今日は札幌から稚内まで日本海に沿って北上する。
朝札幌を出て、石狩のハマナスの丘公園に行く。砂洲のような地形の先端にあり、何もない。野草の草原と灯台だけ。
ハマナス(浜茄子)はミニトマトのような赤い実がなっている。
少し戻って国道231に入り稚内を目指す。
しばらく走ると長いトンネルが続く区間に入る。トンネル内の退避所で覆面パトが待ち受け、トンネル内で追従して速度測定され、トンネルを出たところで御用になると聞いているのでトンネル内でも後ろの車両に注意して慎重に走行。
増毛に近くなると左は日本海で、ときどき小さな漁村に近づくと速度制限が50キロになり、さらに村の中心部に近くなると40キロ制限と制限が段階式に下がる。村を抜けると50キロ、60キロと段階的に制限が緩和される。これはヨーロッパなどと同じで合理的な制限速度の設定だ。
村落に入ると歩行者横断用の信号があるが、村落と村落の間には信号が全く無い。
苫前は風力発電機が多く、道路の両側にまるで並木のように風車がいっぱい林立している。
北海道はスピード違反の取り締まりが厳しいと聞いていたので慎重に走る。
平成18年12月31日以前製造の自動車は車検では実際の速度とメーター表示の誤差が10%程度許容されており、つまり10%オーバーは保安基準からは問題が無い。また、統計的にみると、速度取り締まりでは超過速度15㎞/h未満の検挙率は低いと言われているのでそれを目安に慎重に走った。
初山別の手前でレーダー探知機の警報が鳴り、スピード違反の取り締まりをやっているのを発見。
しょさんべつ天文台の入口の手前の道路の左側に椅子に座った警官が二人居る。
椅子に座ったままで赤旗をゆっくり広げて見せる。要するにゆっくり走れの警告かと思う。

画像の左側の矢印がレーダー式測定器、右側の矢印が警察官。
あとでドライブレコーダーの記録を調べるとこの付近は50キロ制限で実際にはメーター読みで65キロ前後、GPS速度では通過速度は時速約60キロだったようだ。
約10キロオーバーだが辛うじて勘弁してくれたらしい。危ないところだった。
この場所はストレートで制限速度が60キロから50キロに低下した地点で、市街地に接近しているところで、制限速度が低下した場所と市街地接近の場所が取り締まりのリスクの高いところであるとあらためて認識した。
●追記
「GPS速度では通過速度は時速約60キロだったようだ。」 と書いたが、ブログに掲載したドライブレコーダーの画像の下端に51kmという表示が記録されており、取り締まり地点を通過した速度はドライブレコーダーのGPSでは51キロだったらしい。しかしながら桑原桑原だ。(苦笑)
道の駅で巨大なキャベツを1500円で売っていた。幻の巨大キャベツ、札幌大球とある。
直径40センチはある巨大なキャベツで一抱えもあり、どうやって調理するのだろうか。
あとで調べたら「1球あたりの重量は8~20㎏、球径が40~50㎝程度と大型」とある。とてつもない巨大な野菜に驚いた。
遠別を越えるとほとんど信号がなくなった。
つまり道路際だけでなく周囲に家も牧場も何も無いということだ。
天塩を越えると海岸沿いのサロベツ原野を真っ直ぐに走る道になって、いかにも北海道だという感じ。
外に見えるのは地平線か水平線で景色がデジカメの画角に入りきらない。
30キロ以上何も無い原野を真っ直ぐ走り抜けると稚内。
ノシャップ(野寒布)岬に行く。北海道には根室の最東端にノサップ(納沙布)岬というのもあるので紛らわしい。ちょうどノシャップ岬で日没。

晩秋だし、緯度が高いので日没も早い。札幌から走ると制限速度もあり、トイレ休憩以外は走りに徹してギリギリ日没に稚内に着くということになる。
走行336キロ。
稚内のビジネスホテルにチェックイン。
適当な食事処を教えてくれと頼むが、そこの踏切を渡ったらいろいろあるというだけで具体的な情報を何も教えてくれない不親切さ。
コロナのせいか閉まっている店も多く、開店している店も暖簾が掛かっているだけで店の様子が判らず入り難い。
えぞ番屋という店に入った。まあ普通の居酒屋で刺身とホッケの焼き物を勧められた。稚内らしいメニューは無かった。勘定するときに計算間違いされてちょっと不快。
Posted at 2021/11/03 12:53:57 | |
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