123456
789 10111213
1415 16171819 20
21222324252627
282930 31   

リンク・クリップ

フランス国立自動車博物館 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/20 07:33:33
入り目(容器の容量)と値段の関係 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/25 08:03:35
アマゾンのいかがわしさ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/02 21:17:59

愛車一覧

日産 フェアレディZ 日産 フェアレディZ
フェアレディZ/S30/1973 どうしても欲しくて無理をして買った車。新車で購入して ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
ポルシェ911カレラ 3.2/1989/Porsche 911 Carrera 3.2 ...
フォルクスワーゲン ルポ フォルクスワーゲン ルポ
程度の良いポロGTIを探していたが見つからないときに、偶然前から気になっていたルポGTI ...
スズキ ジムニー スズキ ジムニー
登山悪路専用車。 これで、雨でも雪でも芦有や六甲に登れる。 (o^_^o) ジムニーは ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation