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新型プリウスが発表されました。
今の所デザインが酷評された従来型に対して
概ね好評な様ですね。
発売されたら例によって入手難かと思われます。

ただ、仕事用に20→50と乗り継いだ
私の感想は少々異なります。

今乗ってる50は発表時にカッコ悪くて予約敬遠して
発売後に試乗したら（20や30に比べて）
乗り味の良さにやられて結局乗り換えしました。

で、50に乗って早7年になりますが
いまだに馴染めないのが「低さ」です。

50は30に比べて座面高が50mm程下がったそうですが
乗り降りがしづらいの一言です。
お年寄りや腰の悪い人には拷問かと思います。

で、新型はこの50より更に50mm座面高が下がり
室内高は100mm以上小さくなったそうです。
むしろスポーツカー並みの高さなので
逆に悪く無いかもしれませんが、、、

ある程度実用性を犠牲にして先鋭化する事に
異論はありませんが、沢山の人が乗るクルマとしては
心配でなりません。

実車を見て乗るまでは不安だったりします。

と言うことで発売開始されましたが、買えないのに発売開始って(;・∀・)

以前お世話になっていたお店にも展示車が到着し
見に来てください！とのことで立ち寄ってみました。

ワールドプレミアから5か月経過していますので
新鮮味ゼロですね。。。

外観はノーズのデコ具合がやはり気になります。
それ以外は従来型が自信に満ち溢れたディティールなのに対し
新型は弱気というか吹っ切れない造形に感じます。

内装もNXと同じメーター、ステアリング、ナビ画面周りということで
新鮮味がなく初めて見る新型車のワクワクはありませんでした。
Fスポーツ系にはウッドパネルが選択できなくなったのも残念。

既存顧客が多い車種にもかかわらず、海外での台数が優先され
日本向けは北米はもちろん、中国、欧州よりも少ない台数になるそうです。
それを取り合うことになるため、抽選販売になるそうですが
もはや不信感しかありません。
転売防止のため既存顧客も新規顧客も全て所有権が付けられないそうです。
しかも最も売れ線となる350hの販売を延期してこれですからね。

販売店スタッフもクルマが納められないからインセンティブが付かなくて
モチベーション下がっているところに、毎日納期でお詫びする日々で精神的に続かないと思います。
顧客も離れるでしょうし。

NXの様な泥沼納期を防ぐために
フィルターを掛けると言うことにはなりますが
実態は単に海外優先しているのを
半導体不足としてごまかしているだけだと思います。

新型クラウンの目玉となるRS系は出荷が遅れており
ようやく各媒体の試乗レポートが解禁となり
店舗にも配備が始まったようなのでチェックしてみたら
お世話になっている販社にも試乗車があったので試してきました。

初期配車はアドバンス系のみとなりますので試乗車は当然RSアドバンスです。
イメージカラーのカッパー/ブラックのツートンで目立ちます。
この見た目に慣れる日が来るのでしょうか・・・

内装は以前乗ったGアドバンスレザーとほとんど同じですが
差し色がより派手なオレンジとなっています。

早速走り出してみます。
前回のGより足がしなやかに感じ、ノイズも少ない印象です。
ゴツゴツ感もなく、衝撃の角が取れており好印象。
6AT＋モーターのため、ラバーバンドフィールは無く
エンジンをモーターでブーストしながら加速するイメージです。
加速中も静粛性が高く、G系より完成度が高く感じます。

大きく踏み込むと滑らかなパワー感で
後ろから押されるというよりフロントが持ち上がり
前から引っ張られるような加速で、速いなと感じるレベルです。
ただ、エンジンの音が終始軽くて高級感に欠けるのと
完成度が高い＝刺激は薄いため
高性能ユニットの車に乗っているんだという印象は残りません。

特にエンジン音は8AR-FTSに似た軽くて線の細い感じで
ずっと同エンジンのクラウンに乗っている方なら
気にならないのかもしれませんが、6気筒からの移行は寂しいかもしれません。
この辺りは今の時代チューニングで何とでもなりそうなので
もう少し低音主体のサウンドにしてあげると高級感につながるのではと思います。
エクストレイル等他の小排気量エンジン車でも高級感のあるサウンドを実現していますので、この点は「クラウンの高級感」を見せつけてほしいところです。

ということで、現時点ではクラウンクロスオーバーにおいて
最もまとまりの良いグレードと思えましたが
じゃあ欲しいかと言われれば、「否」となるのが残念です。