
引き続き、CROWN HYBRID のドアパネル内装紹介。
← 画像は、真夏の強い日差しの下で輝くエンジンフード。
ヘッドランプのブルークリヤーレンズが紺碧色になって、
レンズを通して向こうまで紺碧色になっているのが解りますか。このクルマ、真夏はヘッドランプが濃い紺碧のまま走るので、結構迫力が有る顔になります。
ところで画像を見て感じる通り、実は200系CROWNのエンジンフードはフロントバンパーに向かって結構大きな曲線のスラントノーズなのです。
このエンジンフードは『インパクトアブソービングウェーブフード』と呼ぶのだそうです。MARK-Xほど目立つデザインでは無いのですが、これも昨今流行りの衝撃吸収ボディ設計による形状/構造で、歩行者との衝突事故の際、歩行者側の障害を軽減させる効果を狙っているとの事。
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左フロントピラー周辺をルーフから。
サイドウィンドウの鋭角頂点からタイヤハウス方向に、彫刻刀で削いだ様なへこんだラインが有るのが解りますか。デジカメの角度をいろいろな場所でこねくり回して見て、ようやく撮る事が出来ました。
これ、トヨタデザインの新たな試みなのだそうです。2008年3月のHP記事によれば、『クリーンさを印象つけるための部分ですが、フォルムに緊張感を与えるため、クォーターピラーに向けて“削いだ”ようなカットを入れています』。
茶化すのでは有りませんが、オーナーの切なる願いとして、内装装飾の安っぽさ解消に緊張感が欲しいです(T_T)
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右フロントドアパネル装備1
上にはドアオープナー/解施錠レバーとマイコンプリセットドライビングポジションシステムの操作スイッチ、下には4箇所のパワーウィンドウ操作スイッチ。
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右フロントドアパネル装備2
ドアオープナーの前にある、マイコンプリセットドライビングポジションシステムの操作スイッチ。2種類(2名)のドライビングポジション(運転座席、ハンドル位置、ドアミラー角度)を登録して、ワンタッチで呼び出し可能です。
ドア解錠との連動も設定出来、2つのキーを夫婦で別々に持ってキーごとにメモリー登録も可能です。
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右フロントドアパネル装備3
ドアオープナー/解施錠レバー接写。画像は、施錠されていない状態です。
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右フロントドアパネル装備4
ドアオープナー/解施錠レバー接写。画像は、施錠された状態です。
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右フロントドアを開けて、ボディセンターピラー部を前方向から撮影。
ここは雨水も流れる亜外面みたいなところなので、非常にシンプルです。同じ部分を9代目クラウン君のそれと比べて、明らかに違うなと思うのはボディ外面にあたる後部ドア最前部淵のブチルゴムとその形状です(画像では一番左端の湾曲した黒いゴム)。
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同上、後部ドア最前部淵のブチルゴム接写。
電動のイージークローザーが装備されているので、その作動を目で追うと、ドアを閉める最後の段階でフロントドアーエンド部分にこのゴムがぴったり圧着するのです。
9代目クラウン君にはこんなゴムは付いていませんでした。ドアを閉めた状態でも、フロントドアーとリヤドアーの間は、隙間が開いたままだったのです。
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同上、後部ドア最前部淵のブチルゴム接写。
直上からこのように見ますと、そのゴム形状が更に良く解ると思います。フロントドアーエンド部分にこのゴムがぴったり圧着する事で、もしかするとEV走行時(ガソリンエンジン停止時)や高速走行中の風切音を、これで低減する設計の意図が有るのでは無いかと思います。
確かに、エンジン停止走行中のみならず、エンジン起動中に於いても室内はびっくりする程静かです。
Posted at 2010/10/25 15:45:33 | |
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