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旧車王国のブログ一覧

2020年11月10日 イイね!

このような追跡は妥当なのか。

このような追跡は妥当なのか。

大阪の堺市でパトカーが巡回中に、対向してきた乗用車のフォグランプ(補助灯)の片側が点灯していないのに気付き、Uターンして停止を求めたところ車は速度を上げて逃げ、約1キロ先で民家の塀などに衝突して止まったが運転者の少年は死亡、助手席の少女は重傷だという。
担当署の署長はパトカーの追跡は妥当だったと考えているが、詳しい状況は確認中、とのコメント。



まず、補助灯が片側点灯していなかったというが、補助灯火の明るさは主たる前照灯(ヘッドライト)より低く、しかも光軸はやや下向きになっているので、ドライバーから見ると点灯しているか、点灯していないかもはっきりとはわからない状況のはず。ましてや片側が切れて点灯していなくても異常に気づかないのが普通。
わざわざUターンして「片側の補助灯が点灯していないよ」と、注意しようとしてくれたご丁寧な警官が居たものだと驚く。
そもそも「補助灯」であり、主たる前照灯(ヘッドライト)ではない。
厳密に言えば補助灯火といえども片側が点灯しないと整備不良車両ということになるが、そのような微罪でわざわざUターンしてサイレンを鳴らして追いかけるのか。
後ろからサイレンを鳴らしてパトライトを点滅させて追いかけられれば心理的にも危機的なパニックになり、やましいことの有無は別としても当然必死で逃げるというような行動になりがちである。
下っ端の岡っ引が十手をかざして御用御用と叫んで追いかけている時代劇が目に浮かぶ。
朝日新聞の今日の夕刊記事を読む限りヒマなパトカーが引き起こした悲惨な事故のような気がする。
Posted at 2020/11/10 21:32:21 | コメント(4) | トラックバック(0) | 運転 | クルマ
2020年11月09日 イイね!

最近の自動車には水温計が無い

最近の自動車には水温計が無い最近の自動車には水温計が無いものが多い。

多くは水温の警告灯のみだ。暖気時(オーバークール時)に青く光り、オーバーヒートすると赤く点灯する警告灯が一般的で、水温の状態を即時に見ることができない。
アナログ式の水温計が装着されていてもHとCの表示があるだけのものが多く、数字が記載してあっても真中あたりに90とか100とか見当を示す数字だけで目盛りが無い。

マーチ12SRでOBD2に接続するデジタルメーターで水温を監視してみた。
エンジン始動後は毎分+5度くらいのペースで暖気が進み、冷えすぎ状態を示す青色の警報ランプが55度で消灯し、暖気が終わったことがわかる。
さらに数分アイドル状態を続けるとサーモスタットの規定値の82度でサーモスタットが開くために水温が一時的に80度以下に低下し、ふたたび水温は上昇する。
走行を開始すると水温は85度から90度くらいの範囲になる。
走行風を受けて適度な速度で走る限り、サーモスタット全開で、冷却ファンも回転しないで水温は85度から90度くらいの範囲に保たれるようだ。
しかしながら渋滞や10分ほどアイドリングを継続すると水温は100度を超える。
不凍液(LLC)が添加されているので冷却液の沸点は100度以上になっているはずだし、ラジエーターキャップで加圧式になっていて圧力が掛かっているので100度以上でも沸騰しないので大丈夫だとは理解していても気分的に水の沸点を超えると不安だ。

そのままエンジンを掛けたままにすると水温は100度を超えているが、冷却ファンは回らない。
冷却ファンが故障しているのだろうかと不安になる。
心配なままさらに数分経過すると水温は105度近くまで上昇したが水温警告灯は点灯しないし、冷却ファンも回らない。
水温が105度を示した瞬間に、冷却ファンが強で回転を始め、水温が100度以下に低下すると冷却ファンの回転は止まった。

いわゆる水冷の自動車の正常水温は85~90度が正常だと信じていた。
しかしながら最近の車は燃費や排気ガスの関係でもっと高い水温が正常らしい。
水温の正常範囲についてディーラーに質問したが、明確な回答は無かった。
というのは車速・水温・エアコン・エンジン負荷などの信号をもとに、いろいろな状態で冷却ファンのコントロールがなされていて、温度範囲が簡単に説明できるようになっていないようなのだ。
マーチ12SRの整備書を見ると、サーモスタットの開く温度82度を下限として94度までは冷却ファンは回らない。
50キロ以下の速度では水温が105度になると、冷却ファンが強で回転する。
速度が50キロを超え、80キロ以下の場合には水温が100度で冷却ファンが強で回転する。

簡単に言えば、水温82度から94度までは走行風による冷却だけで冷却ファンが回転せず、水温95度から105度までが冷却ファンによる強制冷却ということになり、水温の上限は105度という設定らしいと判明。
だが、水温警告灯は水温が何度になったら点灯するのかわからない。

さらにエアコンをオンにすると、冷媒の圧力を調べて冷却ファンの回転が適切にコントロールされる仕組みになっている。

冷却ファンはECUとファンコントロール用のコンピューターがコントロールしており、しかもCANで繋がれているというのでややこしい。
もちろんメーカーや車種により、コントロール方法や水温が違うが、類似の方法だと思われる。

サーモスタットの役割は、水温の調節だと思っていた。
確かに昔はエンジンヘッドから冷却水がラジエーターに流れるところにサーモスタットがあり、一定の温度を超えると冷却水がラジエーターに流れ込み、冷却するような仕組みになっており、冷えすぎるとサーモスタットが閉じる仕組みになっていると理解していた。

確かにサーモスタットは今でもエンジンヘッドについているが、昔はエンジン直結で常時冷却ファンを回していたが、最近はそんな車はほとんど無い。必要なときだけ電動ファンを回してラジエーターを冷却している。
で、サーモスタットの役割は昔は適度に開いたり閉まったりして水温を適温に保っていたのだが、最近はもっぱら暖気の速度を規制するものであって最高水温を制御するものではないということらしい。つまり、サーモスタットは暖気が終わると全開状態になり、水温は走行風でコントロールされ、さらに水温が上昇したら電動の冷却ファンを強で回して強制的に水温を下げる仕組みらしい。

後付けの水温計はラジエーターホースの間にアダプターを割り込ませて、水温センサーを取り付ける場合が多いが、厳密にはヘッドの水温ではない。
エンジンのヘッドに装着されている水温センサーをOBD2システムで読み取ると正確な水温を知ることが出来る。

最近はOBD2(OBDⅡ)データをWiFiやBluetoothを通じてスマホで見ることができるOBD2スキャナーとかアダプターというのが安価に市販されているので水温計代わりになる。
これを取り付ければ水温以外に電圧や燃費、エンジン回転数などいろいろなデータがスマホで読み取れるので便利な時代になったものだ。
Posted at 2020/11/09 14:23:30 | コメント(3) | トラックバック(0) | 整備 | クルマ

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