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2010年08月23日 イイね!

マンション住まいには、かなり将来までEVは非現実的です

マンション住まいには、かなり将来までEVは非現実的です今回はタイトルで言い尽くしています。都心や同近郊の集合住宅に居を構えている一般的な会社員には、当分(10年スパンで考えた将来まで)の間、特にEV車は自家用車の購買対象にならないと思います。EVの賛成派としては残念なんですけど・・・

←こちらの画像は、シボレーボルトPHVです


エコカー交付金のメリット期限が目前に迫っている事も大きな事由のひとつですが、最新のPHVやEV車の市場投入がもう目前なのに、3代目プリウスがガンガン売れているのには当然の理由が有ります。

200Vの通常充電で8時間もチャージステーションに留め置かれるEVはどうしても、その事だけで購買意欲を削がれます。と言うのも、自分のクルマに充電するために自宅から距離のあるステーションまで、週に何回か自走しなければならないとしたら、普通の人なら『いや面倒くさい、何でそんな使い難いものわざわざ買うのよ』って事になりますもの。

都心や郊外に駐車場付の一戸建て/会社兼用ビルをお持ちの方なら、この話しは大分変わって来ます。自宅に自分のクルマ専用のチャージ電源設備を数万円内で施工可能だからです。
但し、付属駐車場が1台分しか無いとおおかたのマンション住まいと同じで、2台目を購入する余裕が有っても物理的に『一家に1台。これオンリーワン』ですので、1チャージ航続距離が200~300kmでも選択対象から漏れてしまう。ミーヴは良いクルマですけど、買う訳には行かないもの。

最近、不動産会社かデベロッパーが、新しいマンション建設に際して区分居住者が共同使用出来るチャージステーションを組み合わせたパッケージを発表してましたよね。あれなら、それに賛同する購入者ばかりが集まるでしょうから、数年後に新たな転居者とのトラブルが始まるまでは、居住者管理組合の運営はうまく行くと思います。
でも、既にマンション住まいの人達にとっては、当然『うちはEV/PHVは持ってません。だから積立金の施設施工費用支払いは反対です!』って事になります。万一多数決でまとまっても禍根は残るし、まとまらなければ当該マンションの住人は出て行くか、一番近いチャージステーションに一晩充電するために自走して行き、帰りは徒歩で戻ってくるという面倒な生活を強いられる事に・・・そんなの奥様から一蹴されちゃう。

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こちらはシボレーボルトPHVの、リヤヴュー画像です。心なしかTOYOTA PRIUSにボディラインがうり似なのは、HV/PHV専用車はみんなこうなっちゃうのでしょうか・・・

シボレーボルトはPHV車で、GMが「Extended-Range EV」と呼ぶように、基本はモーターのみ走行、ガソリンエンジンは充電専用なのがトヨタ『プリウス』との考え方の違いだそうです。
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シボレーボルトのモーターは最大出力150ps、最大トルク37.7kgm、最高速度161km/h。2次電池は蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリー。充電時間は120Vコンセントで約8時間、240Vコンセントで約3時間。

フル充電時の最大航続距離は約64km。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直列4気筒エンジンが始動し、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電します。その結果、航続可能距離は480km以上。

ボルトの正式市販モデルは、年内に生産開始予定。米国国内でのベース価格は、4万1000ドル(約360万円)ですが、実際には米国政府による最大7500ドル(約66万円)の減税が適用され、ベース価格は3万3500ドル(約295万円)となり、インフラさえ整備出来れば非常に現実的で身近なクルマです。

米国の場合、クルマを主たる移動手段として比較的長距離を走るのが一般的です。長いハイウェイを走っていてバッテリーあがりを生じた場合EV車では最悪、生命の危険も出てきますが、ガソリンステーションの現状インフラで充分クリヤ出来る点、このPHV車は今日からすぐにでも我が家のクルマ足り得ますね。
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Mercedes BENZ SLS-AMG E-CELLの画像。

このクルマは直噴V8ツインターボエンジンの代わりに、四輪にそれぞれ1個ずつのモーターを配したフルタイム4WDのEV車です。
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基本的にガソリン仕様の既存のアルミ製スペースフレームボディ/シャシーを流用して電気自動車にしています。航続距離及び充電時間は、150km走るのに8時間の充電時間が必要との事。これはプロトタイプですが、量産型では航続距離を200km前後まで増やし、車載できる急速充電器も用意されます。
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駆動モーターは、ばね下重量の増加を防ぐためインホイールとせず、1つのギヤボックスに2つのモーターを組み合わせ、これを前後にレイアウトしています。
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バッテリーは後席背後と、センタートンネル下、フロントバルクヘッド前方の3ヶ所に置かれています。リチウムイオンポリマーセルは合計324個(108セル×3ユニット)、各モーターを制御するパワーユニットも4個を独立配置としています。
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やや難点があるとすれば、モーターの強力なトルクにより0-100km/h 4.0Sec.というのは驚異的ですが、画像をご覧になって想像出来るように、約2トンの車両重量という事で、ガソリンエンジン仕様の63が1.6トン少々なのに比べて如何にも重そうです。
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Mercedes BENZ SLS-AMG E-CELL は、シボレーボルトやトヨタプリウスといった実用燃費/航続距離を充分日常使用範囲に置いたモデルと異なり、AUDI e-tron、Porsche 991と同様にその人格をハイパワースポーツに目いっぱい振ったEVエコカーです。

日本でこれを使用する事を考えた場合・・・前述の条件を満たした購買層がこれを購入したとして、都内をお買い物、には厳しい。やっぱりスポーツ出来てこその超高性能車だから、箱根まで片道約100kmで行って・・・あれ、帰って来れない・・・
すると、高価なベンツEVを現実に手にする事の出来る層の人達にとっても、EV車でちゃんと1日スポーツドライビングを楽しんで自宅に戻って来るという楽しみ方を不安無く出来る様になるには、かなり将来まで待たなくてはいけないようですね。
或いは、数年のうちにバッテリーの開発が劇的に進み、手頃なコストで何倍かの能力を持つに至る環境になれば、気軽にEVを手にする事が出来るでしょうけれど。
国内の一般ユーザーにとっても、この高額なクルマの何分の一かの価格で提供可能なEVが出たとして、やっぱりインフラ事情の進展よりも、クルマ単体としての航続性能アップのほうが早そうだし、それを待つ事になる点では状況は同じだと思います。

それ迄はやっぱり、一定期間はHV車全盛の時代が続くんだと思います・・・。

Posted at 2010/08/23 14:06:54 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマへの想い | クルマ

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