
先日、良からぬ相談にマイDらーへお邪魔した際、面白いものが敷地内に有るのが目にとまり、『勝手にフォトレヴュー』してしまいました。
この日は朝早くから伺いましたが、まだ営業時間になっていませんでした。
勿論ほかのお客さんもひとりも居ない状況で、少し迷惑を掛けてしまったようです(@ @;
・・・で、面白いものというのは・・・
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マイDらーの駐車場の片隅に、EV/PHV用の急速充電器が有るんです。
↓それは、駐車場の片隅に・・・
↓近寄ってみると、こんな感じで御座います。
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日産本社のEVステーションに、こんな屋外スタンド式のEV急速充電施設が有るのですが、これと同じですね。
↓説明書きでつ。営業さんに聞いたら、これ充電可能で、トヨタ車だけでなく、例えば三菱自動車のクルマが来て『充電させてください』と言ってもOKなのだそうです。因みに、現時点では費用は掛りません。
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この日は丁度、マイDらーさんのところに到着したタイミングで、ニッケル水素二次バッテリーの充電残量が少なくなり、巨大なV6-3,500ccガソリンエンジンが規定量まで充電するため、停車中なのに自動的にアイドリングを開始しました。
いわゆる『クラハイのアイドリング地獄』と、Super City は呼んでいます(@ @;
↓実は、ほぼ満充電に近い状態で約2kmのEV走行が可能なクラハイ君ですが、急坂路を連続してEV走行すると、比較的早めに貯めていた電気を失い、この『クラハイのアイドリング地獄』を開始します。
ここは、近所のスーパーマーケットの屋上。
↓建物階高が高く、屋上は3階の上になりますが、自走駐車場部分は7層になっています。
↓この7層を登り切ると、概ね貯めた電気が無くなります。
↓残り2目盛(紫色)を残して、『クラハイのアイドリング地獄』開始!(><;
・・・まあ、HVのなかでもクラハイ君は、燃費効率至上主義と言うよりは『そこそこの燃費で、高い動力性能を』的な性格のクルマですし・・・
長距離をEV走行する目的のPHVや、完全なEVほどの充電容量を持たない代わりに、バッテリー重量を抑えている訳で、この選択は現在のバッテリー性能でどのようなクルマを造るかといった設計思想まで遡る事になりますよね・・・
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トヨタのHVは、リヤシート後背部にこの大きさの二次バッテリーを搭載しています。画像は、現行LEXUS GS450h/CROWN HYBRID用のニッケル水素バッテリーです。
因みにPRIUS PLUG-IN HYBRIDは3倍の密度、4倍のエネルギー効率のリチウムイオンバッテリーを搭載していますが、既存PRIUS に比べて140kgも重量が増えています。
↓これは、日産LEAF Nismo RC Concept 2011。
↓日産LEAF Nismo RC Concept 2011の駆動システムはFFでは無くMRですが、バッテリーやモーターはノーマルスペックのままです。レーシング速度で20分の走行が可能。
・・・それにしても、HVに比べてバッテリー搭載量の多いこと!
ほぼ、車体の床下面積全部を占領しています。
↓こちらは、TOYOTA PRIUS PLUG-IN HYBRID。
今度の東京モーターショウにも陳列されるようですね。
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こちらは、三菱 i -MiEVの透視図。
日産LEAFと同様、車体下部に重量のかさむリチウムイオン電池を搭載。車載充電器のほか外部より充電を受け容れる接続端子は急速充電プラグと家庭用充電プラグの2種類を装備しています。
↓おそらく、駐車場を持つ一戸建ての家庭では、こんな風に家庭用充電設備からプラグインし、夜間電力でゆっくり充電するというライフスタイルを受け容れるのは、物理的には比較的容易ですよね・・・
↓これから新しく建設される集合住宅・マンションに於いては、こうした共用設備としての充電設備を備える事が可能になると思われます。
↓だけど、既存の集合住宅、特に分譲型マンションに於いては、そう簡単には行きません。
Super City の住む地域のマンションには、地下沈降収納型の機械式3段駐車設備が有りますが、これは既に物理的に設置不可能なのです。
↑上の画像は、クルマが何も駐車しておらず、収納完了状態のGLレベル。
↓下の画像は、Super City 号を指定の第2層に納めるため駐車トレイを1段、上昇させたところです。
↓そして、このように電動で地下に沈めて納めるのです。
・・・ね?
住民協議とかそれ以前に、ムリでしょ?(0 0;
あと、こちらのアドレスには、既存分譲マンションで共用の充電設備を導入しようとして、結果的に住民協議で否決となった事をブログ公開されている人のHPアドレスです。興味有る方は、是非・・・
↓
http://www.ev-magazine.jp/EV%E8%A9%A6%E4%B9%97%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/?p=271
その内容を拝見すると、まさにどこの集合住宅でも今後、同じ様な事が展開されそうな案件です。
日本国内の家族の50%近くが、こうした集合住宅に住んでいるという点を、よく考えなければならないと思います。
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BMWのPHV 4シータースポーツ、i-8。
フロント・アクスルに電気モーター、センタートンネルにあたる部分にリチウムイオン電池、そしてリアアクスル直前に1.5リッター3気筒ガソリン直噴ターボ・エンジンが横置きされ、さらに一基の電気モーターが組み合わされます。
↓この4シーターPHVスポーツは、燃費の面でも動力性能でも素晴らしいと思うのですが、充電設備の無い家庭に置いたら、ただのHVカーになってしまいます。
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Porsche 918 RSR。
こちらもHV車ですが、同系列のSpyder Concept やBMW-i 8 よりシンプルな考えのもと設計されているようです。
パッセンジャーシートの位置に有る充電設備に貯めた回生電力を、加速の欲しい時だけ数秒間ブーストとして使う。レースシーンでは、これで充分ですよね。
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HONDA FCX クラリティ 2009。
水素燃料を使った燃料電池車ですが、コストの問題以外、完成度は相当高いそうです。
最近TOYOTAからも同じく燃料電池車を公表するとアナウンスされていますが、日本国内では今後最も注目されるのではないかと思います。
↓クラリティの拡大透視図。
このクルマは、水素タンクに高圧水素を充填する事で走りますが、これまでのガソリン給油と同じくらいの短時間で充填完了し、1回の充填で600kmとか700kmの連続走行が可能だそうです。
利幅が無く従来の民間GSスタンドでは経営の難しい電気と異なり、充分経営が成り立つ可能性が有りますし、クルマのユーザーはEV車の様に100kmごとに急速充電スタンドを探して長時間停車する、という事もしなくて済み、何より自宅に充電設備を備える必要が有りません。
こちらのアドレスには、i-MiEVで長距離を実際に走ったらどういう感じになるのか、実際に試した人のドライビングレポートが掲載されています。興味有る方は、是非・・・
↓
http://www.ev-magazine.jp/EV%E8%A9%A6%E4%B9%97%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/?p=753
・・・う~ん、まだまだかなあ。
↓因みに、これはクラリティのインホイールモーター。
以上、長々と掲載してしまいましたが、一戸建てを買えないサラリーマンの嘆きでちた(^ ^;