カイエンさん戻ってきました

3週間に及ぶ入庫を終えてカイエンさんが戻ってきました。

こう書くと何だか大事のように見えますが
納車直後から指摘していた異音をしっかり調査したいとの申し出に乗っただけです。
で、結局「再現せず」で戻ってきて、これもまたあるあるですが
Dを出てすぐに音が出ています（笑）

で、お借りしていたカイエンSのオフロードパッケージと
カイエンGTSクーペとの印象ですが・・・

改めて「別物」と感じました。

まず、エンジンがV6とV8の違いが顕著で別物。
扱いやすさ、余裕、フィーリング、質感全て別物。
同じ６気筒でもビーエムの直６の方が明らかに上質で
その点も別物と感じる要因です。
これは良し悪しではなくて、金額や車種による違いを「あざとく」演出する
ポルシェのやり口だと思います（笑）
ミッションの制御もGTSの方がより感性に寄り添っていると言えます。

続いて乗り味と乗り心地ですが
年式は１年しか変わりませんが、明らかにクーペGTSの方が
しっとり滑らかで代車さんの方が角があって跳ねる印象です。
空気圧はもちろん両方ともに適正値です。
（あくまで比べればの話ですので優劣ではありません）
ハンドリングの奥深さもしかりです。
（どちらもバネサスです）

室内の質感は思った以上に異なっており
GTSはドア下部やセンターコンソール両脇までレザーになっており
BMWで言うところの「フルレザーメリノ」レベルにあたります。
天井もいわゆるスウェード調の「レーステック」で
アルカンタラフェチの自分には刺さります。
代車さんはインパネをはじめシート以外の部位は全て樹脂むき出しで
形状は同じなのに思いのほか印象が異なります。
（シートもどうやら合成皮革らしい）

GTSにはレザー内装は標準装備されているのでお得感がありますが
ベースグレードにもレザー内装とレーステックルーフのお布施をすれば同じです。

あとは信号待ちなどでGTSの方が見られる頻度が高いです。。。
引き取った帰り道も新型RXの「オウナー」に目をひん剥いてガン見されて
複雑な心境でした。。。

話は戻りますが、やはりポルシェは
「お布施」の量で露骨に差別化する
あざといメーカーだなというのが結論です（笑）